【メーカー別】HEAD(ヘッド)のテニスラケットの特徴と印象|シリーズ別の打感・選び方まとめ

HEAD(ヘッド)のテニスラケットの特徴と印象 テニス

どうもじょりじょりです。

メーカー別にラケットの印象をまとめるシリーズ、4回目はHEAD(ヘッド)です。

ヘッドはシリーズの数がとにかく多いメーカーです。筆者もリキッドメタル時代のラジカルやプレステージ、インスティンクトから、2026年のエクストリームやスクアードまで、かなりの本数を使ってきました。

この記事では、実際に使ってきた感想をもとに、ヘッド全体の特徴とシリーズごとの違いを整理していきます。

5メーカーを横並びで比較したい方は、5大メーカー総まとめ|違いと選び方からどうぞ。

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結論:HEADは「癖が少なく、どのショットも平均以上」のメーカー

・パワー・スピン・コントロールのバランスが良い
・ストローク、ボレー、サーブどれもそつなく打てる
・面ブレが少なく、どこに当たったか分かりやすい
・シリーズが多く、好みの1本を見つけやすい

・やや硬めの打感で、好みが分かれる
・突き抜けた個性は少なく、決め手に欠けると感じることも
・シリーズ同士の違いが分かりにくい

硬めの打感さえ慣れてしまえば、癖がなく失敗しにくいメーカーです。


HEADというメーカーの立ち位置

HEADは、スキー板のメーカーとしてアメリカで生まれ、現在はオーストリアに本社を置くブランドです。スキーやテニス以外にも、スカッシュやパデルなどラケットスポーツ全般を扱っています。

使用プロは

・ノバク・ジョコビッチ(スピード)
・ヤニック・シナー(スピード)

と、今のトップ選手が使っているのが強いですね。

ジョコビッチやシナーのように、派手な一撃よりもミスなくポイントを取り続けるテニスにハマるメーカーだと思います。


HEADラケット全体に共通する印象

① 性能のバランスが良い

ヘッド最大の特徴はバランスの良さです。

どれか一つが突出するというより、どのショットも平均以上という印象で、実際に試打してもストローク、ボレー、サーブどれもそつなく打てるラケットが多いです。

そのため、プレースタイルがまだ固まっていない人や、オールラウンドに戦いたい人にも選びやすいメーカーですね。

② 打感はやや硬めだけど、情報量が多い

ヘッドの打感は

・やや硬め
・シャープ
・反応が分かりやすい

という印象です。

マイルドさではYONEXに劣りますが、「今どこに当たったか」が分かりやすいので、修正しながらプレーする人には扱いやすいです。

ただモデルによって硬さはかなり違っていて、ラジカルMP 2025はかなり硬く感じた一方で、スピードMP 2025はしっとりと球を掴む感覚がありました。

③ 球離れが良く、テンポを作りやすい

・球離れが比較的早い
・スイングスピードに素直に反応する
・変に飛ばない

打った通りの球がいくラケットが多いので、展開を自分でコントロールしたい人には使いやすいです。

④ シリーズが多すぎる問題

これはデメリットでもありますが、ヘッドはシリーズがとにかく多いです。

グラビティツアーを使った時も「ヘッド自体98平方インチのラケットが多いのに、なんで出したんだろう」と思いました笑 逆に言えば、好みの1本が必ずどこかにあるメーカーでもあります。


主要シリーズ早見表

シリーズ立ち位置飛び軌道筆者のひとこと
SPEED万能型普通中くらい陰で見守る母のような万能ラケット笑
RADICAL攻撃的オールラウンド控えめ低め2025は硬め。ボレーとサーブは好み
EXTREMEスピン系普通中くらい上がりすぎない万能スピン系。MPは激推し
BOOM扱いやすい万能型普通中くらい硬い黄金スペックが苦手な人に。ボレー◎
GRAVITYティアドロップ形状のコントロール系控えめ中くらい使いやすいが、乗り換える決め手は少ない
PRESTIGE伝統のコントロール系控えめ低め今はかなり使いやすくなった
SQUARED軽量でしなる新シリーズ控えめ中くらいボレー◎、ダブルス向き

主要シリーズ別の印象

SPEED(スピード)

ジョコビッチ、シナーが使うヘッドの看板シリーズです。

印象

・オーソドックスな万能型
・しっとり掴む感覚がありつつ、少し硬め
・面が安定してコントロールしやすい

スピードMP 2025は派手さはないですが、プレーヤーの技術に寄り添いながら少しだけアシストしてくれる、陰で見守ってくれる母のようなラケットでした笑

スピードツアー 2026は癖がなく淡白な性能で、打った通りの球がいく分アシストは少なめです。筆者はツアーよりプロの方が使いやすい場面が多かったです。

RADICAL(ラジカル)

ヘッドらしさが一番出ているシリーズだと思います。

印象

・コントロール寄りで反応が速い
・ボックス系のかっちりした打感
・軌道は低めで、打ち込み続けてもブレない

ラジカルMP 2025は硬さがかなり強く、プレステージのような「硬さの中の柔らかさ」はありませんでした。その分ボレーとサーブはブレがなく好みでしたが、人を選ぶラケットになった印象です。筆者は前作の方が好きでした。

ラジカルチームは102平方インチでラジカルらしい直線的なフラットドライブが打てつつ、パワーアシストもあって扱いやすく、昔のラジカルOSを思い出すラケットでした。

EXTREME(エクストリーム)

