どうもじょりじょりです。
今日は、ラファエル・ナダル選手が現役時代に実際に使っていたラケットとストリングの紹介です。
ナダル選手はスペインの選手で、グランドスラムは22勝。そのうち全仏オープンは14回も優勝しています。2024年11月のデビスカップを最後に引退しました。
ラケットはずっとバボラのアエロ系です。表向きはピュアアエロの新しい塗装になっていきましたが、中身は2004年ごろの初代アエロプロドライブのままだったと言われています。
※2026年10月28日時点でまとめた情報です。プロのラケットの中身はメーカーが公表していないので、型や中身の話は海外の掲示板や当時の報道で言われている情報です。
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この記事のポイント
- 2004年からアエロプロドライブ。その後ピュアアエロの塗装になっても、中身は初代アエロプロドライブ(コアテックスなし)と言われる
- フェイスは100平方インチ・16×19。重さはガットなしで311g→314g→317gと、少しずつ増えていった
- 2018年の全仏決勝前にバボラが公表したスペックは、ガットなし317g・バランス328mm・スイングウェイト330
- 鉛は12時(ヘッドの先)とグリップ側。2011年ごろから少しずつヘッドに重さを足した
- ストリングはプロハリケーン ツアー→RPMブラストの1.35mmを、25kg(55ポンド)
- 2023年のピュアアエロ ラファ オリジンは、ナダル選手の実戦スペックをそのまま再現したモデル
ナダルの使用ラケット
Embed from Getty Images Embed from Getty Images上の写真は、初優勝した2005年の全仏オープン準決勝(フェデラー選手戦)と、14回目の優勝となった2022年の全仏オープン決勝(ルード選手戦)のものです。
中身はずっと初代アエロプロドライブ
ナダル選手は2004年ごろから、バボラのアエロプロドライブを使い始めました。100平方インチ・16×19の、空気抵抗を減らした形のラケットです。
その後アエロプロドライブには「コアテックス」という振動吸収の仕組みが入り、2016年からは名前がピュアアエロに変わりました。ナダル選手もそのたびに新しい塗装になりましたが、海外の掲示板では「中身は初代のアエロプロドライブ(コアテックスなし)のまま」という見方でほぼ一致しています。
実際に、2014年の全仏決勝で使ったナダル選手のラケットを持っている人は「市販品にはあるコアテックスがない。初代アエロプロドライブの型をずっと使っていた」と紹介していました。2016年ごろには黒く塗ったピュアアエロの試作品を少し使ったものの、すぐに元のラケットに戻したそうです。
| 時期 | 塗装 | 重さ(ガットなし) | ストリング |
|---|---|---|---|
| 2005〜2008年 | アエロプロドライブ | 311g | プロハリケーン ツアー 1.35mm・25kg |
| 2010〜2012年 | アエロプロドライブ GT | 311g | RPMブラスト 1.35mm・25kg |
| 2013〜2014年 | アエロプロドライブ | 314g | RPMブラスト 1.35mm・25kg |
| 2016年〜 | ピュアアエロ(デシマ・ラファなど) | 317g | RPMブラスト 1.35mm・25kg前後 |
上の表は、2017年にバボラが公式サイトで紹介した内容です。2011年ごろに、叔父のトニさんの希望で「ボレーとサーブに深さを出すため」に3g足したのが最初の変更で、その後さらにヘッドに重さを足しています。
ナダルのラケットのスペック
| 出どころ | 重さ | バランス | スイングウェイト |
|---|---|---|---|
| 2007年に実物を測った人(ガット込み) | 約329g | ― | 355 |
| 2009年ごろ(掲示板の情報) | 343g | 335mm | ― |
| 2014年全仏決勝のラケット(ガット込み・グリップ込み) | 338g | ― | 360 |
| 2018年全仏決勝前にバボラが公表(ガットなし) | 317g | 328mm | 330 |
鉛はヘッドの先(12時)に約9g、グリップエンドの近くに約2.5gという計測が有名です。2023年に出たピュアアエロ ラファ オリジンは、バボラが「ナダル選手が実際にツアーで使ってきたスペックと同じ」と紹介しているモデルで、100平方インチ・317g・バランス330mm・16×19です。
