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【2010年以降】市販品に近いラケットを使ったプロ選手まとめ|フェデラーのRF97など、アルカラスも中身はプロストック

市販品に近いラケットを使うプロ選手まとめ フェデラー・ティエム・アルカラス テニス
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どうもじょりじょりです。

今日は、プロストックの記事を書いていてふと思った「逆に、市販品のラケットで戦っているトップ選手っているの?」というお話です。

アルカラス選手は「ほぼ市販スペック」と言われていますが、実際の試合用フレームには市販のピュアアエロ98にあるフレーム表面のぶつぶつがないそうです。見た目は市販品でも、やっぱり中身はプロストック。じゃあ2010年から今までで、本当に市販品に近いラケットを使っていた選手は誰なのか、調べてまとめてみました。

※2026年10月31日時点でまとめた情報です。プロのラケットの中身はメーカーが公表していないので、型や中身の話は海外の掲示板やギア系サイト、当時の報道で言われている情報です。「市販品と同じ」と書いているのも、あくまで「と言われている」という意味で読んでください。

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この記事のポイント

  • 結論、お店で買ったそのままのラケットで戦っているトップ選手はほぼいません
  • ただ「今の市販モデルと同じ型で、重さを少し調整しただけ」まで広げると、何人かいます
  • 一番分かりやすいのはフェデラー選手のRF97 オートグラフ(2014〜2022年)。鉛なしで、少し重いロットを選んだだけと言われています ※カーボンとか素材は全然違うと思います。
  • ティエム選手(ピュアストライク 18×20)、ロディック選手(ピュアドライブ)も市販に近いと言われる代表例
  • 今の選手だとティアフォー選手・マロジャン選手・マヤ・ジョイント選手・チリッチ選手あたりが「市販に近い」と言われています
  • アルカラス選手・大坂なおみ選手は「市販に近い」と思われがちですが、中身は素材の違うプロストックと言われています

結論:「店頭そのまま」で戦うトップ選手はほぼいない

まず結論からいうと、お店で買ったラケットをそのまま試合で使っているトップ選手は、ほぼいません。

プロはほぼ全員、鉛やシリコンで重さやバランスを調整していますし、グリップも本人の手に合わせて作り直していることが多いです。なので「1グラムも変えていない市販品」という意味だと、名前を挙げられる選手はまずいないと思います。

ただ、「型(モールド)は今売っている市販モデルと同じで、重さを少し足しただけ」まで広げると、話は変わってきます。この記事では、そういう「市販に近いラケットを使っていたとされる選手」を紹介していきます。

「市販品」と「プロストック」の関係は3パターン

プロのラケットと市販品の関係は、プロストックの解説記事でも書いたように、ざっくり3パターンに分けられます。

パターン中身例
① ほぼ市販品今の市販モデルと同じ型。重さやバランスだけ調整。素材は別物だと考えられる。フェデラー選手(RF97)、ティエム選手、ティアフォー選手など
② 旧モデル+新しい塗装昔から使っている型に、最新モデルの塗装をする(ペイントジョブ)ナダル選手、ジョコビッチ選手、シナー選手など。一番多い
③ 市販されたことのない型一般には売られていない型やストリングパターンメドベージェフ選手、ヘッドのPT57A系など

トップ選手のほとんどは②か③です。今回紹介するのは①に入ると言われている選手ですね。

市販品に近いラケットを使っていたとされる選手

2010年から今までで、「市販品に近い」と言われている主な選手をまとめるとこんな感じです。

※樹脂の量も違うと思いますし、素材などは別物だと思います。

選手ラケット時期市販品との違い(言われているもの)
フェデラーウイルソン プロスタッフ RF97 オートグラフ2014〜2022年鉛なし。少し重いロットを選んだだけ
ティエムバボラ ピュアストライク 18×202015〜2024年市販品に鉛を貼っただけ。ただし塗装と中身の年式がずれていた時期あり
ロディックバボラ ピュアドライブ〜2012年型は市販と同じ。27.5インチに長くして重くした
チリッチヘッド プレステージ ツアー2025年11月〜長く旧型のプロストックだったが、今の市販の型に変えた
ティアフォーヨネックス パーセプト 972022年ごろ〜中身は市販と同じ型、重さもほぼ市販
マロジャンバボラ ピュアアエロ(2023)2023年〜特別なカスタマイズは知られていない。本人談で300gくらい
マヤ・ジョイントヨネックス EZONE 98L2025年ごろ〜市販の98Lを使っていると言われる

フェデラー選手:RF97 オートグラフ(2014〜2022年)

