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【HEAD】プロストックのコード一覧|PT・TGK・TGTと元になった市販モデルの対応表【2026年】

HEAD プロストックのコード一覧 テニス
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どうもじょりじょりです。

プロ選手のラケット記事を書いていると、ヘッドのラケットには必ずと言っていいほど「PT57A」「TGT307.2」「TGT344.3」のようなコードが出てきます。このコードは、プロストックの中身(型とカーボンの組み方)を表すものです。

ただ、「そのコードが、どの市販のラケットと同じ型なのか」をまとめた日本語の情報はほとんどありません。そこで今回は、ヘッドのプロストックのコードと、元になった市販モデルの対応表を作りました。かなりニッチですが、プロストックが好きな人や、中古でプロストックを探している人の参考になればうれしいです。

※2026年11月1日時点でまとめた情報です。ヘッドはコードの意味を公表していないので、海外の掲示板Talk Tennisでプロストックに詳しい人たちの書き込みと、海外のプロストック専門店の商品情報をもとにしています。情報源が1つしかないものは、確からしさを「中」や「参考」にしています。

▶ プロストックそのものについては「プロストックとは」の記事で解説しています
▶ 選手ごとのラケットは「プロ選手の使用ラケット一覧」で探せます

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この記事のポイント

  • TK+数字は型(モールド)の番号。グロメットにも同じ番号が入っている
  • TGK・TGT+数字.数字は「型+カーボンの組み方」のコード。数字が同じなら同じ型で、市販品にも同じ番号が入っていることがある
  • PT+数字は、昔はオーストリアの工場で作られたプロ専用のもの(PT57Aなど)。最近のPT339.2などは、市販と同じ型にプロ用のカーボンの組み方をしたもの
  • 小数点の後ろ(.1・.2など)は、ストリングパターンやカーボンの組み方の違い。「.1は18×20」のような決まりは型ごとにバラバラ
  • グリップの中(パレットの下)にコードが印刷されていることが多い。スロートのシールの数字はロット番号でコードではない

ヘッドのプロストックのコードの読み方

TK:型(モールド)の番号

「TK307」「TK293」のようにTKから始まる番号は、ラケットの型(モールド)を表しています。グロメット(ガットを通す穴の部品)にも同じTKの番号が入っていて、たとえばグラフィン プレステージMPのグロメットには「TK293」と書かれています。

TGK・TGT:型+カーボンの組み方(レイアップ)

「TGK238.1」「TGT307.2」のような番号は、型とカーボンの組み方(レイアップ)を合わせたコードです。小数点の前の数字が型、後ろの数字がそのバリエーションです。

面白いのは、市販品にも同じ番号が入っていることがある点です。掲示板では、市販のマイクロジェル プレステージ ミッドのグリップの中から「TGK237.1」、市販のユーテック ラジカルMPから「TGK260.1」が出てきたという報告があり、「市販品とプロストックが同じ型」だと分かる手がかりになっています。

TGKとTGTの違いは、作っている工場や時期の違いと言われることが多いです(古いものがTGK、新しいものがTGT)。グラフィン ラジカルMPの型(307)では「市販品がTGK、プロストックがTGTで、違いはグリップの中の重りくらい」という説明もありました。

PT:プロ用のカーボンの組み方

PTから始まるコードは、プロ用のものです。PT57AやPT10などの古いPTは、オーストリアの工場で作られていたプロ専用のラケットで、トップ選手向けに使われていました。

最近は、PT339.2やPT348.1のように市販と同じ型(TGTと同じ番号)にPTが付いたものもあります。これは同じ型に、市販とは違うプロ用のカーボンの組み方をしたもの、と説明されています。

小数点の後ろの数字は、型ごとに意味が違う

2009年ごろの掲示板では「.1は18×20、.2は硬めの16×19、.3は柔らかめの16×19」という説明が出回りました。ただ、その後に実物を持っている人たちから「型によって違う」という指摘がたくさん出ていて、決まったルールはないというのが今の見方です。たとえばTGT293は.1が16×19・.2が18×20ですが、TGK231は.2が18×20・.3が16×19です。

コードはどこに書いてある?

