どうもじょりじょりです。
今日はマリアーノ・ナボーネ選手が実際に使っているラケットとストリングの紹介です。
ナボーネ選手はアルゼンチンの選手で、2024年に一気にランキングを上げ、ATP500と250の大会で決勝に進みました。粘り強いストロークと、方向を変えるバックハンドが持ち味です。2026年10月時点のランキングは43位です。
使っているのはヘッドの<strong>ブーム</strong>の塗装のラケット。ブームは本来「楽に飛ばせる」一般向けのイメージのシリーズですが、ナボーネ選手のものは<strong>18×20・約27.75インチ・ガットなしでスイングウェイト340</strong>という、とんでもなく重いスペックと言われています。
※2026年10月25日時点の情報です。プロストックの中身はメーカーが公表していないので、型や中身の話は海外の掲示板などで言われている情報です。
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この記事のポイント
- もともとは<strong>ラジカル</strong>を使っていた
- 2023年の全米オープンの練習で、同じアルゼンチンのトゥルンゲリティ選手の<strong>ブーム</strong>を借りて気に入り、そのまま乗り換え
- 乗り換えてからチャレンジャーで勝ち始め、2024年にはATPの決勝に進むまでに
- スペックは<strong>27.75インチ・335g・バランス32.1cm・スイングウェイト340(いずれもガットなし)</strong>という書き込み
- 中身は「18×20のブームプロ」という情報と、「スピード系の型(339)」という情報がある
- ストリングは2026年夏の写真から「縦が黄色っぽいポリ、横がグレーのポリ」と見られている
ナボーネの使用ラケット
Embed from Getty Images Embed from Getty Images上の写真は2026年10月のブリュッセルの大会(ヨーロピアンオープン)のものです。
友達のブームを借りたら、人生が変わった
ナボーネ選手のラケットの話で一番おもしろいのは、乗り換えのきっかけです。海外の掲示板Talk Tennisでは、アルゼンチンのファンが次のように紹介しています。
- 2023年の全米オープンで、同じアルゼンチンのマルコ・トゥルンゲリティ選手と練習した
- トゥルンゲリティ選手が使っていたブーム(プロストック、長めの特注、レザーグリップ)を借りて打ったら気に入った
- そのままそのラケットを使って、チャレンジャーでベスト4に入った
- その後、ヘッドのチームと一緒に自分好みに少し調整した
本人もアルゼンチンのスポーツチャンネルのインタビューで、この話をしていたそうです。乗り換えてからチャレンジャーで優勝を重ね、2024年にはATP500と250で決勝に進んでいます。掲示板でも「ラケットとの出会いでここまで変わる選手がいる」と話題になりました。
スペックは「ブーム」とは思えない重さ
2024年5月には、同じフレームを使っているコーチのためにヘッドにナボーネ選手と同じスペックを頼み、そのラケット4本を調整したというカスタマイザーが、次の数字を書き込んでいます。
| 項目 | ナボーネ選手(書き込みの数字) | 市販 ブームプロ 2026 |
|---|---|---|
| フェイスサイズ | 98平方インチ(ブームプロ) | 98平方インチ |
| ストリングパターン | 18×20 | 16×19 |
| 長さ | 27.75インチ(約0.75インチ長い) | 27インチ |
| 重さ(ガットなし) | 335g | 310g |
| バランス(ガットなし) | 32.1cm | ― |
| スイングウェイト(ガットなし) | 340 | ― |
ガットを張るとスイングウェイトは38〜40くらい上がるので、<strong>張り上げ後は370〜380</strong>になる計算です。掲示板では「ナルバンディアン級」「振り回せるならそれが一番」と驚かれていました。一方で「この数字はガットありでは?」という声もあり、ガットなしかありかははっきりしていません。
同じカスタマイザーは「南米の選手は重いラケットを使う人が多い」とも書いていて、クエバス選手(27.75インチ)やシュワルツマン選手(28インチ)のラケットも長くて重かったそうです。
中身はブームプロ?スピード系?
