どうもじょりじょりです。
今日はアレクサンダル・コバチェビッチ選手が実際に使っているラケットとストリングの紹介です。
コバチェビッチ選手はアメリカの選手で、イリノイ大学を経てプロになりました。片手バックハンドが武器で、ストレートもクロスも打ち分けられる、見ていて楽しいタイプの選手です。2025年2月のモンペリエでは決勝まで勝ち上がりました。2026年10月時点のATPランキングは84位です。
コバチェビッチ選手が面白いのは、トップ100の選手なのにプロストックを断って、10年以上前の市販モデルと同じブレードを使っているところです。
※2026年11月2日時点の情報です。プロのラケットの中身はメーカーが公表していないので、型や中身の話は本人のインタビューや、海外の掲示板などで言われている情報です。
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この記事のポイント
- 塗装は今のウイルソンブレード(緑)
- 中身はブレード98 16×19のV6(カウンターヴェイル入り)。本人がポッドキャストで話している
- ウイルソンからプロストック(H22)ももらったが気に入らず、V6と同じものを頼んだ
- グリップはG3にレザーのグリップ+オーバーグリップ2枚
- 大学時代のスペックはガットありで約350g・バランス31.7cm・スイングウェイト337と言われている
- ストリングは縦ルキシロン 4G×横アルパワー ラフのハイブリッドと言われている
- 振動止めは使わない派。ラケットは3か月くらいで新しいものに替える
コバチェビッチの使用ラケット
Embed from Getty Images Embed from Getty Images上の写真は2026年10月のバーゼルで、シェルトン選手と対戦したときのものです。今のブレード(V10)と同じ緑の塗装ですね。
中身はブレード98 16×19のV6(カウンターヴェイル入り)
2024年ごろ、海外の掲示板Talk Tennisで「コバチェビッチのラケットは95?98?」というスレッドが立ちました。このときは「ブレードかH22だから98だろう」「よく見たら普通のブレード」といった声が出ていました。
2025年2月には、「ストリングの本数を数えると16×19。大学時代や、ツアーに出てきたころに使っていたV6のカウンターヴェイル入りのブレード98だと思う」という書き込みがありました。
そして2026年1月、本人がポッドキャスト(The Changeover)に出演して、V6のカウンターヴェイル入りのブレード98 16×19を使っていると話したことで、ほぼ確定しました。
カウンターヴェイルは、2015年のV6から入った振動を吸収する素材です。打感がかなりマイルドになったぶん、「ブレードらしさが減った」と言われることも多く、掲示板では「歴代で一番嫌われているブレード」なんて言われ方もしています。それをトップ100の選手が使っているのが面白いところです。
プロストックをもらったけど、V6に戻した
同じポッドキャストでは、ウイルソンからプロストックをもらったものの気に入らず、自分が好きなV6のブレードと同じものを作ってほしいと頼んだ、という話もしていたそうです。掲示板でも「H22を試したけど嫌いだった」と紹介されていました。
なので、中身は市販のV6と同じ型と考えてよさそうです。ただ、10年前のモデルの在庫をずっと使えるわけではないので、「V6と同じスペックでウイルソンが作り直したものだから、それはそれでプロストックだ」という意見もありました。ラケットはツヤのない塗装で、新しいものに3か月くらいで替えていくそうです。
同じ時期に、掲示板では「プロストックは過大評価」というスレッドも立っていて、コバチェビッチ選手の話がそのきっかけの一つになっていました。
グリップはG3に、レザー+オーバーグリップ2枚
グリップはG3に、下地をレザーのグリップにして、その上からオーバーグリップを2枚巻いているそうです。ジョコビッチ選手と同じような巻き方ですね。
大学時代のスペックは約350g
大学時代にコバチェビッチ選手のガットを張っていたという人の書き込みでは、大学の終わりごろのスペックはガットとオーバーグリップ込みで約350g、バランス31.7cm、スイングウェイト337くらいだったそうです。ジュニアのころはプロスタッフ RF97を使っていて、その感覚に近づけるためにレザーグリップで手元を重くしていたのでは、という話もありました。
