どうもじょりじょりです。
メーカー別にラケットの印象をまとめるシリーズ、2回目はBabolat(バボラ)です。
ピュアドライブ、ピュアアエロと「黄金スペック」という言葉を広めた2本を持つ、今一番売れているメーカーの一つですね。筆者もピュアアエロ2022を愛用していましたし、ピュアドライブVSやアエロプロドライブ2010など、昔から何本も買って使ってきました。
この記事では、実際に使ってきたバボラのラケットの感想をもとに、メーカー全体の特徴とシリーズごとの違いをまとめます。
5メーカーを横並びで比較したい方は、5大メーカー総まとめ|違いと選び方からどうぞ。
結論:バボラは「ラケットが攻撃力を足してくれる」メーカー
・楽に深く、速いボールが打てる
・スピンがかけやすく、振ってもコートに収まる
・シリーズの役割(パワー・スピン・コントロール)が分かりやすい
・ここ数年のモデルは打感がマイルドになってきている
・弾き感が強く、タッチ系のショットは慣れが必要
・パワーがある分、振り切れないと飛びすぎることがある
「楽に攻めたい」「スピンで押し込みたい」人には一番オススメしやすいメーカーです。
Babolatというメーカーの立ち位置
バボラはフランスのブランドで、もともとはナチュラルガットを作るストリングメーカーからスタートしました。
その背景もあってか、ラケット作りでも
・ストリングの動き
・ボールへの食いつき
・回転のかかり方
をかなり重視している印象があります。RPMブラストのようにラケットと合わせて定番になっているストリングが多いのもバボラらしいですね。
使用プロは
・ラファエル・ナダル(ピュアアエロ)
・カルロス・アルカラス(ピュアアエロ98)
・ドミニク・ティーム(ピュアストライク)
など、スピンとパワーで押し込む選手のイメージが強いです。
スピンを武器にするテニスを世界中に広めたのは、間違いなくバボラだと思います。
Babolatラケット全体に共通する印象
① パワーが出しやすく、深いボールが楽に打てる
バボラ最大の特徴は反発力です。
・軽く振っても深く飛ぶ
・体勢を崩されても深く返せる
・守備から攻撃への切り替えが速い
ピュアドライブ2021を使っていた時は、ライジングやリターンなど小さい動きでも威力が出て、試合で体勢を崩されてもしっかり深く返せたのが印象的でした。
② スピンがかかって、コートに収まる
パワー寄りのピュアドライブでも、他メーカーの黄金スペックと比べるとしっかり回転がかかります。
速いスイングで打ってもちゃんと落ちてくれるので、しっかり振れる人ほど恩恵が大きいメーカーですね。
③ 昔は硬かったが、最近はかなりマイルドに
一昔前のバボラは「とにかく硬い」「肘にくる」というイメージがありました。
ただ最近のモデルはかなり変わっていて、ピュアドライブ2025は前作より球持ちが良くなって硬さが減り、ピュアストライク97は剛性が落ちて体の負担もかなり少なかったです。
硬くて避けていた人も、一度今のモデルを試してみてほしいですね。
④ シリーズのキャラクターが明確
・PURE DRIVE=パワー
・PURE AERO=スピン
・PURE STRIKE=コントロール
自分がどの方向性を求めているかで選びやすく、ラケット選びで迷いにくいメーカーです。
主要シリーズ早見表
| シリーズ | 立ち位置 | 飛び | 軌道 | 筆者のひとこと |
|---|---|---|---|---|
| PURE DRIVE | パワー系(黄金スペックの元祖) | よく飛ぶ | 中くらい | 2025で球持ちが良くなり扱いやすく |
| PURE AERO | スピン系 | よく飛ぶ | 2026は低め | 2026はフラットドライブ寄り。ボレーが歴代最高 |
| PURE STRIKE | コントロール系 | 控えめ | 低め | 打感が柔らかく、なぜ不人気か分からない良さ |
| EVO | エントリー | 普通 | 中くらい | エントリーとは思えない性能 |
主要シリーズ別の印象
PURE DRIVE(ピュアドライブ)
バボラを世界的なブランドに押し上げた看板シリーズです。
爆発的に売れた結果、他メーカーも同じスペック(100平方インチ・300g)のラケットを出すようになり、これが「黄金スペック」と呼ばれるようになりました。

印象
・高反発でスピードが出る
・簡単に深いボールが打てる
・2025年モデルで打感がマイルドに
ピュアドライブは「楽に強いボールを打ちたい」というニーズに完璧に応えてくれるラケットです。