2010年以降でいちばん分かりやすいのが、フェデラー選手のRF97 オートグラフです。

2014年からフェデラー選手が使い始めた97インチのラケットが、そのまま「プロスタッフ RF97 オートグラフ」として発売されました。ガットなし340g・16×19で、市販品としてはかなり重いスペックです。

海外のギア系サイトTennisnerdは、フェデラー選手の試合使用ラケットを測った情報として「鉛は貼っていない。少し重いロットを選んでいるだけ」と紹介しています。重さはガット・グリップ込みで366gくらい、市販品を張ると357gくらいなので、差は10g弱です。

グリップは本人の手に合わせた特注で、バランスを少し変えているという推測もありますが、「型も市販品とほぼ同じ」という点では、トップ選手の中でもかなり珍しい例だと思います。

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ティエム選手:ピュアストライク 18×20(2015〜2024年)

2024年に引退したティエム選手も、市販に近いラケットを使っていたと言われる選手です。

2020年には、ティエム選手のラケットを仕上げていた人が、届いたばかりのフレームの写真を出していて、見た目は市販品とまったく同じでした。なので「ほぼ市販のピュアストライクに鉛を貼っていた」と考える人が多いです。

ただ、2代目のピュアストライクが出たときは、新しい塗装の下で中身は初代のまま使っていた時期もあったそうです。つまり「市販品と同じ型」ではあっても、「今売っている最新モデルと同じ」とは限らない、というのがポイントですね。

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ロディック選手:ピュアドライブ(〜2012年)

2012年に引退したロディック選手は、キャリアを通してバボラのピュアドライブを使っていました。海外の掲示板では「型は店で買えるピュアドライブと同じで、重さが違うだけ」という声が多いです。

ただ、長さは27.5インチに伸ばしていて、重さもガット込みで345gくらいと言われているので、市販の「ピュアドライブ ロディック」と比べるとかなり重い仕様です。「型は市販、スペックは本人仕様」というタイプですね。

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チリッチ選手:プレステージ ツアー(2025年11月〜)

チリッチ選手は長く93平方インチのプレステージ レフプロの型(TGT312.1)など、昔の型のプロストックを使っていました。

それが2025年11月から、今の市販のプレステージ ツアーの型に変えたと言われています。掲示板では「もっとパワーが欲しかった」という書き込みもありました。旧型のプロストックから市販の型へ、という珍しいパターンです。

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ティアフォー選手:パーセプト 97

ティアフォー選手は、ヨネックスのパーセプトの塗装で、中身もパーセプト(前のVCORE Proと同じ型)と言われています。

昔はDuel Gみたいでしたね。

面白いのは重さで、ガットなし306gくらいとほぼ市販の重さと言われています。重くしようとしたけど、本人が振り抜けないと断ったという話もあります。

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マロジャン選手:ピュアアエロ(2023年モデル)

マロジャン選手は、2023年モデルのピュアアエロを使っていると言われています。本人がインタビュー動画で「300gくらいの軽いフレーム」と話していたという書き込みがあって、特別なカスタマイズも知られていません。

ストリングはバボラではなくヨネックスのポリツアープロという、ちょっと変わった組み合わせです。

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マヤ・ジョイント選手:EZONE 98L

女子では、マヤ・ジョイント選手が「市販のEZONE 98Lを使っている」と掲示板で言われています。98Lは98インチ・16×19の軽量モデルです。

ただ、プロは市販のラケットでも鉛やシリコンで重さを足していることが多いので、「まったく手を加えていない」とまでは言い切れません。

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「市販に近い」と思われがちだけど、中身はプロストックの選手

アルカラス選手:ぶつぶつがないピュアアエロ98

アルカラス選手はピュアアエロ98を使っていて、スペックもほぼ市販と同じと言われています。プロと同じラケットを使いたい人には、一番真似しやすい選手なのは間違いないです。

ただ、Xのテニスファン(有志)の検証によると、アルカラス選手が試合で使っているフレームには、市販のピュアアエロ98にあるフレーム表面のぶつぶつ(細かい凹凸)がないそうです。2023年モデルの型を使い続けているという話もあり、「スペックは市販に近いけど、モノとしてはプロストック」というのが正しい見方だと思います。

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大坂なおみ選手:塗装はEZONE 98、中身は98Lベース

大坂なおみ選手は、長く旧型のEZONE Ai 98に最新のEZONE 98の塗装をしていました。2022年からは新しいEZONEの型に変えたと言われていて、「市販品になった」と紹介されることもあります。

ただ、掲示板のまとめでは、中身は軽量版のEZONE 98Lをベースに、鉛などで重くしたプロストックと言われています。塗装の「EZONE 98」とは別のモデルがベースなので、市販のEZONE 98を買っても同じにはならないですね。