  • グリップの中(パレットの下):今のヘッドは、グリップのパレットを外したフレームに「TGT293.2」のように印刷されていることが多い。重さやバランスのシールが貼られていることも
  • スロートの内側:PT57Aなど昔のプロストックは、スロートの内側にコードが印刷されていた
  • スロートのシールの数字:「06782010」のような数字のシールは、ロットを表す番号で、型のコードではない(文字の部分が作った年を表すという話も)

プレステージ系のコード

コード元になった市販モデル(型)パターン使っていると言われる選手確からしさ
PT10プレステージ クラシック600(ミッド)18×20サフィン高
PT57A(A2・A3など)プロツアー630(=ラジカル ツアー630と同じ型)16×19・18×20の両方マレー、ハンフマン、セルンドロ(PT57A2)高
PT57Ei.プレステージ(PT57Aより硬め)18×20―中
TGK223.2フレックスポイント プレステージMP(プロツアー630の型に、ふさいだ穴があるもの)――中
TGK237.xマイクロジェル プレステージ ミッド237.1=18×20 ほかサフィン(現役の最後)高
TGK238.xマイクロジェル プレステージMP(238.1)・プロ(238.2)、ユーテック プレステージMP(238.4)・プロ(238.5)MP=18×20、プロ=16×19ワウリンカ(238.3)高
TGT292.1IGプレステージ ミッド18×20サフィン(引退後)中
TGT293.xIG・グラフィン プレステージMP293.1=16×19、293.2=18×20多数高
TGT291.xIGプレステージS から続く型16×19―中
TGT312.xグラフィン プレステージ レフプロ(93平方インチ)16×19チリッチ高
TGT334.xグラフィン タッチ・360+ プレステージ ツアー(99平方インチ)334.1=18×19メルツァー中
TGT345.xグラフィン360+ プレステージ プロ(98平方インチ)345.1=18×20、345.2=16×19―中

プレステージで一番有名なのは、やはりPT57Aです。プロツアー630の型で、掲示板では「プロツアー630とラジカル ツアー630は同じ型」という話も出ています。PT57A・PT57A2・PT57A3のように、後ろに数字が付いたものはカーボンの組み方の違いで、16×19と18×20の両方があります。

TGT293は、IGプレステージMPやグラフィン プレステージMPの型のプロストックで、今でも使っている選手が多い型です。グロメットは「TK293」で、グラフィン プレステージMPと共通です。

TGT291とTGT334は少しややこしいところで、掲示板でも混同されがちです。TGT291は「IGプレステージSから使っている型」という書き込みがあり、TGT334は「グラフィン タッチ・360+ プレステージ ツアーの型(99平方インチ・18×19)」と説明されています。

ラジカル系のコード

コード元になった市販モデル(型)パターン使っていると言われる選手確からしさ
PT113B → PT346.1i.ラジカル(Ti.ラジカル)系の型。リキッドメタル ラジカルMPと同じ型という説も18×20 → 18×19ジョコビッチ高
PT167Aフレックスポイント ラジカルMP18×20クエルテン(個人所有のものが出回っている)中
TGK231.xマイクロジェル ラジカルMP231.1・231.2=18×20、231.3=16×19チリッチ(231.3)、シャルディ(231.2)高
TGK260.x・TGT260.xユーテック・IG ラジカルMP260.1=18×20(市販と同じ)、260.2=16×19、260.3=18×20、260.5=16×19ベルディヒ(260.2)、フリッツ(260.3)高
TGK269.1ユーテック ラジカル プロ(100平方インチ)16×19シャラポワ高
TGT307.xグラフィン ラジカルMP(2014年)から続く型(TK307)307.2=16×19ボルジェス、アルナルディ、スティーブンス高
TGT351.xグラフィン360+ ラジカルMP(2021年)から続く型351.1=16×19、351.2=18×20コボッリ中
TGT352.x・PT352.1グラフィン360+ ラジカル プロ(2021年)から続く型16×19セルンドロ(PT352.1)中

ジョコビッチ選手のPT113BとPT346.1は、掲示板で「Ti.ラジカル・i.ラジカル系の型(TK113)」と説明されています。「リキッドメタル ラジカルMPとも同じ型で、溝がないだけ」という人と、「溝がないのはリキッドメタルの型ではないから」という人がいて、ここは意見が分かれています。2018年ごろにPT346.1に変わり、型はほぼ同じでストリングの溝の終わり方が少し違うだけだそうです。

