どうもじょりじょりです。
今回は、ロジャー・フェデラー選手が開発に関わった伝説の名器「Wilson(ウイルソン)PRO STAFF RF97 Autograph V12」のインプレ・評価レビューをお届けします。
最近では後継・新シリーズとなる「RF01」が発売され、再びフェデラーモデルに大きな注目が集まっています。
持った瞬間の正直な感想は「いや、これ無理?」でしたが(笑)、実際にコートで使ってみると、楽しいラケットでした。
▼本記事の結論&ポイント
- 圧倒的な面安定性! ライジングやボレーのブレなさ加減は素晴らしい
- 340gの超ハードスペック:筆者はシングルス1セットが限界(笑)
- 重さを味方にすればラク:相手の強い球に押し負けず、勝手に球が伸びる
「プロスタッフRF97は一般プレーヤーでも使いこなせる?」「V12の実際の打感や飛びは?」と気になっている方は、ぜひ参考にしてください!
Wilson プロスタッフ RF97 V12のスペック・セッティング
今回インプレするプロスタッフ RF97 V12の基本スペックと、ストリングセッティングになります。
基本スペック
| フェイスサイズ | 97平方インチ |
| ウェイト(重さ) | 340g |
| バランスポイント | 305mm |
| フレーム厚 | 21.5mm |
| ストリングパターン | 16 × 19 |
340gという現代テニス界でも最重量級の超ハードスペックです。ただし、バランスポイントが305mmとかなりトップライト(手元寄り)に設計されているため、静止している時よりは操作しやすく感じられます。

今回のストリングセッティング
- 縦(メイン): ウイルソン NXT(ナイロンマルチ) 50ポンド
- 横(クロス): ゴーセン G-TOUR1(ポリ) 48ポンド
今回は縦にマイルドなナイロン、横にカッチリとしたポリを配置したハイブリッドで張りました。硬さなどをとるために、あて革(レザーパッド)も装着しています
【ストローク性能】重さを活かした威力と気持ち良い打感
打感:ボックス形状らしい「しっとり・柔らかい」フィーリング
打感は最高の一言です。伝統的なボックス形状らしい、しっとりとした柔らかい打球感。
ボールがフェイスに乗っている感覚が手の平にリアルに伝わってくるため、自分が「今、どう当てたか」「どこにコントロールしているか」が明確に分かります。340gの重みでボールを完全に潰せている感覚があり、打っていて非常に良かったです。
飛び・反発性:通常の97よりも球が伸びる!
「飛ばないラケット」と思われがちですが、実は通常のプロスタッフ97(315gなど)よりも飛ぶ印象を受けました。
ラケット自体の重量(質量)が大きいため、同じスイングスピードで当てさえすれば、「重さによる推進力」でボールがしっかり飛んでいきます。相手コートでバウンドした後の「ボールの伸び」は、他のラケットでは出せないノビをしていました。
スピン性能・軌道:擦るスピンは無理。「潰して落とす」
弾道を上げるような「擦り上げるスピン」は、この重さでは不可能でした笑
基本は、厚い当たりでボールをしっかり潰して自然にかかるスピン。軌道は低めで直線的ですが、コントロール性が抜群に高いため、狙ったコースにイメージ通り収まってくれます。
ストローク総評
元気な時や、振れている時のパフォーマンスは圧倒的です。スペック以上に使いやすさも感じます。
ただ、スタミナが切れてくるとスイングスピードが落ち、一気にしんどくなります。しっかり振れる時は「潰してスピン」、疲れてきたら「コンパクトに合わせてライジング」と、プレイスタイルを切り替えると使いやすいですね。
【ボレー性能】面ブレが一切ない安定感
ボレーに関しては、これまで使ったラケットの中でもかなり良かったです。
とにかく「面ブレが一切しない」。この340gという重さが、相手の強いショットを全て跳ね返してくれる盾になります。
- ローボレー: 足元に厳しく沈められた球も、面を合わせるだけで問題なく深く返球できます。
- ハイボレー: ラケットの自重で面が安定するため、当てるだけでコントロールが効きました。
ダブルスで前に出た時は、かなり心強いです。
【サーブ性能】元気な時はフラットがオススメ、後半はスタミナとの勝負
サーブもラケットの重さをそのままボールに伝えることができるため、フラットサーブやスライスサーブの威力・キレは抜群です。
しかし、試合が進むにつれて明確なデメリットが出てきました。
「ラケットダウン(背中側にヘッドを落とす動作)」からトップへ持ち上げる際、ゲームを重ねるごと徐々にしんどさがきました。
縦に持ち上げるスピンサーブは体力を激しく消耗するため、実戦では「厚い当たりのスライスサーブ」をメインにして、省エネで攻めるのが吉だと感じました。筆者は試合だと1セットが限界ですね笑
【実戦レビュー】シングルス・ダブルスでの使用感
シングルスでのインプレ
最初はいつも通りしっかり振ってストロークを展開していましたが、4ゲーム目あたりから早くもスタミナ切れの兆候が……(笑)。 途中で「振り回すのは無理だ」と気づき、コンパクトにテイクバックしてライジングで合わせる「省エネ戦法」に切り替えました。
重さがあるため、合わせるだけで速い展開のオープンコートへ鋭いボールをコントロールできます。「ライジング特化ラケット」として割り切ればシングルスでも戦えますが、やはり一般プレイヤーにはハードな闘いになります。これでシングルスを戦い抜く猛者は本当に凄いです。
ダブルスでのインプレ
ダブルスでの使用感は「最高」の一言です! シングルスに比べて動く範囲が狭いため体力が削られにくく、何よりボレーとリターンの安定感が抜群です。 相手の速いサーブに対しても、ブロックリターン(面を合わせるだけ)で全くブレずに返球できるため、そのまま「リターンダッシュ」で前に出る展開が非常にスムーズでした。ダブルス中心のプレーヤーなら、このラケットの恩恵を最大限に受けられます。
オススメ・合わせたいストリング
・アルパワー…撓む感じとパワー感がちょうど良い。
・4G…硬めのストリングだが、ラケット自体が重たくてストリングは撓んでくれるのでかなりよかった。
・RPMブラスト…合わせると結構飛ぶのでスペック以上に楽ができました。
まとめ:プロスタッフ RF97 V12はこんな人におすすめ!
ウイルソン プロスタッフ RF97 Autograph V12(をじっくりインプレしました。
▼このラケットが向いている人
- 相手のボールに絶対に押し負けたくない人
- ボレーやリターンの面安定性を最重視するダブルスプレイヤー
- フラット・スライス系でライジング気味に速い展開を作りたい人
- フェデラーの実使用モデル(340g)を感じながらテニスをしたい人
スペックだけ見ると「お断り感」がありますが、いざ使ってみると、ボレーの神がかった打ちやすさやライジングの処理など、魅力に溢れた名器です。中古市場などでもまだ手に入りますし、現行の「RF01」とはまた違った良さがあります。
気になっている方は、ぜひ一度この「圧倒的な重さと安定感」を体感してみてください!
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。


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