どうもじょりじょりです。
メーカー別にラケットの印象をまとめるシリーズ、3回目はYONEX(ヨネックス)です。
日本では一番使っている人が多いメーカーですよね。筆者もVCOREは98の歴代8世代を打ち比べるくらい使ってきましたし、EZONE、PERCEPT、新しいMUSEまで2026年のラインナップはほぼ全部打っています。
この記事では、実際に使ってきた感想をもとにYONEXの特徴とシリーズごとの違いをまとめます。
5メーカーを横並びで比較したい方は、5大メーカー総まとめ|違いと選び方からどうぞ。
結論:YONEXは「ミスを減らして試合で勝つ」ためのメーカー
・スイートスポットが広く、芯を外しても大きくブレない
・打感がマイルドで、嫌な振動が少ない
・個体差が少なく、2本目をそろえやすい
・2026年はどのシリーズも完成度が高い
・独特の振り抜きに慣れると、他メーカーに移りにくい
・人気シリーズはモデルチェンジで性格が大きく変わることがある
派手さより安定感。試合でのミスを減らしたい人に一番オススメしやすいメーカーです。
YONEXというメーカーの立ち位置
YONEXは新潟発の日本のメーカーで、何と言ってもアイソメトリックと呼ばれる四角っぽいフェイス形状を長年採用し続けています。
この形状のおかげで
・スイートスポットが広い
・打点がズレても失速しにくい
・振り遅れても面が安定する
といった特徴があり、「ミスを減らして安定してプレーさせる」という設計思想がはっきりしているメーカーです。
使用プロは
・スタン・ワウリンカ
・キャスパー・ルード
・西岡良仁
など、安定感と粘り強さを武器にする選手のイメージがあります。派手さよりも「勝つための道具」を追求しているのがYONEXらしいですね。
YONEXラケット全体に共通する印象
① 芯を外しても安定する
YONEX最大の特徴は安定感です。
・芯を外しても大きくブレない
・ラリー中に打点がズレても返球できる
・練習と試合でのパフォーマンス差が小さい
特に「ラリー中に打点がズレやすい人」にとっては大きなメリットになります。
② 打感はマイルドだけど、ぼやけていない
YONEXの打感は
・柔らかめ
・角が立たない
・嫌な振動が少ない
という印象ですが、決してボヤっとした打感ではありません。
VCORE98 2026は前作より打感がクリアになって、どこに当たっているかが分かりやすくなりました。必要な情報は手に伝えつつ、余計な衝撃だけカットしている感覚です。
③ 個体差が少ない
これは地味ですがかなり大事です。
筆者が買ってきた中では、バボラなどは同じモデルでも重さにそこそこ差がありましたが、ヨネックスは差が少ない印象です。2本目、3本目をそろえても感覚がズレにくいので、試合用に複数本持ちたい人には嬉しいポイントですね。
④ 独特の振り抜き
YONEXの100平方インチは振り抜きが独特で、慣れるとかなり振りやすいです。
ただその分、YONEXから他メーカーに移ると振り抜きの違いで慣れるまで違和感がありました。YONEXに慣れている人は、他メーカーを使いたくても我慢してYONEXのままの方が良いかもしれません笑
主要シリーズ早見表
| シリーズ | 立ち位置 | 飛び | 軌道 | 筆者のひとこと |
|---|---|---|---|---|
| EZONE | パワー系 | よく飛ぶ | 低め | 楽にスピードボールが打てる。100 TOURがかなり好き |
| VCORE | スピン系 | よく飛ぶ | 高め | 2026は名器。試合で使うならVCORE100 |
| PERCEPT | コントロール系 | 控えめ | 低め | ボックスの打感と黄金スペックの使いやすさ |
| MUSE | しなり系(2026新シリーズ) | 控えめ | 中低め | ラリーが楽しい。98は98とは思えないボレー |
100平方インチの4本の違いはVCORE・EZONE・PERCEPT・MUSE 100の比較記事で、レーダーチャート付きで詳しく比べています。
主要シリーズ別の印象
EZONE(イーゾーン)
YONEXで一番間口が広いパワー系シリーズです。バボラでいうピュアドライブの位置にいるラケットですね。

印象
・楽にスピードボールが打てる
・低めの軌道で相手を差し込める
・ネットプレーで面が安定する
EZONEはパワー重視で楽にスピードを出したい人に一番合うシリーズです。アイソメトリックですがボレーもかなり打ちやすいです。
特に良かったのがEZONE 100 TOURで、310gの重さと柔らかさ、面の安定感がそろっていて、筆者もかなり好きでした。前作EZONEの弾きが強すぎると感じた人にはかなりオススメです。
98平方インチのEZONE98も完成度が高く、「98ならピュアアエロ98かEZONE98で十分」と思うくらい良いラケットです。
VCORE(ブイコア)
