どうもじょりじょりです。
今日はディアヌ・パリー選手が実際に使っているラケットとストリングの紹介です。
パリー選手はフランスの選手で、ジュニア世界1位にもなった片手バックハンドの選手です。2026年は全仏オープンで第6シードのアニシモワ選手に勝って初めてグランドスラムの4回戦に進み、8月にはモンテレイでツアー初優勝。2026年10月時点のランキングは34位です。
ラケットはウイルソンのブレードの塗装ですが、中身は2012年ごろのスチーム100(16×20)のプロストックと言われています。ラドゥカヌ選手やアンドレエワ選手と同じ「ブレードの塗装のスチーム100」組の一人です。
※2026年10月26日時点の情報です。プロストックの中身はメーカーが公表していないので、型や中身の話は海外の掲示板などで言われている情報です。
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この記事のポイント
- 塗装はウイルソン ブレード、中身はスチーム100(BLX)のプロストック
- スチーム100は100平方インチ・16×20・27.25インチ
- 2022年の全仏で「片手バックハンドなのにスチーム100」と話題に。目印はフェイス下の白いグロメット4つ
- 2026年からは、リターンを中心に両手バックハンドも使い始めた
- ストリングとテンションの情報は見つからず
パリーの使用ラケット
Embed from Getty Images Embed from Getty Images上の写真は2026年6月の全仏オープン、フワリンスカ選手との4回戦のものです。
16歳で「エナンの再来」
2018年11月、海外の掲示板Talk Tennisに「エナンのような武器をそろえて狩りに来たパリー選手を見よ」というスレッドが立ちました。当時16歳のパリー選手について、片手バックハンド、フォア、サーブ、スライス、ネットプレーまでそろった選手として紹介されていて、メキシコのジュニア大会で14歳のガウフ選手に勝ったことも話題になっています(その後のオレンジボウルではガウフ選手に0-6、0-6で負けています)。
中身はスチーム100
2022年5月の全仏オープンで、パリー選手がクレイチコバ選手に勝ったとき、Talk Tennisの「バドサ選手のラケット」のスレッドで「片手バックハンドの19歳のパリー選手も、ブレードの塗装のスチーム100を使っている」と紹介されました。
スチーム100(BLX)は2012年ごろの市販モデルで、100平方インチ・16×20・27.25インチ。ウイルソンの女子選手の多くがブレードの塗装の下でこのスチーム100を使っていて、フェイスの下(6時の位置)の白いグロメット4つが目印と言われてきました。2024年1月の全豪オープンでも「パリー選手とアンドレエワ選手はどちらもスチーム100」と書かれています。
ただし、ブレードv9の塗装になってからは、プロストックにも市販品と同じ見た目のグロメットが付くようになり、白いグロメットでは見分けにくくなったそうです。2026年の写真では、塗装の下までは確認できていません。
| 項目 | パリー選手(言われている中身) | 市販 スチーム100 BLX(2012年ごろ) |
|---|---|---|
| 塗装 | ブレード | ― |
| 中身 | スチーム100のプロストック | スチーム100 |
| フェイスサイズ | 100平方インチ | 100平方インチ |
| ストリングパターン | 16×20 | 16×20 |
| 長さ | 27.25インチ | 27.25インチ |
| 重さ(ガットなし) | ― | 295g |
| 時期 | ラケット | メモ |
|---|---|---|
| 2018年(ジュニア) | ウイルソン | 「エナンの再来」と話題に |
| 2022年〜 | ブレードの塗装(中身はスチーム100) | 全仏で話題に |
| 2024年 | 同上 | 全豪でも同じと見られる |
| 2025年〜 | 同上(ウェアはナイキに) | SNSのプロフィールは「ナイキ/ウイルソン」 |
| 2026年 | ブレードの塗装 | 全仏4回戦、モンテレイで初優勝 |
2026年は両手バックハンドも
2026年のオフシーズンから、パリー選手はリターンを中心に両手バックハンドも使い始めました。全仏の前の記者会見では、「片手だとリターンでグリップを変えて準備する時間がなく、スライスに頼りがちだった。両手ならブロックしやすく、早く主導権を取れる」という趣旨の話をしています。ラリーでは片手と両手を状況で使い分けていて、全仏の4回戦では「最後の片手バックハンドの女子選手が敗退」と掲示板で惜しまれていました。
パリーの使用ストリング
ストリングとテンションは、今回調べた範囲では信頼できる情報が見つかりませんでした。同じスチーム100のバドサ選手は、2022年の全米オープンでストリンガーに「27、27(kg)」と頼んでいたという書き込みがあります。
パリーのラケットについての僕の感想
正直に言うと、僕はスチーム100は打ったことがありません。ただ、同じ「16×20で少し長めのウイルソン」という点では、nTour 95やBLX Tour Limitedは打っています。nTour 95は16×20のわりにスピンがかなりかかり、BLX Tour Limitedは長さのおかげでサーブの威力が出やすいラケットでした。
掲示板では、スチーム100やスチーム99は「昔のnTourやハンマー系の流れをくむ、16×20で長めのラケット」と言われていて、片手バックハンドの名手だったエナン選手のラケットとも共通点があります。片手バックハンドのパリー選手がこの系統を選んでいるのは、ちょっと面白いですね。
【Wilson】nTour 95 インプレ|錦織圭選手のプロストックの元とされるモールドは今でも使える
【Wilson】BLX Tour Limited インプレ|錦織圭選手のモールドとも言われるツアー95
市販でパリーのセッティングに近づけるなら
- ラケット:中身まで近づけるなら中古のスチーム100 BLX(16×20・27.25インチ)
- 今買えるもので近いのは、同じ100平方インチのブレード100(ただし市販は16×19で長さも標準)
- ストリング・テンション:本人の情報がないので、自分のいつものセッティングで
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よくある質問
Q. パリーのラケットは?
A. 塗装はウイルソンのブレードで、中身はスチーム100(16×20・27.25インチ)のプロストックと言われています。
Q. パリーは両手バックハンドに変えたの?
A. 2026年からリターンを中心に両手も使い始めましたが、ラリーでは片手も使っていて、完全には変えていません。
Q. パリーのストリングは?
A. 今回の調査では信頼できる情報が見つかりませんでした。
まとめ
- 塗装はブレード、中身はスチーム100(16×20・27.25インチ)
- ラドゥカヌ選手やアンドレエワ選手と同じ「スチーム100組」
- 2026年は両手バックハンドも取り入れて、全仏4回戦とツアー初優勝
それではここまで読んで頂きありがとうございました。
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参考(確認日:2026年10月26日)
- Talk Tennis「Paula Badosa racket」(2021年〜2024年)
- Talk Tennis「Watch Diane Parry come to hunt in full Henin armour」(2018年〜2026年)
- Talk Tennis「One handed backhands in the top 100?」(2023年)
- Punto de Break:両手バックハンドについてのパリー選手の話(2026年5月)
- WTA公式:Parry stuns Anisimova(2026年5月)
- WTA公式:シングルスランキング
- Getty Images:Diane Parry(2026年全仏オープン)


