Solinco M3(CHROMA)プロトタイプ 新作情報まとめ|スペック・試打評価・使用選手

ソリンコ M3(CHROMA)プロトタイプ 最新情報まとめ テニス

どうもじょりじょりです。

今回はソリンコから登場予定の新作プロトタイプ「M3」、製品名「CHROMA(クロマ)」の新作情報まとめです。

ソリンコ M3(CHROMA)プロトタイプ 最新情報まとめ

ソリンコのラケットといえば、コントロール系のホワイトアウトとパワー系のブラックアウトの2本柱ですが、M3はそこに加わる3本目のラインになりそうです。

結論から言うと、99平方インチ・16×20・305gの「スピンもコントロールも欲しい人向け」のフレームで、ピュアアエロ98やウイルソンのDEFYER 98あたりと真っ向からぶつかるカテゴリーですね。

※2026年10月6日時点の情報です。スペックはプロトタイプのもので、正式な製品版の数値・発売日・価格はまだ発表されていません。

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簡単なモールド特徴まとめ

  • フェイス:99平方インチ。形はウイルソンのブレード98とブレード100の中間くらいの、やや縦長の楕円
  • ストリングパターン:16×20。ピュアアエロ98やDEFYER 98と同じく、目が比較的「粗め」の16×20
  • フレーム:ピュアアエロ系のような空力形状ではなく、D字に近い角ばった断面。12時側はやや厚めに見えるとのこと
  • カラー:試打用プロトタイプはグロスブラック一色。スロート内側に「M32」の文字だけが入っています
  • 長さ:試打用は27インチ。27.5インチの「ロング版」も存在するようです

ここ数年は各社とも「スピン系=空力フレーム」の流れでしたが、M3はあえてそこを外しているのが面白いところです。

角ばったフレームは振り抜きでは不利ですが、そのぶん面の安定感が出やすいので、「アエロの真似ではない、ソリンコ流のスピン系」という評価が掲示板でも多かったですね。

発端はTalk Tennisのプレイテスト募集

Tennis Warehouse Playtest: Solinco Chroma Prototype
Attention Talk Tennis Members:As 2027 creeps closer, we have our very first look at some of the new racquets launching! …

9月28日、海外テニス掲示板「Talk Tennis」(Tennis Warehouse運営)で「Tennis Warehouse Playtest: Solinco Chroma」というプレイテスト(試打モニター)の募集が始まりました。

Tennis Warehouse側が「2027年に向けて、新作ラケットの最初の1本」と紹介しているので、M3(CHROMA)は2027年モデルと見てよさそうです。

  • 募集はアメリカの会員限定。当選者には10月1日に連絡
  • グリップは2と3の2サイズ
  • ラケットと一緒にコンフィデンシャルソフトとマック10の2張り分、帽子・靴下・グリップまで同梱されていたとのこと
  • スレッドの題名は途中で「Chroma Prototype」に変更。届いたのは製品版ではなく、黒一色の最終プロトタイプ「M32」でした

製品版の色はまだ不明ですが、「このグロスブラックのまま出してほしい」という声もかなり多かったです。

M3 → M32 → CHROMA 名前の流れ

型番が何種類も出てきて少しややこしいので整理しておきます。

  • M3:開発コードネーム。2026年4月ごろからSNSで「Solinco M3」として目撃され始めました
  • M33(M3-3):途中段階のプロトタイプ。9月上旬に「99平方インチ・16×20・約304g」のサンプルとしてInstagramで紹介されています
  • M32:最終プロトタイプ。今回のプレイテストで配られているのもこれで、掲示板では「M32がそのままCHROMAになった」とされています
  • CHROMA:製品名。クロマ=「色彩」の意味で、ホワイトアウト(白)、ブラックアウト(黒)、プリズム(光を分ける)と続くソリンコの「色・光」シリーズの命名ルールにぴったりです

ちなみに、9月中旬には別のInstagramアカウントから「X3」というさらに別のソリンコのプロトタイプも投稿されていて、ソリンコはラケットの開発をかなり加速させている印象ですね。

判明しているスペック

Talk Tennisで、実際にプロトタイプを長期間テストしたユーザーが書き込んだ数値を中心にまとめます(すべてプロトタイプの値で、公式発表値ではない点に注意)。

項目数値
フェイスサイズ99平方インチ
ストリングパターン16×20
重量(ガットなし)305g前後
バランス(ガットなし)7ポイントヘッドライト(4ポイントという書き込みもあり)
スイングウェイト(ガットなし)約290(複数のテスターが実測)
長さ27インチ(27.5インチ版もあり)
フレーム形状D字に近い角ばった断面(空力形状ではない)
推奨テンション未発表
フレックス(RA)未発表
発売時期2027年予定(未確定)
価格未発表

ガットなしでスイングウェイト290ということは、ガットを張るとだいたい305〜310前後になる計算です。

305gのラケットとしてはかなり振りやすい部類で、ここから鉛を貼って自分好みに重くしていく前提の「素直なベース」という感じですね。実際、テスターの多くは鉛テープを足して使っているようです。

