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テニスの「ブーム」でおなじみのヘッドから、ピックルボールの「ブーム プロ EX15(Boom Pro EX15)」が2026年6月に発売されました。ヘッド初の「フルフォーム」構造のパドルで、パワーとスピン、打感の良さを1本にまとめた上級者向けのモデルです。ヘッドの日本公式サイトにも、2026年の新製品として掲載されています。(ピックルボールでは、ラケットのことを「パドル」と呼びます。)
筆者はこのパドルをまだ試打していません。メーカーの公表スペックと、海外のピックルボール専門レビューサイト・販売店の情報をもとに、テニス経験者の目線で整理した記事です。「テニスで例えると」は筆者の主観です。
結論:フルフォームのコアで、弾きと柔らかさを両立した攻撃型
- ハニカムではなく、3層の発泡材(フォーム)でできたコア「TRIFLEX Power」
- 生カーボン(T700)の面で、スピンがかかりやすい
- 縦長(エロンゲーテッド)で、リーチと振り抜きの勢いがある
- 230gのミッドウェイト、15mmの薄めのコアで、パワー寄り
- 米国価格は199.95ドル。上級者・上を目指す人向け
ブーム プロ EX15のスペック
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 形状 | エロンゲーテッド(縦長) |
| 長さ×幅 | 約41.9×18.8cm(英国販売店の表記) |
| 重さ | 約230g(8.1オンス) |
| コア厚 | 15mm |
| コア | TRIFLEX Power(PPフォーム+EPPフォーム+EVAフォームの3層) |
| 面素材 | T700 生カーボン(Hexagon Raw Carbon) |
| ハンドル長 | 約14.0cm(5.5インチ) |
| グリップサイズ | 4 1/8(ヘッド米国公式) |
| 米国価格 | 199.95ドル |
重さ・コア・ハンドル長はヘッド公式(日本・米国)、長さ・幅は英国の販売店の表記です。
メーカーの説明と位置づけ
最近のピックルボールでは、ハニカム(蜂の巣状)のコアではなく、発泡材でコアを作る「フルフォーム」のパドルが増えています。ブーム プロ EX15は、ヘッドが初めて出したフルフォームのパドルです(The Kitchen)。
コアは3層構造です。中心のPPフォームが弾きとパワーを生み、まわりのEPPフォームが衝撃と振動を和らげ、外側のEVAフォームがコアをしならせてスイートスポットを広げる、という説明になっています。
面は六角形の模様が入った生カーボンで、ボールをつかんでスピンをかけやすく、打った瞬間の面のブレを抑えるとしています。ヘッドは、パワー・スピン・快適さを1本で両立したモデルと紹介しています。
発売からまだ日が浅く、詳しい測定データ付きの海外レビューは多くありません。米国の専門メディアThe Kitchenは、5.0以上のレベルの選手が試打した動画レビューを出していて、改善の余地がある点もあると触れています。スペックとメーカーの説明から読める特徴として参考にしてください。
- 良い点:フルフォームならではの柔らかい打感と弾き/生カーボン面でスピンがかかる/縦長でリーチがある
- 気になる点:200ドル近い価格/縦長で、ネット前の速い打ち合いでは振り遅れやすい/国内の販売状況がまだはっきりしない
テニスで例えると
テニスのブームMPのように、「楽に飛んで、打感もしっかり伝わる」タイプのイメージです。フォームのコアで弾きは強いですが、ガチガチに硬いパワー系ではなく、球持ちの良さも狙った作りです。
縦長でハンドルも長めなので、テニスのストロークのようにしっかり振り抜く人ほど、パワーを引き出しやすいと思います。
向いている人・向いていない人
- 向いている:中級〜上級で、パワーとスピンで攻めたい人
- 向いている:テニスのブームなど、ヘッドのラケットを使っている人
- 向いている:ベースラインからドライブで攻めるテニス経験者
- 向いていない:これから始める初心者(まずは手頃なモデルで十分)
- 向いていない:ネット前の速い打ち合いで、操作性を最優先したい人
国内での買い方と価格
ヘッドの日本公式サイトに2026年モデルとして掲載されています。Amazonでは並行輸入品が約38,000円で売られています(2026年10月時点)。米国の価格199.95ドルと比べると割高なので、国内の取扱店の価格や、正規品かどうかもあわせて確認してください。
ほかのパドルと比べるなら
- ヘッド グラビティ プロ EX15:同じヘッドのコントロール型
- ヘッド ラジカル プロ:同じヘッドの手頃な万能モデル
- バボラ ストライカー エボ:テニスブランドの攻撃型
- ミズノ アクロスピード SX:カーボン面で回転と反発を両立した中上級モデル
- JOOLA ペルセウス 3S デュアル 16mm:攻撃型の上級モデル
各パドルの位置関係は「ピックルボールパドル性能マップ」、レベル別のおすすめは「ピックルボールパドルのおすすめ」、選び方の基本は「テニス経験者のためのピックルボールパドルの選び方」にまとめています。ピックルボールの記事一覧はピックルボールのページから見られます。
実際に試打できたら、この記事に感想を追記します。