中身については情報が分かれています。最初は「見た目はブームだけど、ラジカルを塗り替えているのでは」「スピード系の型(339)にブームの塗装をしているのでは」という声があり、プロストックに詳しい人物が「その通り」と返しています。
一方で、上のスペックを書き込んだカスタマイザーは「18×20のブームプロ」としていて、同じ人物も「ヘッドが特別に作っているわけではないと思う」と書いています。<strong>18×20で長めのブーム系のプロストック</strong>というところまでは共通していて、細かい型は確定していない、というのが正直なところです。
| 時期 | ラケット | 言われている中身 |
|---|---|---|
| 〜2023年夏 | ヘッド ラジカル | ラジカル(オーゼティックのラジカルも試していた) |
| 2023年秋〜 | ヘッド ブーム(塗装) | 18×20・27.75インチのブーム系プロストック |
| 2026年 | ヘッド ブーム(水色の新しい塗装) | 同じと見られる |
ナボーネの使用ストリング
ストリングははっきりした情報がありません。2026年8月の写真をめぐって、掲示板では次のような見方が出ています。
- セルンドロ選手と似ていて、縦が4Gのような黄色っぽいポリ、横がアルパワーのようなグレーのポリでは
- 縦はヨネックスのポリツアープロでは
- 最近のヘッドは契約選手にヘッドのストリングを使わせているので、縦がリンクス(黄色)、横がリンクスツアーでは
どれも写真からの推測なので、「黄色っぽいポリ×グレーのポリのハイブリッド」くらいに見ておくのが良さそうです。テンションの情報は見つかりませんでした。
ブームとリンクスツアーを使った僕の感想
ナボーネ選手の重いプロストックとは別物ですが、僕は<strong>初代ブームプロ</strong>を使っていた時期があり、<strong>ブームMP 2026</strong>も打っています。
ブームはとにかくボレーが打ちやすいラケットです。トップが膨らんだ形がボレーに合っているのか、ブレがなく、少しボールを持ってからキレ良く飛んでくれます。僕が一時期ブームプロを使っていたのも、ボレーの打ちやすさが一番の理由でした。ストロークは打感が柔らかく、かけた分だけスピンがかかるタイプで、暴発が少ないのも良いところです。
ナボーネ選手はこのブームを18×20・長め・超重量にしているので、打感はまったく違うはずです。ただ「柔らかくて暴発しない」というブームの良さに、重さで押し込む力を足したセッティングと考えると、粘り強いナボーネ選手のプレーとつながる気がします。
リンクスツアーは、目立ったアシストはないものの、使っていて邪魔をしない素直なポリでした。2週目以降も感覚が変わりにくく、週1プレーヤーにもおすすめできます。
【HEAD】BOOM MP 2026 インプレ|柔らかくて扱いやすい、ボレーが打ちやすい100インチ<br>【HEAD】リンクスツアー インプレ|2ヶ月使っても使用感が変わらない、週1プレーヤーにおすすめのポリ<br>【ルキシロン】4G インプレ|テンション維持が最高で、張り替え頻度が少なく済むポリ
市販でナボーネのセッティングに近づけるなら
- <strong>ラケット</strong>:ブームプロ 2026(98平方インチ・310g)。ただし市販は16×19で長さも標準
- <strong>重さ</strong>:本人のスペックは一般の人にはまず無理です。真似するなら12時と3時・9時に少しずつ鉛を足す程度に
- <strong>ストリング</strong>:縦4Gやリンクスツアーなどのポリ×横アルパワー系のハイブリッド
- <strong>テンション</strong>:情報がないので、一般の人は48ポンドくらいから
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よくある質問
<strong>Q. ナボーネのラケットは?</strong><br>A. ヘッドのブームの塗装のプロストックです。18×20で長さ27.75インチと言われています。
<strong>Q. なぜブームに変えたの?</strong><br>A. 2023年の全米オープンの練習で、トゥルンゲリティ選手のブームを借りて気に入ったのがきっかけと言われています。
<strong>Q. ナボーネのラケットは重い?</strong><br>A. ガットなしで335g・スイングウェイト340という書き込みがあり、張り上げると370〜380になる計算です。トップ選手の中でもかなり重い部類です。
まとめ
- ラジカルから、友達に借りたブームに乗り換えてブレイク
- 塗装はブーム、中身は18×20・27.75インチのブーム系プロストック(細かい型は諸説あり)
- ガットなしでスイングウェイト340という、ブームとは思えない重さ
それではここまで読んで頂きありがとうございました。
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