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塗装だけ最新のプロストックの代表例

比べるために、塗装と中身が違う代表的な選手も挙げておきます。

選手塗装中身(言われているもの)
ナダルピュアアエロ2004年ごろの初代アエロプロドライブ(コアテックスなし)
ジョコビッチスピード95インチのラジカル系プロストック
シナースピード22mmの旧スピードの型
メドベージェフT-Fight昔のテクニファイバーの型(95インチ・18×19と言われる)

ナダル選手は「ピュアアエロ=ナダルのラケット」というイメージが強いですが、引退まで中身はずっと初代アエロプロドライブだったと言われています。

実際にラファモデルで初代がでたのでその通りだと考えられます。

メドベージェフ選手も、市販のT-FightやTF40とは別の型です。

▶ ナダル選手/ジョコビッチ選手/シナー選手/メドベージェフ選手の記事はこちら

なぜ市販品をそのまま使うプロは少ないのか

理由はいくつかありますが、大きいのはこのあたりだと思います。

  • ラケットを変えたくない:ジュニアから使ってきた型を変えると、打感もボールの飛びも変わる。毎年新モデルが出るたびに変えるのはリスクが大きい
  • 同じスペックを何本もそろえたい:市販品は重さやバランスに個体差がある。プロストックは同じスペックで何本もそろえてもらえる
  • 重さ・長さ・グリップを本人仕様にしたい:プロはスイングが速くて力もあるので、市販品より重いスペックにすることが多い
  • メーカーは新モデルを宣伝したい:なので中身は旧型でも、塗装は最新モデルにする(ペイントジョブ)

フェデラー選手のRF97のように、本人と一緒に作ったラケットがそのまま発売された場合は、市販品とプロのラケットがほぼ同じになる、ということですね。

プロストックが気になる人へ

この記事を読んで「じゃあプロストックってどんなものなの?」と思った方は、プロストックとは?市販品との違いを徹底解説の記事で、YONEX・HEAD・Wilson・Babolatのペイントジョブやコード、見分け方まで詳しくまとめています。

ちなみに僕もウイルソンのプロストックを持っていますが、総重量370gもあって、試合ではとても使えません笑 値段も4万円くらいしましたし、中古で買うと偽物もあるので、正直なところ一般の人は市販ラケットを自分好みに調整するほうがおすすめです。

その点、今回紹介した「市販に近い」選手のラケットは、お店で同じ型が買えるのがいいところです。プロと同じラケットを使ってみたい人は、まずはフェデラー選手のRF97やアルカラス選手のピュアアエロ98、ティアフォー選手のパーセプト97あたりから試打してみるのが良いと思います。

よくある質問

Q. 市販品をそのまま使っているトッププロはいますか?
A. 1グラムも変えていない市販品で戦うトップ選手は、ほぼいません。ただ、今の市販モデルと同じ型で重さを少し調整しただけの選手は、フェデラー選手(RF97)、ティエム選手、ティアフォー選手などがいると言われています。

Q. アルカラスのラケットは市販品と同じですか?
A. スペックはほぼ市販のピュアアエロ98と同じと言われていますが、試合用のフレームには市販品にあるフレーム表面のぶつぶつがないそうで、中身はプロストックと見られています。

Q. フェデラーのRF97は市販品と同じですか?
A. 海外のギア系サイトでは、鉛は貼らずに少し重いロットを選んでいただけと紹介されています。ガット込みの重さの差は10g弱で、トップ選手の中では市販品にかなり近い例です。

Q. 大坂なおみ選手は市販のEZONE 98ですか?
A. 塗装はEZONE 98ですが、中身は軽量版のEZONE 98Lをベースに重くしたプロストックと言われています。

まとめ

  • お店で買ったそのままのラケットで戦うトップ選手は、ほぼいない
  • 「今の市販モデルと同じ型+少し調整」なら、フェデラー選手・ティエム選手・ロディック選手・ティアフォー選手などがいると言われている
  • アルカラス選手や大坂なおみ選手は、市販に近く見えても中身はプロストックと言われている
  • プロストックが気になる人も、まずは市販品を自分好みに調整するのがおすすめ

それではここまで読んで頂きありがとうございました。

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参考(確認日:2026年10月31日)

じょりじょり

東北出身、テニス歴15年、

テニスラケット収集が趣味で90年代から現在のラケットまで幅広くコレクションしています。
最近はJOPにも挑戦中です。中々勝てませんが笑
年間ラケット購入数は過去最高50本です。
現在までのラケット、ストリング使用数は200を越えています。

メイン:プリンス ビースト100 2026
使用ストリング:ゴーセン G-tour1 

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