YONEXのスピン系シリーズで、今一番人気と言っていいラケットです。

印象
・回転がかけやすい
・高めの軌道で、立体的なテニスができる
・2026年モデルは飛びが落ち着いて完成度が高い
VCORE100 2026は名器だと思います。2023年モデルは「飛びすぎる」「ボレーが浮く」という弱点がありましたが、2026年はそこがはっきり改善されました。筆者がYONEXの100平方インチで試合に出るならVCORE100ですね。
VCORE98 2026も当てるだけでスピンがかかる感覚が前作より強く、ボレーも浮きにくくなりました。98の歴代モデルはVCORE98歴代8世代の比較にまとめています。
VCORE95は攻撃的なフラットドライブを打ちたい人向けで、100インチだとボールが浮いてしまうと感じる人には良い選択肢です。
ただVCOREは人気シリーズな分、モデルチェンジのたびにモールドや性格がかなり変わるのが悩ましいところですね。前作が気に入っている人は、新作を買う前に必ず試打してください。
PERCEPT(パーセプト)※旧VCORE PRO
YONEXのコントロール系シリーズです。
印象
・低めの弾道
・カチッとしたブレない打感
・アイソメトリックが控えめで、他メーカーから移りやすい
PERCEPT100は、アシストも程よくありつつコントロール性能が高いラケットでした。ボックス形状の打感が好きだけど、パワーも少し助けてほしいという人にちょうど良いです。
黄金スペックの硬い打感が苦手な人にもオススメで、筆者がメインで使うならポリツアーレブとの組み合わせですね。
MUSE(ミューズ)
2026年に登場した、しなりを前面に出した新シリーズです。
印象
・とにかくしなって、ボールを掴む
・飛びすぎず、中低軌道のラリーが安定する
・ボレーでの面の安定感が高い
MUSE100はラリーがとにかく心地よく、「100インチだと飛びすぎるけど98だとしんどい」という人にはピッタリでした。ただフルスイングすると許容を超えてアウトが出たり、試合だと少し頼りない場面もありました。
意外だったのがMUSE98で、98平方インチとは思えないほどボレーが安定していて驚きました。EZONE98だと飛びすぎ、PERCEPTだと飛ばなすぎという人にちょうど良いと思います。
YONEXが向いているプレーヤー
・試合でミスを減らしたい
・打点がズレやすく、安定感が欲しい
・マイルドな打感が好き
・同じラケットを複数本そろえたい
・一撃の破壊力を最優先したい
・硬くて弾きの強い打感が好き
・頻繁に他メーカーのラケットに乗り換える
一撃の破壊力ならバボラ、打感の情報量ならWilsonの方が合うと思います。自分に合うシリーズが分からない人はテニスラケット診断も使ってみてください。
Wilson・Babolatとの比較
3メーカーを比べると、それぞれの個性はこんな印象です。
| メーカー | 強み | 打感 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| Wilson | 打感・コントロール | 柔らかく情報量が多い | 自分で打って組み立てたい人 |
| Babolat | パワー・スピン | 弾き感が強め(最近はマイルド) | 楽に攻めたい人 |
| YONEX | 安定感・スイートスポット | マイルドで振動が少ない | ミスを減らしたい人 |
どれが優れているという話ではなく、好みとプレースタイルの違いですね。
よくある質問
Q. YONEXで最初に選ぶならどのシリーズ?
スピンで攻めたいならVCORE100、楽にスピードを出したいならEZONE100です。黄金スペックが飛びすぎると感じるならPERCEPT100かMUSE100を試してみてください。
Q. VCORE2023を使っているけど、2026に変えるべき?
2023の飛びすぎやボレーの浮きに困っているなら、変える価値はかなりあります。詳しくはVCORE100 2023と2026の比較をどうぞ。
まとめ|YONEXは試合で強いメーカー
YONEXのラケットを一言で表すなら、
試合でミスを減らしてくれるメーカー
です。
スイートスポットが広く、プレーが安定し、個体差も少ない。派手さはありませんが、草トーでもYONEXを使っている人は一筋縄ではいかない相手が多い印象です。
2026年はVCORE、EZONE、PERCEPT、MUSEとどれも完成度が高いので、YONEXを選ぶなら今がかなり良いタイミングだと思います。
ほかのメーカーとの違いや、プレースタイル別・レベル別のおすすめは5大メーカー総まとめにまとめています。
それではここまで読んで頂きありがとうございました。
他のメーカーはWilson(ウイルソン)編、Babolat(バボラ)編、HEAD(ヘッド)編、DUNLOP(ダンロップ)編からどうぞ。


