
☆ポイント☆
・ガスケ選手が現在も使用しているモールド
・中厚ボックス形状と現行にないスペック
・ストリング中央の目が細かいのでボールを潰しやすい
今日は現在でもガスケ選手が使っているリキッドメタル インスティンクト ツアーXLのインプレになります。

めっちゃ派手ですね笑
インスティンクトは今では青くなりましたがユーテックくらいまでは金色でした。
デザインはリキッドメタル ラジカルの方が好きですね笑
ガスケ選手使用モールド
このラケットはリシャール・ガスケ選手がずっと使い続けていることで有名ですね。
塗装はエクストリームですけどスロートからボックス形状なので多分使い続けていると思います。
少し見にくいですがどう考えても市販と形状違いますね笑
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この画像の3-4時付近のグロメットが良く見ると凸凹なので2022年現在も
リキッドメタル インスティンクト ツアーXLを使ってますね。

mpは18×19だったので、ストリングパターンよりツアーXLと思われます。
エクストリームをガスケ選手使用モデルで売ってますけど中身はインスティンクトって良いのか笑

動画でもしっかりボックス形状なのでPJでもごまかせないですね笑
まあアガシ選手も最後らへんこのインスティンクト ツアーXLだったみたいですね。
フレンチオープンで使ってそこからPJして使っていたみたいです。
気になるこのインスティンクト ツアーXLのモールドの番号はPT161(PT161a?)と言われておりでebayとかでは本物かわかりませんがごくたまに出回っていますね。
今PT系列(Tiラジカル、リキッドメタルくらいまで)のプロストックはほぼ製造していないので手に入れるのは結構難しいみたいですが…
マイクロジェル以降のプロストックであるTGKシリーズはわりと手に入るんですがね…
スペック
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 約320g |
バランスポイント | 315mm |
ストリングパターン | 16×19 |
長さ | 27.5インチ |
RA値 | 63 |
フレーム厚 | 25mm |
現行のラケットでこのスペック探しましたがないですね。

中厚ボックス形状と現行にないスペックで特徴的ですね!
REVO CX4.0とかが軽量中厚ボックスと変わったスペックでしたが、
ダンロップに戻ってからは発売されてないですね。
中厚ボックスは結構好みが別れやすい印象です。
インプレ
セッティング
いつものようにTCSを48ポンドで張りました。
買った時にストリングの7本目の場所に当て皮がされていたので張る時に真似してつけてみました。

2022年5月ガスケ選手が試合で活躍されていたのをみて使いたくなり、
ファイアーストームに張り替えました。


ルキシロン ビッグバンガー オリジナルを張りたかったのですがなかったので、
感触、色の近いファイアーストームにしています。
ストローク
まず回転をかけようとするとかなりかかりますね笑
今のラケットと比較しても、潰したスピンであれば遜色ないと思います。
ガスケ選手のグリグリスピンが何であんなにかけれるかわかるくらいかかります。
フラットも打ちやすいですが意識してスピンをかけると伸びていくスピンが打てました。

ボールをしっかり潰したグリグリなスピンが打ちやすかったです。
現行のエクストリームでしっかり重みで潰せたスピンが、
このラケットでは打ちやすい印象でした。
25mmと厚いフレームですが現行のラケットのように固さはなく、ボックス形状なので打感は柔らかく、重さが320gくらいあってストリングパターンは16×19なのでボールを潰しながら打ち込めるのでとても打ちやすいです。
この形状でこの重さなのでストロークはふかすことはなかったです。
そしてフレーム厚もあるのでパワー負けすることもないです。
27.5インチで長ラケになり、このスペックは現在見かけませんがガスケ選手も使い続けている理由がわかるくらいこのスペックは良いです。
柔らかい打感である程度飛んでしっかりスピンをかけれて、
さらにボールの伸びもあるという素晴らしいラケットでした。
ストロークでは正直このスペック現行販売されたらめちゃくちゃ売れると思いますけどね笑

真ん中あたりが密なストリングパターンなのでボールが潰しやすいという印象でした。
現行で使うなら1.3ゲージなど太いゲージにするとボールをバシバシ潰せて重たいボールが打てます。
ボレー
16×19なのでふかすかなと思いましたが重みとボックス形状で全く面ブレせずに打てました。
使えば使うほど好きになるラケットですね笑
ボレーも角度をつけやすく本当に面ブレしないので安心して打てました。
フレーム厚が厚めなのでそのおかげかもしれません。
スイートスポットもリキッドメタル ラジカルmpよりもあるので多少のオフセンターは大丈夫でした。

中厚の良さが出ていて、ボックス形状で吸収されるけど、
中厚のパワーで弾いてくれるのでボレーはかなり好きでしたね。
サーブ
長ラケさまさまですね笑
フラットも早く打ちこめますし、スピンもしっかりかかって持ち上げれます。
この27.5インチのラケットって気のせいかもしれませんが速度がかなり出る気がしますね。
試合でもエースを量産でき、長ラケの恩恵をかなり感じることができました。
このボックス形状の厚ラケというのがサーブでもかなり良いです。
パワーもあるのでボールスピードも出ますしボールも掴んでくれるのでコースも狙いやすかったです。
試合では
シングルス
相手の使用ラケット:ピュアドライブ2021
昔のラケットとはいえ現代に無いスペックのおかげか普通にラリーで打ち合えました。
スピンをかけたい時にかけれて0.5インチロングのおかげで打ち込むことができ、
安定した試合運びができました。
特にサーブがかなり打ちやすかったのでサーブからの展開がかなり楽でした。
またラケットの重さもあるのでボールも重みを持たせて打ち返せるのがかなり良く、
ストローク戦ではずっと優位に立ちながら試合運びができました。
ダブルス
シングルスほど感動はしなかったですが、地味にサーブアンドボレーがしやすかったです。
アクシム プロビームほどしやすいわけではないですが、
重みがあり、面も安定しているので足元の処理も行いやすく、
積極的なプレーができました。
後ロブが何故かめちゃくちゃ正確に打てました笑
今使っているグラフィン360+ プレステージmpは少し打ちにくいんですけどこのインスティンクトは狙ったところに打ててすごく助かりました。
総評
めちゃくちゃ良いです笑
ガスケ選手がずっと使い続ける理由がわかります。
リキッドメタルシリーズは全般的に使いやすく、現行でも使えるのは素直にすごいと思います。

チリッチ選手も2022年現在もマイクロジェル ラジカルで若手に勝っているので、
2000年代にヘッドのラケットはある程度完成されたのでしょうね。
なので現行でも全然使えるのだと思います。
このラケットも現行のラケットにもパワーが劣らず、重みや伸びのある球が打てます。
スイートスポットも現行のプレステージやプロスタッフよりも多少広く感じたので、現代のパワーテニスでも全然使えます。

現行にないスペックなので逆に新しさを感じてテニスができました。
ただスペックのわりにツボを押さえてくれているので古き良きというより、
現行で全然問題なく使えると感じるラケットでした。
当時販売された時少し未来にいきすぎてたのかなと思います笑
海外でもebayで結構高い値段で取引されているので中々手に入りませんがあったら買ってみても良いかもしれません。
それではここまで読んでいただきありがとうございました。
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