どうもじょりじょりです。
今日はラーナー・ティエン選手が実際に使っているラケットとストリングの紹介です。
ティエン選手はアメリカの左利きの若手で、コーチはマイケル・チャンさんです。2025年の秋に、それまでのブレードプロ(18×20)から、ウルトラの塗装の16×19へ大きく乗り換えました。しかもその中身は、市販されていない「ウルトラ98」というプロストックだと言われています。
※2026年10月13日時点の情報です。プロストックの中身はメーカーが公表していないので、型や中身の話は海外の掲示板などで言われている情報です。
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この記事のポイント
- 塗装はウイルソン ウルトラ(青)
- 中身は市販されていないプロストックのウルトラ98(16×19)。ウルトラ100の型を98インチにしたもので、錦織選手のウルトラツアー98とは別物
- 2025年10月のパリまではブレードプロ(H22)の18×20を使っていた
- 12時に1〜2g、横に数gの鉛
- ストリングは縦アルパワー ラフ1.30×横アルパワー ラフ1.25を56ポンド(2026年6月の情報)
ティエンの使用ラケット
Embed from Getty Images Embed from Getty Images上の写真は2026年の中国オープンと上海マスターズのものです。青いウルトラの塗装を使っています。
18×20のブレードプロから、16×19へ
ティエン選手は、2025年の夏ごろまではブレードプロ(H22と呼ばれる型)の18×20を使っていました。目が細かくてコントロール寄りの、上級者向けのラケットです。
それが2025年10月のパリマスターズで、ウルトラの塗装の16×19に変わっていて、海外の掲示板Talk Tennisで大きな話題になりました。目が一番細かいラケットから、目の開いたパワー系へ、かなり思い切った変更です。
掲示板では「サーブやウィナーを打つ力が課題と言われていたので、楽にパワーを出せるラケットに変えたのでは」「現役の終わりにパワー系のラケットに変えたチャンコーチが、勧めたのでは」といった見方が出ていました。
中身は市販されていない「ウルトラ98」
最初は「中身はバーン100では」「ウルトラ99プロ(スチーム99)では」とも言われていましたが、ストリングの穴の位置やフレームの形が合わず、最終的にプロストック専用のウルトラ98(16×19)という見方に落ち着きました。2025年11月に、海外のプロストック販売サイトに同じ形のラケットが出ていたのが決め手になっています。
このウルトラ98は、市販のウルトラ100の型を98インチに小さくしたものだそうです。ウイルソンのウルトラには、錦織選手のウルトラツアー98(昔のツアー95の系統)もありますが、ティエン選手のものはそれとはまったく別の型です。
| 項目 | ティエン選手のウルトラ98(言われている情報) | 市販 ウルトラ100 V5 |
|---|---|---|
| フェイスサイズ | 98平方インチ | 100平方インチ |
| ストリングパターン | 16×19 | 16×19 |
| フレーム厚 | 22.5〜24.5mmくらい(実物の計測) | 24-26-23mm |
| 重さ | 工場出荷時はガットなし307gくらい、そこに鉛 | 300g(ガットなし) |
| 市販 | なし(プロストックのみ) | あり |
実際にこのプロストックを手に入れた人たちの感想では、「振動を抑える仕組みが入っていない、打感がクリアなラケット」「ピュアドライブ98をもっと打感良くした感じ」「パワーはそこまで強くなく、コントロールも良い」といった声が多かったです。
鉛は12時と横に少し
2025年11月のパリでの写真では、12時に1〜2g、3時・9時のあたりに数gの鉛が貼ってあるように見えると言われていました。工場から出た時点では、ガットなし307gくらいでスイングウェイトは低めという話もあり、そこに鉛を足して振り抜きと安定感を調整しているようです。
ティエンの使用ストリング
ストリングは縦がアルパワー ラフ1.30、横がアルパワー ラフ1.25で、テンションは縦横56ポンド(2026年6月の書き込み)。同じストリングを縦と横で太さだけ変えるのは珍しいように見えますが、ムチョバ選手やフォンセカ選手など、やっている選手は意外といるそうです。
以前はソリンコのツアーバイトを使っていましたが、ウイルソンとの契約が変わったころにルキシロンに変えたと見られています。
ウルトラとアルパワーを使った僕の感想
ティエン選手の型に近い市販品としては、ウルトラ100 V5を自腹で買って使っていました。ボールを一度ホールドしてくれるしなやかな打感で、弾きすぎないのでフラットドライブでコースを突きやすく、ボレーは面がブレずにかなり安定していました。ティエン選手のウルトラ98は、これを少し小さく、打感をクリアにしたラケットと考えると分かりやすいと思います。
ちなみに僕が以前メインにしていたウルトラツアー98は錦織選手の系統なので、名前は似ていても、ティエン選手のものとは別のラケットです。
アルパワーは、芯のある柔らかい打感で球質が良いポリです。左利きでコースを打ち分けていくティエン選手には、思った通りに飛ぶ素直さが合っているんだと思います。
ウィルソン ウルトラ100 V5 インプレ・評価|試打から自腹購入して実戦で分かったこと
【比較インプレ】Wilson ULTRA 100 V5 vs ULTRA TOUR 98 V5
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市販でティエンのセッティングに近づけるなら
- ラケット:ウルトラ100 V5。ティエン選手のウルトラ98は市販されていないので、一番近いのはこれ
- ストリング:縦アルパワー ラフ1.30×横アルパワー ラフ1.25。1本で張るならアルパワー ラフ1.25
- テンション:ティエン選手は56ポンドとかなり高め。一般の人は48〜50ポンドくらいから
- 重さ:12時に1〜2g、3時・9時に少し鉛
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よくある質問
Q. ティエンのラケットは?
A. 塗装はウイルソンのウルトラですが、中身は市販されていないプロストックのウルトラ98(16×19)と言われています。
Q. 錦織選手のウルトラツアー98と同じ?
A. 違います。ティエン選手のものはウルトラ100の型を98インチにしたもので、錦織選手のウルトラツアー98(昔のツアー95の系統)とは別の型です。
Q. ティエンのストリングは?
A. 縦アルパワー ラフ1.30×横アルパワー ラフ1.25を56ポンドと言われています(2026年6月)。
まとめ
- ティエン選手は2025年秋に、ブレードプロ18×20からウルトラの塗装の16×19へ
- 中身は市販されていないプロストックのウルトラ98
- ストリングはアルパワー ラフを縦1.30・横1.25で56ポンド
それではここまで読んで頂きありがとうございました。

