どうもじょりじょりです。
今日はヤニック・シナー選手が実際に使っているラケットとストリングの紹介です。
シナー選手のラケットは、見た目はヘッドの「スピード」ですが、中身は今の市販品とは違う、少し前のスピードのモールド(型)だと言われています。さらに11月には、その型を使った「シナーモデル」が出るという話も海外の掲示板で出ています。確認できる情報と、掲示板で言われている話(噂)を分けてまとめました。
※2026年10月12日時点の情報です。プロストックの中身はメーカーが公表していないので、型や中身の話は海外の掲示板で言われている情報です。
この記事のポイント
- 塗装はヘッドの「スピード」。2022年モデルの塗装をずっと使っている
- 中身は2017年ごろのグラフィン タッチ スピードMPと同じ、22mmの型と言われている(今の市販品は23mm)
- セッティングはストリング込み328g・バランス33cm・スイングウェイト339(2025年ウィンブルドン時点)
- ストリングはヘッド ホークタッチ 1.30を縦横28kg
- 11月19日ごろに「スピード シナー」が出るという噂。シナー選手の22mmの型に、今のスピードの素材を入れたモデルという話
- シナー選手本人は、ひざの炎症で2026年シーズンの残りを欠場すると発表
シナーの使用ラケット
Embed from Getty Images Embed from Getty Images塗装はスピード。2022年モデルの塗装を使い続けている
シナー選手は長くヘッドのスピードを使っています。面白いのは、2024年・2026年と新しいスピードが出ても、2022年モデルの白黒の塗装をずっと使い続けていることです。海外の掲示板では「ゲン担ぎでは」という声が多いです。
イタリアテニス連盟のメディアSuperTennisの2025年ウィンブルドンの記事でも、使用ラケットはヘッドのスピードMP(100平方インチ・16×19)と紹介されています。
中身は22mmの旧スピードの型(と言われている)
海外の掲示板Talk Tennisでは、シナー選手の本当のラケットは、2017年ごろのグラフィン タッチ スピードMP(その前のグラフィンXT スピードMPも同じ型)と同じ、フレーム厚22mmの型だと言われています。グロメット(ストリングを通す穴)を2本で共有する作りで、のどのところのストリングが6本なのが特徴だそうです。
今の市販のスピードMPは23mmの別の型なので、見た目は同じスピードでも、中身は少し前の世代のラケットということになります。カーボンの組み方(レイアップ)も選手専用のものだという書き込みがあります。ヘッドのプロストックのコードでいうと、型はTK301、レイアップはTGT301.4と呼ばれるものだそうです(今の市販のスピードの23mmの型はTK339)。
| 項目 | 市販 スピードMP(2025〜2026) | シナーの実際のラケット |
|---|---|---|
| フェイス | 100平方インチ | 100平方インチ |
| ストリングパターン | 16×19 | 16×19(のどは6本) |
| フレーム厚 | 23mm | 22mm(噂) |
| 重さ | 300g(ストリングなし) | 328g(ストリング込み) |
| バランス | 320mm | 33cm(ストリング込み) |
| スイングウェイト | — | 339(ストリング込み) |
| RA値 | 63前後(僕の試打記事の値) | 60 |
※シナー選手の重さ・バランス・スイングウェイト・RA値は、SuperTennisの2025年ウィンブルドンの記事の数値です。フレーム厚と型の話は海外の掲示板の情報です。スイングウェイトは「もっと軽いのでは」という書き込みもあり、時期によって変わっている可能性があります。
鉛は3時・9時に「)(」の形
2026年10月、シナー選手がInstagramのストーリーに載せた写真で、フェイスの3時・9時のあたりに貼った鉛が「)(」のように曲がった形になっていて、掲示板で話題になりました。たまたまずれたという意見と、わざとこの形にしているという意見があり、答えは出ていません。どちらにしても、市販のスピードMPに少し鉛を足して、スイングウェイトを上げているセッティングです。
シナーの使用ストリング
ストリングはヘッドのホークタッチ 1.30です。SuperTennisの記事によると、2025年ウィンブルドンのときは縦横とも28kgで張っていました。
ホークタッチは柔らかめのポリで、目が粗い16×19を、太めのゲージと高めのテンションで抑えている形です。大会では前の晩に6本を渡して、翌朝のウォーミングアップ用に1本だけ早めに仕上げてもらう、という段取りだったそうです。
11月に「スピード シナー」が出る?(噂)
9月中旬から、Talk Tennisで「シナーのラケットが出る」という話が続いています。ヘッドからの正式発表はまだありません。
- 名前は「スピード シナー」で、16×19の1本だけという話
- シナー選手が使っている22mmの型に、今のスピードと同じHY-BOR(ハイボー)入りのカーボンを入れたモデルという話。つまり、型はシナー選手と同じでも、中身のレイアップまで同じではない