ヘッドのスピン系シリーズです。

印象

・程よく引っ掛かり、上がりすぎない軌道
・振った分に少し上乗せしてくれるアシスト
・スピン系というより万能型

エクストリームMP 2026は筆者の激推しラケットです。次のメインはピュアアエロかなと思っていたところ、その座を取られたくらいでした笑

ただ「スピン系」として期待すると、スピン量はVCOREやピュアアエロほどではありません。昔はスピン寄りでしたが、モデルチェンジのたびにバランス型になってきた印象ですね。

エクストリームプロ 2026は前作から大きな変化はなく、打感が少しマイルドになりました。98平方インチを使いつつ少し楽もしたい人にオススメです。シリーズ全体はエクストリーム2026まとめをどうぞ。

BOOM(ブーム)

2022年に登場した、比較的新しいシリーズです。

印象

・扱いやすいパワー
・軽快な振り抜き
・ボレーがとにかく打ちやすい

BOOM MP 2026は、硬い黄金スペックが苦手な人でも使いやすいラケットでした。パワー系の黄金スペックより飛びは控えめですが、98平方インチよりはアシストがあるという、痒い所に手が届く性能です。

そしてボレーはヘッドの中でもトップレベルに打ちやすいので、ダブルスでもかなりオススメです。

GRAVITY(グラビティ)

ティアドロップ型の独特なフェイス形状を持つシリーズです。

印象

・フェイス上部が広く、打点がズレても失速しにくい
・打感が柔らかく、しなりを感じやすい
・デザインがかっこいい

グラビティプロはとにかく使いやすく、ハードスペック帯でプロスタッフ97やプレステージを使うなら、筆者はグラビティプロにするくらいでした。

一方でグラビティツアー 2025は、使いやすいけど既存の98ユーザーが乗り換えるほどの決め手はない、という印象でした。100平方インチから98に移りたい人には良い選択肢です。

PRESTIGE(プレステージ)

伝統ある上級者向けシリーズで、筆者はかなり好きです。

このラケットは最高でした。

印象

・控えめなパワー
・高いコントロール性能
・プレステージらしい硬さの中の柔らかさ

昔はプロスタッフとプレステージが上級者ラケットの頂点というイメージでしたが、今のプレステージはMPやMPLなど使いやすいモデルも増えています。

リキッドメタル プレステージMPのような名器も最高でしたし、なくなってしまいましたがミッドサイズは超好きでした。

SQUARED(スクアード)

2026年に登場した、しなりを重視した新シリーズです。

スクアードはボレーがかなり使いやすく、軽いのに面ブレしないのが面白いラケットでした。ただノーマルだとストロークの球が軽く、相手からも「軽い」と言われました笑 ネットプレー主体のダブルスや、女性の中〜上級者にオススメです。

Instinct(インスティンクト)

海外ではまだ更新されていますが、日本では展開がなくなったシリーズです。

ヘッドの黄金スペックの立ち位置で、ヘッドの打感を感じつつ扱いやすい飛びで筆者は好みでした。リキッドメタルの頃はかなり人気でしたね。

ピュアドライブにはインスティンクト、ピュアアエロにはエクストリームという形で展開したかったのだと思いますが、エクストリームがどんどんバランス型になったことで、インスティンクトの必要性が減ったのかなと思います。ユーテックIG インスティンクトMPのインプレも残しているので、懐かしい方はどうぞ。


HEADが向いているプレーヤー

・オールラウンドに戦いたい
・ラリーの安定感を重視したい
・スペック通りの素直な飛びが欲しい
・試合を組み立てて勝ちたい

・超マイルドな打感が好き
・ラケットに楽に飛ばしてもらいたい
・一つの性能が突き抜けたラケットが欲しい

マイルドさならYONEX、楽に飛ばすならバボラの方が合うと思います。


主要メーカーとの比較

メーカー強み打感
Wilson打感・コントロール柔らかく情報量が多い
Babolatパワー・スピン弾き感が強め
YONEX安定感・振動の少なさマイルド
HEADバランス・面ブレの少なさやや硬めでシャープ

硬い打感さえ慣れれば、癖が少なく失敗しにくいメーカーと言えます。


よくある質問

Q. ヘッドで最初に選ぶならどのシリーズ?

迷ったらスピードMPかエクストリームMPです。どちらも癖が少なく、どのショットもそつなくこなせます。硬い打感が苦手ならBOOM MPがオススメです。

Q. ラジカルとスピードの違いは?

ラジカルの方がかっちりした硬めの打感で軌道が低く、自分から攻めていく人向けです。スピードの方がしっとりとした打感で、より万能型ですね。


まとめ|HEADは考えてテニスをする人のためのメーカー

ヘッドのラケットを一言で表すなら、

自分で試合を組み立てて勝つためのメーカー

です。

派手さはありませんが、ミスが減り、展開が作りやすく、試合運びが安定する。バボラのように性能に振り切ってぶち抜いていくプレーはしにくいですが、堅実にプレーするならヘッドはかなりオススメです。

シリーズが多い分、ぜひ何本か試打して自分に合う1本を探してみてください。

ほかのメーカーとの違いや、プレースタイル別・レベル別のおすすめは5大メーカー総まとめにまとめています。

それではここまで読んで頂きありがとうございました。

他のメーカーはWilson(ウイルソン)編、Babolat(バボラ)編、YONEX(ヨネックス)編、DUNLOP(ダンロップ)編からどうぞ。

じょりじょり

東北出身、テニス歴15年、

テニスラケット収集が趣味で90年代から現在のラケットまで幅広くコレクションしています。
最近はJOPにも挑戦中です。中々勝てませんが笑
年間ラケット購入数は過去最高50本です。
現在までのラケット、ストリング使用数は200を越えています。

メイン:プリンス ビースト100 2026
使用ストリング:ゴーセン G-tour1 

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