ピュアドライブ100 2025は前作の硬くてすぐ飛んでいく感じが減って、少し球持ちが良くなりました。初心者から上級者まで使える、黄金スペックの完成系だと思います。
ちなみに筆者は速い展開に強い2021年モデルの方が好みでしたが、性能差はそこまで大きくないです。詳しくはピュアドライブ2025と2021の比較をどうぞ。
98平方インチのピュアドライブ98 2025は、暴発がなく中軌道で潰しながら攻めるラケットで、ボレーのパンっと弾く感覚がかなり好みでした。
PURE AERO(ピュアアエロ)
スピン系の代表として、圧倒的な存在感があるシリーズです。

印象
・強烈なトップスピン(特に2019年モデルまで)
・2026は前への推進力が強いフラットドライブ寄り
・意外とボレーがかなり良い
ナダルモデルとして有名で、今はアルカラス選手が使っていますね。
筆者は2022年モデルを愛用していましたが、ピュアアエロ2026はかなり性格が変わりました。軌道は低めになり、落ちてからのノビが良く、ボレーは歴代アエロで最高レベルでした。
昔ながらの振り上げる「アエロ打ち」だと最初はアウトしやすいので、少しレベルスイング寄りに直すと深く伸びるボールになります。
世代ごとの違いは歴代ピュアアエロ比較にまとめていますが、筆者の評価はスピンラケットとしての完成度なら2019≧2022>2016>2026、今のテニスのトレンドも入れると2026>2022>2019>2016です。
ピュアアエロ98 2026は98平方インチの完成形と言っていいほどの性能で、「98ならピュアアエロ98かEZONE98があれば十分」と思わされたラケットです。
PURE STRIKE(ピュアストライク)
バボラの中のコントロール系です。
印象
・コントロール重視
・バボラにしては柔らかい打感
・ボレーの安定感が高い
ピュアストライク97はスペックだけ見るとハードですが、打感は柔らかく、振った分だけ飛びとスピンで応えてくれるバランスの良いラケットでした。剛性を落としたことで体への負担も少なく、前作より好きでした。
トレンドから外れているだけで、ラケット自体はかなり良いです。正直なんで不人気なのか分かりません笑
20年前の名器ピュアコントロールとの比較もしているので、昔のバボラが好きだった方はこちらもどうぞ。
EVO(エボ)シリーズ
エントリー向けのシリーズですが、侮れません。
エボアエロは前作から「エントリーモデルとは思えない性能」と感じていて、なぜかずっとラケットバッグに入っていたラケットです笑 2026年モデルではウーファーがなくなったので、その影響は前作と比較した記事で詳しく書いています。
Babolatが向いているプレーヤー
・楽に深いボールを打ちたい
・スピンを武器にしたい
・攻撃的なベースラインプレーヤー
・体勢を崩されても返球したい
・ドロップやタッチショットを多用する
・飛びを抑えて自分でコントロールしたい
・しなる柔らかい打感が好き
飛びを抑えたいならWilsonやダンロップ、柔らかい打感が好きならYONEXの方が合いやすいと思います。迷ったらラケット性能マップで「飛び×軌道」を比べてみてください。
よくある質問
Q. ピュアドライブとピュアアエロ、どっちがいい?
フラットドライブで速いボールを打ちたいならピュアドライブ、スピンをかけて押し込みたいならピュアアエロです。ただ2026年のピュアアエロはフラットドライブ寄りになったので、昔ほど違いは大きくありません。
Q. バボラは肘に悪い?
昔のモデルは硬めでしたが、今のモデルはかなりマイルドになっています。筆者はピュアアエロで肘が痛くなったことはありませんが、感じ方には個人差があるので、肘に不安がある方は医師に相談しつつ、ストリングを柔らかいものにする・テンションを下げるなども合わせて考えてください。
まとめ|バボラは現代テニスを体現するメーカー
バボラのラケットを一言で表すなら、
攻撃力を最大化してくれるメーカー
です。
しっかり振れる人ほど恩恵が大きく、楽に深く、速いボールで主導権を握れます。最近のモデルは打感もマイルドになったので、「バボラは硬いから…」と避けていた人ほど今のモデルを試してみてほしいですね。
ほかのメーカーとの違いや、プレースタイル別・レベル別のおすすめは5大メーカー総まとめにまとめています。
それではここまで読んで頂きありがとうございました。
他のメーカーはWilson(ウイルソン)編、YONEX(ヨネックス)編、HEAD(ヘッド)編、DUNLOP(ダンロップ)編からどうぞ。