ソリンコはグリップエンドに5g・10gのおもりを入れられる「ウェイトコントロールモジュール」も用意しているので、M3にも付いてくるならカスタムはかなりしやすそうです。

スペックから見える設計思想

99平方インチ・16×20・305gという組み合わせは、今いちばん激戦区の「スピンもかけられる98〜100の操作系」ど真ん中です。

ライバルを並べるとこんな感じ。

  • バボラ ピュアアエロ98(98・16×20・305g)
  • ウイルソン DEFYER 98(98・16×20・305g)
  • ヘッド スピードMP / ヨネックス VCORE 98 あたり

ただし、ピュアアエロ98が空力フレームで「振り抜き+回転」寄りなのに対して、M3は角ばったフレームで「安定感+球の重さ」寄りに作っているように見えます。

フェイスも98ではなく99と、ほんの少しだけ大きくしてあるのもポイントで、スイートスポットの広さで差をつけたいのかなと。

同じ16×20でも、端のガットとフレームの距離で弾き方はかなり変わる(ダイアデムのエレベートは16×20なのに飛ばない、など)という指摘も掲示板で出ていたので、このあたりは実際に打ってみないとわからないところですね。

海外の試打インプレ要約

正式なプレイテストのレビューはこれからですが、すでにプロトタイプを打った人たちの感想はかなり出ています。

  • スピン・パワー・安定性・コントロールが全部そろっている:海外レビュアーのTennComは「ほぼ全部の項目にチェックが入る」と大絶賛。打球感も「プロストックのような生のグラファイト感」とのこと
  • 弾道はホワイトアウトV2より低め:スピン系だけど打ち上がりすぎない、という報告。弾道が上がりすぎるのを心配していた人には朗報です
  • ボールの質が良い:長期間テストしたユーザーは「98のコントロール系でも、ピュアドライブのようなパワー系でもない。99・16×20・305gで、とにかく打ち出すボールの質が素晴らしい」とまとめています
  • ラケットの性格は「プレーヤーズラケット寄り」:VCOREやスピードMPと比べる声もあり、DEFYERのような軽快さ一辺倒ではなさそう
  • ガットはツアーバイト系と相性が良い:ツアーバイト/ツアーバイトラウンドが一番合ったというテスターも

一方で、「プロトタイプは何度か改良版が出ていて、評価には少しばらつきがあった」という声もあるので、最終版のM32でどうなっているかは正式レビュー待ちですね。

M3の使用選手

  • ジャック・ケネディ選手(アメリカ):バージニア大学の1年生で、今年のカラマズー(全米ジュニア)優勝、全米オープンのワイルドカードも獲得した注目株。M3(M32)の「看板選手」で、ロング版を使っているようです。ガットはハイパーG
  • アンドリュー(アンディ)・ジョンソン選手(アメリカ・17歳):以前はホワイトアウトを使っていましたが、M3のプロトタイプに切り替え。ヘビースピンのフォアが武器の選手です

ソリンコ自身も「未発表のフレームを若手選手が使っている」ことは認めているようです。トッププロではなく、勢いのある若手から広めていくのがソリンコらしいやり方ですね。

M3(CHROMA)はどんな人に合いそう?(予想)

  • ピュアアエロ98やDEFYER 98が気になっているけど、もう少し面の安定感がほしい人
  • ホワイトアウトのコントロールは好きだけど、もう少しスピンと楽さがほしい人
  • ブラックアウトだと飛びすぎる、もう少し抑えたい人
  • ノーマルスペックで買って、鉛やグリップエンドのおもりで自分好みに仕上げたい人

逆に、何もしなくてもガンガン飛んでほしい人は、ブラックアウトやピュアドライブ系の方が合いそうです。

スピン系のラケット選びで迷っている方は、こちらの比較記事もどうぞ。

現時点での位置づけ

ここまでの情報は、Talk Tennisのプレイテストスレッドと、テスターやギア系アカウントのSNS投稿をもとにしたものです。ソリンコ公式からの正式発表はまだありません。

以下の点は未確定のままです。

  • 製品版のスペック(特にフレックスと推奨テンション)
  • 製品版のカラー(プロトタイプは黒一色)
  • 発売日・価格・日本での展開

これからTalk Tennisのプレイテスターのレビューが続々出てくるはずなので、正式スペックとあわせて追記していきます。

個人的には、ガットメーカーのソリンコが作る「スピン系」がどこまでやれるのか、かなり楽しみです。日本で試打できたら真っ先にインプレします。

それではここまで読んで頂きありがとうございました。

参考:Talk Tennis「Tennis Warehouse Playtest: Solinco Chroma Prototype」/Tennisnerd「Andrew Johnson’s Racquet」/Tennisnerd「Racquets for Advanced Players: Smaller Brands」/Instagram @tennisracketseu・@theracquetreport・@tenncom.media

じょりじょり

東北出身、テニス歴15年、

テニスラケット収集が趣味で90年代から現在のラケットまで幅広くコレクションしています。
最近はJOPにも挑戦中です。中々勝てませんが笑
年間ラケット購入数は過去最高50本です。
現在までのラケット、ストリング使用数は200を越えています。

メイン:プリンス ビースト100 2026
使用ストリング:ゴーセン G-tour1 

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