TGT307は、2014年のグラフィン ラジカルMPから続く型です。「ラジカル プロの型?」という質問が出たこともありますが、詳しい人の答えはずっと「グラフィン ラジカルMPの型」で、グロメットもTK307です。今のラジカルの塗装を使っている選手の多くは、この307か351を使っていると言われています。

ちなみに、TGK260.1は市販のユーテック ラジカルMPと同じコードです。プロストックの260.2(16×19)は市販されていないので、ベルディヒ選手のラケットは「市販にはない16×19のユーテック ラジカルMP」ということになります。

スピード系のコード

コード元になった市販モデル(型)パターン使っていると言われる選手確からしさ
TGK262.xマイクロジェル・ユーテックのころのスピード プロ(細いフレーム)――中
TGK263.x・TGT263.xユーテック・IG・グラフィン スピードMP263.1=16×19 ほか―中
TGT301.xグラフィンXT・タッチ スピードMP/プロ(TK301・22mm)301.4=MP 16×19、301.2・301.5=プロ 18×20シナー(301.4)、ルースブオリ、エチェベリ(以前)高
PT310.xTK301の形で、95平方インチにしたもの16×19・18×20―中
TGT339.x今のスピード(TK339・23mm)。グラフィン360のころからと言われる339.1=プロ 18×20、339.2=MP 16×19サムソノワ・ムチョバ(TGT339.2)高
PT339.2TK339の型に、プロ用のカーボンの組み方16×19・18×20ガウフ、ホダル高

スピードは、同じ塗装でも22mmの旧型(301)と23mmの今の型(339)で中身がまったく違うのがポイントです。シナー選手は今もグラフィン タッチのころの301の型で、サムソノワ選手やムチョバ選手は339の型、と言われています。

エクストリーム系のコード

コード元になった市販モデル(型)パターン使っていると言われる選手確からしさ
TGK219.x・PT219.xマイクロジェル エクストリーム(プロ)から続く型16×19 ほかクズネツォワ(PT219.2)高
TGK285.x・TGT285.xユーテックIG エクストリーム〜グラフィン・XT エクストリーム285.1=MP、285.2・285.3=プロクレイチコバ高
TGT333.x・PT333.xグラフィン タッチ エクストリームMPから今のエクストリームMP16×19ストルフ(TGT333.1)、ダビドビッチ・フォキナ(PT333.2)高
TGT348.1・PT348.1グラフィン360+ エクストリーム ツアー16×19ムゼッティ(PT348.1)高

TGK219は番号の後ろが「219.10」「219.23」のように2けたまであって、市販品とプロストックの両方に使われていた、と言われています。

グラビティ系のコード

コード元になった市販モデル(型)パターン使っていると言われる選手確からしさ
TGT341.xグラビティ MP341.1=16×20、341.2=18×20―中
TGT344.xグラビティ プロ344.1=16×19、344.3=18×20(穴の角度が市販と違う)、344.4=18×20ズベレフ・ルブレフ・バシラシビリ(344.3)高

TGT344.3は、市販のグラビティ プロと同じ18×20ですが、ストリングの穴の角度(ドリル)が違うと言われています。スピードの塗装なのに中身はグラビティ プロ、というバシラシビリ選手のような例もあります。

インスティンクト系のコード

コード元になった市販モデル(型)パターン使っていると言われる選手確からしさ
PT161リキッドメタル インスティンクト(ツアーXL)16×19・18×19ガスケ、ユーズニー、アザレンカ(以前)高

市販のリキッドメタル インスティンクトのパレットを外したら「161」のコードが出てきた、という報告があります。ガスケ選手のラケットは「スロートの溝のない、27.5インチ・16×19のリキッドメタル インスティンクト ツアーXL」で、これがPT161と説明されています。

参考:販売サイトの商品名だけで確認できたコード

ここからは、海外のプロストック専門店の商品名でしか確認できなかったコードです。商品名は「コード+塗装」なので、塗装から元の型を推測しています。確からしさは低めなので、参考程度に見てください。