グリップはかなり細いグリップ2で、バボラのシンテックプロの上に、VSオリジナルのオーバーグリップを巻いていました。
ナダルの使用ストリング
| 時期 | ストリング | テンション |
|---|---|---|
| 〜2009年ごろ | バボラ プロハリケーン ツアー 1.35mm(15L) | 25kg(55ポンド) |
| 2010年〜引退 | バボラ RPMブラスト 1.35mm(15L) | 25kg(25.5kgのことも) |
ナダル選手のストリングは、太めの1.35mmのポリを25kg前後で張るのが基本です。2017年ごろの全仏の取材記事によると、大会ごとにまず25kgで試して、決まったらその大会中は変えないそうです。
アエロとRPMブラストを使った僕の感想
僕は友人に借りて、ピュアアエロ ラファ オリジンを打ったことがあります。打った瞬間から、昔のむき出しウーファーの「ボールを掴んで飛ばす」打感で、懐かしい気分になりました。重くてトップヘビーなので、芯を食ったときのパワーは今のアエロ以上です。ただ、317g・バランス330mmはさすがに重くて、試合で使いこなせる気はしませんでした笑
RPMブラストは、厚く当てるとストリングがたわんでボールを潰す感覚があって、バウンドしてからもう一伸びするボールが打てます。ナダル選手のように、重いラケットで厚く当てて回転をかける打ち方には、本当に合うストリングだと思います。
【バボラ】ピュアアエロ ラファ オリジン 2023 インプレ|ナダルのアエロドライブ復刻版
【バボラ】ピュアアエロ 2016 インプレ|3世代で一番パワーがある、張り付くような打感
【バボラ】RPMブラスト インプレ・評価|2か月メインで使った打感と合う人
市販でナダルのセッティングに近づけるなら
- ラケット:本人の実戦スペックに一番近いのはピュアアエロ ラファ オリジン(317g)。普通に使うなら今のピュアアエロ(300g)
- ストリング:RPMブラスト。本人は1.35mmですが、一般の人は1.25〜1.30mmで十分
- テンション:本人は25kg(55ポンド)。一般の人は48〜52ポンドくらいから
- 重さ:本人はヘッドの先に鉛を足したトップヘビー。一般の人は真似しすぎると手首や肩を痛めるので注意
ピュアアエロの購入はこちら
RPMブラストの購入はこちら
よくある質問
Q. ナダルのラケットは?
A. 2004年ごろからバボラのアエロプロドライブです。ピュアアエロの塗装になってからも、中身は初代アエロプロドライブ(コアテックスなし)だったと言われています。
Q. ナダルのラケットの重さは?
A. 2018年にバボラが公表したスペックは、ガットなしで317g・バランス328mm・スイングウェイト330です。
Q. ナダルのストリングとテンションは?
A. RPMブラストの1.35mmを25kg(55ポンド)前後で張っていました。2009年ごろまではプロハリケーン ツアーです。
まとめ
- 中身は初代アエロプロドライブ(100平方インチ・16×19)で、塗装だけ新しく
- ガットなし311g→317gと少しずつ重く。鉛はヘッドの先とグリップ側
- RPMブラスト 1.35mmを25kg
それではここまで読んで頂きありがとうございました。
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参考(確認日:2026年10月28日)
- Talk Tennis「Comparison: Rafael Nadal personal racquet vs retail(2025年)」
- Talk Tennis「Nadal current racquet specs(2019年)」
- Talk Tennis「Specs: Nadal and Paes racquet specs(2007年)」
- Talk Tennis「Nadal lead tape set up?(2009年)」
- Talk Tennis「Nadal Racket (not Aero Pure?)(2016年)」
- Talk Tennis「Nadal current string tension with RPM Blast(2010年)」
- Talk Tennis「Nadal: String tension(2012年)」
- Tennisplayer.net:Rafa’s Racket
- Getty Images:Rafael Nadal(2022年全仏オープン決勝)


