どうもじょりじょりです。
今日は、ピート・サンプラス選手が現役時代に実際に使っていたラケットとストリングの紹介です。
サンプラス選手はアメリカの選手で、グランドスラムは14勝。ウィンブルドンでは7回優勝して、1990年代はずっと世界のトップにいました。2002年の全米オープンを優勝して、そのまま引退しています。
ラケットはキャリアのほとんどがウイルソンのプロスタッフ6.0 85です。85平方インチの小さいラケットを、ガット込みで380g台まで重くして、ナチュラルガットを70ポンド以上で張っていたという、今では考えられないセッティングでした。
※2026年10月28日時点でまとめた情報です。プロのラケットの中身はメーカーが公表していないので、型や中身の話は海外の掲示板や当時の報道で言われている情報です。
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この記事のポイント
- キャリアのほとんどはプロスタッフ6.0 85(85平方インチ・16×18)。カリブ海のセントビンセント工場製を好んでいたと言われる
- 実物を測った人によると、ガット込みで384g・バランス323mm・スイングウェイト367
- 鉛は3時と9時にストリングの穴の上下に長く貼って、グリップ側にもカウンターウェイト
- グリップは専属ストリンガーのネイト・ファーガソンさんが仕上げた特注。サイズは4 5/8(グリップ5)くらい
- ストリングはバボラ VSのナチュラル(17ゲージ)を70〜75ポンド
- 引退後のエキシビションではKプロスタッフ88を、縦ナチュラル×横ポリのハイブリッドで60ポンド台後半
サンプラスの使用ラケット
Embed from Getty Images Embed from Getty Images上の写真は、1993年ごろのウィンブルドンと、1997年のウィンブルドン決勝(ピオリーン選手戦)のものです。どちらもプロスタッフ6.0 85ですね。
ずっとプロスタッフ6.0 85
サンプラス選手は10代のころから引退まで、ほぼずっとプロスタッフ6.0 85を使いました。85平方インチ・16×18で、グラファイトとケブラーを編み込んだ「ブレイデッド」構造のラケットです。
プロスタッフ85は、生産地がセントビンセント(カリブ海)→台湾→中国と変わっています。海外の掲示板では「サンプラス選手はセントビンセント製の打感を好んで、最後のエディションを使っていた」と言われています。
| 時期 | ラケット | 主な出来事 |
|---|---|---|
| 1980年代後半〜 | プロスタッフ6.0 85 | 1990年の全米で19歳で初優勝 |
| 1990年代 | プロスタッフ6.0 85(セントビンセント製と言われる) | ウィンブルドン7勝、6年連続で年間1位 |
| 2002年 | プロスタッフ6.0 85 | 全米オープン優勝、そのまま引退 |
| 引退後 | ツアー90・nCode系 → Kプロスタッフ88 | 2008年にシグネチャーモデルのKプロスタッフ88が発売 |
サンプラスのラケットのスペック
サンプラス選手のラケットは、専属のストリンガー・ネイト・ファーガソンさんが1本ずつ仕上げていました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 重さ | 384g(ガット込み・実物を測った人の数字)。「400g近かった」という話も |
| バランス | 323mm(6ポイントくらいトップライト) |
| スイングウェイト | 367 |
| 鉛 | 3時と9時に、ストリングの穴の上下に約16cmずつ。何枚も重ね貼り |
| カウンターウェイト | グリップ側にも重さを足して、トップライトに |
| グリップ | 4 5/8(グリップ5)くらい。革グリップの上にトーナグリップ。引退間際は人工皮のグリップに変えたとも |
今のラケットと比べると、重さもスイングウェイトもかなり上です。85平方インチの小さいフェイスでも面がブレないように、横に重さを足していたんですね。
サンプラスの使用ストリング
| 時期 | ストリング | テンション |
|---|---|---|
| 現役時代 | バボラ VS(ナチュラル)17ゲージのフル | 70〜75ポンド |
| 引退後(2010年ごろ) | 縦ナチュラル×横ポリのハイブリッド | 60ポンド台後半 |
現役時代はナチュラルのフルを、70〜75ポンドというかなり高いテンションで張っていたと言われています。細めの17ゲージを高いテンションで張るのが、サンプラス選手のこだわりだったようです。
引退後は、フェデラー選手と同じような縦ナチュラル×横ポリのハイブリッドに変えて、テンションも60ポンド台後半まで下げたそうです。
プロスタッフとナチュラルを使った僕の感想
プロスタッフ85そのものは打ったことがありませんが、近い系統ではプロスタッフ RF97 V12と、今のプロスタッフ97 クラシックを打っています。
RF97は340gの重さのおかげで面ブレがほとんどなく、箱型フレームらしいしっとりした打感でした。97 クラシックは低い弾道でグンと伸びるボールが打てて、当てるだけでボレーが深く飛びます。
サンプラス選手は、これよりもっと小さい85平方インチに、ガット込み380g台のセッティングです。しかもナチュラルを70ポンド以上で張っているので、ラケットに飛ばしてもらう要素はほぼゼロ。それであのサーブとフォアを打っていたと思うと、本当にすごいです笑
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市販でサンプラスのセッティングに近づけるなら
- ラケット:今ならプロスタッフ97 クラシック(V14)。85インチにこだわるなら、復刻版や中古のプロスタッフ85
- ストリング:ナチュラルのフル(VSタッチ)
- テンション:本人は70〜75ポンド。一般の人は無理せず50〜55ポンドから
- 重さ:本人はガット込み380g台。一般の人は3時・9時に少しずつ鉛を貼るくらいがおすすめ
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よくある質問
Q. サンプラスのラケットは?
A. キャリアのほとんどをウイルソンのプロスタッフ6.0 85(85平方インチ・16×18)で戦いました。セントビンセント工場製を好んでいたと言われています。
Q. サンプラスのラケットの重さは?
A. 実物を測った人によると、ガット込みで384g・バランス323mm・スイングウェイト367です。
Q. サンプラスのストリングとテンションは?
A. バボラ VS(ナチュラル)17ゲージのフルを、70〜75ポンドで張っていたと言われています。
まとめ
- キャリアのほとんどはプロスタッフ6.0 85(セントビンセント製と言われる)
- ガット込み384g・スイングウェイト367。鉛は3時と9時
- ナチュラルのフルを70〜75ポンド
それではここまで読んで頂きありがとうございました。
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