コード商品名に出てくる塗装推測される元の型
TGT297.xIGインスティンクトMP、グラフィンXT インスティンクトMPIGインスティンクトMP系
TGT325.3グラフィン タッチ・360 インスティンクトMP(16×19)グラフィン タッチ インスティンクトMP系
TGT365.1ブームMP(2022〜2026)ブームMP
TGT366.3ブーム プロ(2022〜2026)ブーム プロ
TGT370.1スピード チーム(2024・2026)スピード チーム
TGT373.xグラビティ ツアー(2025)グラビティ ツアー(2025年の新しい型)
TGT375.1スピード ツアー(2026)スピード ツアー(2026年の新しい型)

プロストックの型の市販品を打った僕の感想

このページに出てきたコードの元になった市販品は、けっこう打ってきました。

  • リキッドメタル ラジカルMP(PT113Bに近い型と言われる):現代のラケットにないしなりと球の伸び。ジョコビッチ選手のプロストックの元になった名器
  • マイクロジェル ラジカルMP(TGK231の型):柔らかさと弾きが両立していて、厚く当てるとすごく伸びる
  • プレステージ ツアー600(PT10の元のクラシック600):しなりと柔らかさが最高。ただし優しさはない笑
  • リキッドメタル プレステージMP:ウェットで最高の打感。潰してスピンをかけるタイプ
  • IGインスティンクトMP:黄金スペックの中では弾きが少なくマイルド
  • グラビティ プロ(2023)(TGT344の型):18×20でもスペック以上に使いやすく、結構飛ぶ
  • スピードMP 2025(TK339の型):しっとり掴む打感の、面の安定した万能ラケット

【HEAD】リキッドメタル ラジカルMP インプレ|ジョコビッチのプロストックの元になった名器
【HEAD】マイクロジェル ラジカルMP インプレ|柔らかさと弾きが両立した、今でも使える傑作
【HEAD】プレステージ ツアー600(クラシック600)インプレ|2023年に復刻された名器の打感は最高
【HEAD】リキッドメタル プレステージMP インプレ|今でも使いたくなる最高の打感の名器
【HEAD】ユーテックIG インスティンクトMP インプレ|復活してほしい、柔らかめの黄金スペック
【HEAD】グラビティ プロ(2023)インプレ|18×20でもスペック以上に使いやすく、結構飛ぶ
【インプレ】HEAD SPEED MP 2025を徹底レビュー!柔らかい打感と圧倒的扱いやすさを誇る万能ラケット

よくある質問

Q. TGTとPTはどっちが「本物のプロストック」?
A. どちらもプロストックです。昔のPT(PT57Aなど)はオーストリアで作られたプロ専用のもの、TGT・TGKは市販品と同じ型のプロストックです。最近は同じ型にプロ用のカーボンの組み方をしたPT(PT339.2など)もあります。

Q. 市販品とプロストックで、同じ番号なら同じラケット?
A. 型は同じですが、重さの調整やグリップの中の重り、カーボンの組み方が違うことがあります。「同じ番号=同じ型」と考えるのが安全です。

Q. 自分のラケットのコードはどうやって見る?
A. グリップのパレットを外すと、フレームにコードが印刷されていることが多いです。昔のプロストックはスロートの内側に書かれています。

Q. 「.1は18×20」は本当?
A. 型によって違います。TGT293は.1が16×19、TGK231は.3が16×19で、決まったルールはありません。

まとめ

  • TKは型、TGK・TGTは型+カーボンの組み方、PTはプロ用のカーボンの組み方
  • 同じ数字なら同じ型。市販品にも同じコードが入っていることがある
  • 小数点の後ろの意味は型ごとにバラバラなので、パターンは実物で確認するのが確実

新しいコードや、違う情報が見つかったら、このページに追記していきます。それではここまで読んで頂きありがとうございました。

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参考(確認日:2026年11月1日)

じょりじょり

東北出身、テニス歴15年、

テニスラケット収集が趣味で90年代から現在のラケットまで幅広くコレクションしています。
最近はJOPにも挑戦中です。中々勝てませんが笑
年間ラケット購入数は過去最高50本です。
現在までのラケット、ストリング使用数は200を越えています。

メイン:プリンス ビースト100 2026
使用ストリング:ゴーセン G-tour1 

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