「フレームの横に鉛をけっこう貼っていた」という目撃談もあります。今のスペックははっきりしませんが、市販のブレード98(305g)からかなり重くしているのは間違いなさそうです。
| 項目 | コバチェビッチ選手(大学時代と言われている数値) | 市販 ブレード98 16×19 |
|---|---|---|
| フェイスサイズ | 98平方インチ | 98平方インチ |
| ストリングパターン | 16×19 | 16×19 |
| 重さ | ガットとオーバーグリップ込みで約350g | 305g(ガットなし) |
| バランス | 31.7cm | ― |
| スイングウェイト | 337 | ― |
| グリップ | G3+レザー+オーバーグリップ2枚 | ― |
コバチェビッチの使用ストリング
ストリングは、大学時代はアルパワー ラフを使っていたようです。2025年2月のモンペリエのころには「4Gに変えたのでは」という書き込みがあり、2026年1月には縦ルキシロン 4G×横アルパワー ラフのハイブリッドと紹介されていました。テンションは見つかりませんでした。
また、本人は振動止めが嫌いだそうです。カウンターヴェイルのブレードはもともと振動が少ないので、付ける必要がないのかもしれませんね。
ブレードと4G・アルパワーを使った僕の感想
V6は打ったことがないのですが、今のブレード98 16×19 V10はインプレを書いています。面がブレず、ボックス系らしい柔らかさで振動が少ない打感でした。飛びは自分のスイングの分だけで、軌道は低め。そのぶん厚く当てたときの球のノビが良いラケットです。
4Gは、2週目くらいから打感がほとんど変わらない、テンション維持の良いポリです。芯で捉えたときの球の威力が良く、ボレーもまとまりやすいストリングでした。アルパワーは、ぐっと掴んで押し出してくれる打感で、球のノビが良くなります。
縦に4G、横にアルパワー ラフという組み合わせは、4Gの安定感と、アルパワー ラフの引っかかりのいいところ取りを狙ったセッティングだと思います。
【Wilson】BLADE 98 16×19 V10 インプレ|コントロールと球の伸びで勝負する98
【ルキシロン】4G インプレ|テンション維持が最高で、張り替え頻度が少なく済むポリ
【ルキシロン】アルパワー インプレ|なぜプロは使い続ける?発売30年でも色あせない名作
市販でコバチェビッチのセッティングに近づけるなら
- ラケット:中身まで同じにするなら、中古のブレード98 16×19 V6(カウンターヴェイル入り)。手軽にいくなら、今のブレード98 16×19 V10
- ストリング:縦4G×横アルパワー ラフ。どちらか1本なら4Gが張り替えの頻度を減らせる
- グリップ:レザーグリップ+オーバーグリップ2枚にすると、手元が重くなって太さも増える。グリップサイズは1つ小さめから試すのがおすすめ
- 重さ:約350gはかなり重いので、まずはレザーグリップと鉛を少しずつから
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よくある質問
Q. コバチェビッチのラケットは?
A. 塗装は今のウイルソン ブレードですが、中身はブレード98 16×19のV6(カウンターヴェイル入り)です。本人がポッドキャストで話しています。
Q. コバチェビッチはプロストックを使っている?
A. ウイルソンのプロストックも試しましたが気に入らず、市販のV6と同じものを作ってもらっているそうです。
Q. コバチェビッチのラケットの重さは?
A. 大学時代はガットとオーバーグリップ込みで約350g、スイングウェイト337くらいだったと言われています。今の数値は見つかりませんでした。
Q. コバチェビッチのストリングは?
A. 縦ルキシロン 4G×横アルパワー ラフのハイブリッドと言われています。
まとめ
- コバチェビッチ選手のラケットは、塗装は今のブレードで中身はV6のブレード98 16×19
- プロストックは気に入らず、昔の市販モデルと同じものにこだわっている
- G3にレザー+オーバーグリップ2枚、ストリングは縦4G×横アルパワー ラフ
それではここまで読んで頂きありがとうございました。
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