- 重さはストリングなしで304g前後、バランス324mm前後、ツヤありの塗装で、シナーのロゴとイタリア国旗の色のラインが入るという書き込み
- 世界発売は11月19日ごろ(トリノのATPファイナルに合わせる予定だった)という話。中国では2,580元前後、アメリカでは299ドル前後という書き込みも
最初は「今の23mmの市販品の色違い」という書き込みと、「22mmの旧型」という書き込みで意見が割れていましたが、10月はじめに写真が出回ってからは22mmの型という見方が強くなっています。ただし、シナー選手がケガでシーズンを終えたため、中国での発表イベントは中止になったという話もあり、発売時期がずれる可能性はあります。
▶ 【ヘッド】スピード シナー リーク情報|22mmの旧型・スペック・発売日・今のスピードMPとの違い
スピードMPを打った僕の感想
僕は市販のスピードMP(23mmの今の型)を試打しています。打感は柔らかめで球持ちが長く、スピンが自然にかかって、ボレーの面の安定感も高い、オールラウンドに使いやすいラケットでした。
シナー選手の22mmの型は打っていないので、ここからは掲示板の話です。旧型を持っている人の書き込みでは、今のスピードより弾道が低めで、ボールを上に持ち上げるより前に押していくタイプ、外したときは今のスピードより厳しい、という声が多かったです。
なので、「スピードは打ちやすいけど、もう少し低く速いボールで攻めたい」という人には、スピード シナーはかなり気になる1本になりそうです。発売されたら試打して追記します。
▶ 【インプレ】HEAD SPEED MP 2025を徹底レビュー!柔らかい打感と圧倒的扱いやすさを誇る万能ラケット
市販でシナーのセッティングに近づけるなら
- ラケット:いちばん近いのは、11月に出ると言われているスピード シナー。今すぐなら市販のスピードMP、中古ならグラフィン タッチ/グラフィンXT スピードMP(シナー選手と同じ型と言われている)
- ストリング:ヘッド ホークタッチ 1.30。シナー選手の28kgはかなり高めなので、一般の人は22〜24kgくらいから試すのがおすすめ
- 重さ:3時・9時に少し鉛。ストリング込み328gはスピードMPに25g以上足すことになるので、いきなり真似せず2〜4gずつ
今のスピードMPの購入はこちらです。
よくある質問
Q. シナーのラケットは市販されていますか?
A. 塗装が同じスピードは市販されていますが、中身は違うと言われています。シナー選手と同じ型を使った「スピード シナー」が11月に出るという噂があります。
Q. シナーのラケットの重さは?
A. 2025年ウィンブルドンのときで、ストリング込み328g・バランス33cm・スイングウェイト339と報じられています。
Q. シナーのストリングとテンションは?
A. ヘッド ホークタッチ 1.30を、縦横とも28kgで張っています(2025年ウィンブルドン時点)。
Q. なぜ古い塗装を使っているの?
A. 本人は理由を話していませんが、海外の掲示板ではゲン担ぎではという見方が多いです。
まとめ
- シナー選手のラケットは、塗装はスピード(2022年モデル)、中身は22mmの旧スピードの型と言われている。
- セッティングはストリング込み328g・バランス33cm、ホークタッチ 1.30を28kg。
- 11月に22mmの型を使った「スピード シナー」が出るという噂。発売されたら試打して追記します。
それではここまで読んで頂きありがとうございました。
関連記事
- 【インプレ】HEAD SPEED MP 2025を徹底レビュー!柔らかい打感と圧倒的扱いやすさを誇る万能ラケット
- 【2026年】ジョコビッチの使用ラケット・ストリング|塗装はスピード、中身は95インチのプロストック
- マッテオ・ベレッティーニ選手の使用ラケット・ストリング|中身はマイクロジェル エクストリーム、市販で再現も
- アンディ・マレー選手の使用ラケット・ストリング|塗装はラジカル、中身はPT57A(プロツアー630)
- 【2026全仏オープン】プロの使用ラケット・使用モールドまとめ
- プロストックより市販ラケットを自分好みに調整するほうがおすすめな3つの理由
- 【メーカー別】HEAD(ヘッド)のテニスラケットの特徴と印象|シリーズ別の打感・選び方まとめ
参考(確認日:2026年10月12日)
- SuperTennis:Sinner, Djokovic, Fritz, Alcaraz, così le loro racchette per le semifinali a Wimbledon(2025年7月11日)
- Talk Tennis「Sinner Speed」
- Talk Tennis「Jannik Sinner interesting lead placement (PHOTO)」
- Talk Tennis「Why is Sinner still playing with Speed 2022 paintjob…」
- AP(WECT):Jannik Sinner to miss the rest of the year due to knee inflammation(2026年10月6日)


