どうもじょりじょりです。
テニス界でコスパが高いと評判のドイツメーカー、シグナムプロ。その中の「トルネード」のインプレです。トルネードなんて名前、いかにも硬くて激しくスピンがかかりそう……と思って敬遠していませんか?実はこのストリング、使ってみると名前のイメージを良い意味で裏切る、かなり扱いやすいポリでした。
7角形の多角形ストリングになるみたいですね。
トルネードの製品概要とスペック
まずはトルネードがどんなストリングなのか、基本スペックです。
- 素材: ポリエステル(ハイテク・ポリエステル)
- 構造: 7角形断面・スパイラルねじり加工
- ゲージ: 1.17mm / 1.23mm / 1.29mm
- 定価: オープン価格(実勢価格は非常にリーズナブル)
一番の特徴は、7角形の断面にさらに「ねじり(トルネード)」を加えているところです。一見すると、ボールを激しく引っ掛ける攻撃的なスピンガットに見えますが、実はこの加工が打感の柔らかさやホールド感につながっているんだと思います。
セッティング

今回は以下のセッティングで試打しました。
- 使用ラケット: HEAD ユーテック ラジカル OS(オーバーサイズ)
- テンション: 縦46ポンド / 横44ポンド
あえて面が大きいラジカルOSを使って、ストリングのたわみ感や戻りの良さを感じやすくしています。
打感・使用感のインプレ
ストローク:ポリとは思えないホールド感
「えっ、これ本当に多角形ポリ?」というくらい柔らかいです。多角形ストリングはエッジが立っている分、打感が硬くなりがちですが、トルネードはボールが当たった瞬間にグーッと深く沈み込むようなホールド感がかなり強いです。
スピン性能は意外なポイントで、「トルネード」という名前ですが、勝手にスピンがかかるタイプではありません。どちらかというと自分のスイングで回転をかけるタイプでした。
ボールを一度掴んでから押し出す感覚で、ナイロンに近い安心感があります。ナイロンからポリへ移行したい方でも違和感は少ないと思います。
飛びも、決して飛ばないガットではありません。ホールドした後にしっかり反発して飛んでいくので、たわんで飛ばす感触ですね。
ホールド感はトルネードの方が強めなので打感は少し異なりました。
ボレー:好みが分かれる「掴みすぎる」感覚
ボレーに関しては、そのホールド感がメリットにもデメリットにもなりました。ホールド感が強すぎるのも難しいところですね。
デメリットは、相手の速い球に対して弾きが欲しい場面で、ホールドされすぎて少しもたつく感覚があったことです。特にボレーボレーの展開では、もう少しシャープさが欲しいと感じる人もいると思います。
メリットは、タッチ系ショットやドロップボレー、ロブボレーのコントロールが抜群なことです。ボールを長く持てるので、コースの微調整が効きます。
サーブ:回転量〇
サーブでは、このホールド感が良い方に働きました。特にスピンサーブやスライスサーブでは、ボールがストリングにしっかり食いつくので、バウンド後の変化をしっかりつけられます。フラットサーブでもホールド感のおかげでコントロールがつけやすく、狙ったコースに自信を持って打ち込めます。サーブはかなり打ちやすかったですね。
試合では
シングルス
打球情報が得られやすいからか、ボールコントロールがしやすく、かなり使いやすいと感じました。一旦ボールを持ってくれるので、当て方をミスったなと思ってもそこから微調整でき、ミス自体は少なかったです。色々無難な優等生ガットですが、尖った特徴がホールド感なので、相手を差し込んだりスピンで追い出したりといった、ストリングに助けてもらったポイントはないですね笑 でも思った通りのプレーはしやすいので、悪くないなという印象です。
ダブルス
スピンサーブで相手を追い出して、ペアに決めてもらう展開が作りやすいストリングでした。自分でもサーブ&ボレーをしてみましたが、ボールを持ちすぎて浮くことも多く、使いにくいなという感じでした。僕の実力不足で合っていないだけかもしれませんが笑 ただホールド感のおかげでスライスでストレートを抜いたり、並行陣同士の勝負の時にボレーでロブを上げやすかったりと、打球情報をもとに展開をうまく考えると結構良かったです。まあそれをどのストリングでもできたら良いんですけど、思ったより飛びすぎるストリングもあるので、なかなか難しいんですよね笑
他の人気ストリングとの比較
トルネードに近いストリングとして、テクニファイバーの「ブラックコード」が挙げられます。
- ブラックコード: 柔らかく弾きが良い。ポリでも柔らかく、初めてのポリにもオススメ。
- トルネード: ブラックコードよりもさらにホールド感が強く、強調されている。
ブラックコードを使っていて、もう少しボールを乗せたい、コントロールを重視したいと感じているなら、トルネードは選択肢になると思います。
トルネードをオススメする人・しない人
オススメする人
- ポリの硬さが苦手な人: 「肘や肩に優しいポリを探している」という方に最適です。
- ホールド感重視のプレーヤー: 弾きよりも、グッと掴む打感が好きな人。
- コスパを重視する人: シグナムプロらしく、性能に対して価格が非常に安定的です。
オススメしない人
- シャープな弾きを求める人: ボールをすぐに離したい、弾き重視のプレーヤー。
- 勝手にかかるスピンを期待している人: ガットにスピンを「かけさせたい」人には、もう少しエッジの効いた他製品が向いています。
まとめ
トルネードという名前で多角形なので、めっちゃ硬そうなイメージでしたが、ホールド感もしっかりあって、柔らかくて使いやすいストリングでした。むしろトルネードみたいなスピンはかからないので、名前はあまり気にしない方が良いですね笑 ポリでも柔らかいものを求めている方や、ホールド感が欲しい方にオススメのストリングです。
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それではここまで読んで頂きありがとうございました。




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