どうもじょりじょりです。
シグナムプロの隠れた名作ポリエステルガット「ファイアーストーム」。
筆者の元メインで今も2本目に張ることがあります。
メインはG-tour1ですが、たまにファイアーストームも使っており、ファイアーストームは7年くらい使っていますね。
マッテオ・ベレッティーニ選手やフラビオ・コボッリ選手といったトッププロも愛用しております。
価格が安く、「柔らかさと適度な弾き感を両立したい」「飛びすぎるポリは怖いけれど、硬すぎるのも嫌」というプレイヤーにオススメの性能に仕上がっています。
7年と長年愛用した感想、ファイアーストームについては世界一詳しいインプレ(多分)だと思います。
💡過去のインプレはこちらから💡
総評
ポリエステルのなかでもトップクラスの柔らかさと包み込むようなホールド感が魅力。その中で程良い反発力でボールを押し出してくれるバランスの良さがあります。性能維持の高さとコスパの良さも魅力的です。
- ストローク: 打球感が非常にマイルドで、インパクト時にボールを一瞬捕まえてくれる感覚(ホールド感)が強めです。飛びもそこそこなのでコントロール性が高く、収まりも良いので思い切って振っていけます。
- ボレー: 硬さを感じず、タッチ感が良いです。ドロップボレーや細かなコースへのコントロールがしやすいですが、パンチを出して弾くボレーには少し足を使うなど動きを入れた方が良いです。
- サーブ: ホールド感があるためコントロールしやすいです。回転もしっかりかかり、フラット系・スライス系ともに狙った枠の中にしっかり収まってくれます。威力はG-tour1の方がありましたね。
圧倒的値段の安さ
送料抜きで920~960円、送料込みでも1100円程度とこのインフレ時代でも超格安です。
ロールも12000円くらいと1張720円程度と素晴らしいコスパ。
尚且つトッププロも使っているという、性能もお墨付き。
値段や性能も含めて学生~社会人プレーヤーにも優しいストリングですね。
愛用のG-tour1と比較
| 項目 | ファイアーストーム | G-TOUR1 |
| 打感(ホールド感 vs 潰し感) | 非常に柔らかく包み込む 打球衝撃が少なく、面全体でボールを一瞬キャッチするようなマイルドなホールド感。 | 芯のある打感で球潰し感強め 硬すぎないが重ためのホールド感としっかりとした手応えがあり、ボールをガツンと潰して打つ感覚。 |
| 飛び(パワー) | G-tour1より少し控えめ ホールド感が強いのでしっかり振ると柔らかさの分G-tour1より少し飛びが控えめです。 | 振った分だけ推進力がある 潰した分だけスピードに変換され、スピード感のある伸びるショットが飛ぶ。しっかり振ったらファイアーストームより飛ぶ |
| スピン性能 | 引っ掛かりは控えめ。普通の丸形ポリ 厚く当ててかかっていく自然なスピン量。引っ掛かりは控えめ | 少し強めの引っ掛かり+スピン性能も高め スナップバックが強く働き、スピンのかかったボールが打ちやすい |
| 打球の軌道 | 低〜中軌道で直線的 軌道のコントロールがしやすく、狙った高さ・深さに収めやすい。 | 低〜中軌道で直線的 どちらも軌道は大きく変わりなし |
楽で安定しているのはファイアーストーム
しっかり振っていった時の威力はG-tour1
ということで現在はG-tour1がメインです。
ただ万人向けするのはファイアーストームで、今でもたまに使うのはこのホールド感とパワーのバランスが好みだからです。
💡G-tour1のインプレはこちらから💡
インプレ(1.25と1.30)
ストローク
打った瞬間に感じるのは、柔らかさとスイートエリアの広さです。
筆者はこのホールド感が好きで今でも使います。
ガット全体がボールを包み込むように一度受け止めてから押し出してくれるため、打球衝撃も非常にマイルドです。
また擦るようなスピンよりも、厚いインパクトで押し込むスピンとの相性が良いです。ボールを掴む時間が長いため「打球の軌道コントロール」が非常につけやすく、様々な軌道でボールが打てます。
弾き感が強すぎるポリにありがちな「突然のアウト」が起きにくく、しっかり振り抜いていける安心感がありました。
ここがG-tour1と違うところですね。G-tour1はシリコンで滑りやすいのでたまに暴発があります。
ボレー
ボレーでは、そのホールド感の高さがそのままタッチの良さに繋がっており、かなり打ちやすいです。
相手の威力あるショットに対してもガットが衝撃を吸収し、面がブレずにしっかり受け止めてくれます。
ドロップボレーや角度をつけるアングルボレーなど、感覚を大事にするショットは非常に打ちやすいです。
一方で、しっかり打っていくときは一瞬ボールを咥え込むフィーリングがあるため、弾き重視のポリに比べるとややスピード感は控えめになります。
そのためしっかり足を入れて打つ必要があります。
サーブ
サーブでもストローク同様に面でしっかり掴む感覚が得られます。
フラットサーブでは、一瞬乗ってからしっかりと飛ばしてくれるので、コーナーを狙ったサーブが狙い通りに決まります。
スライスサーブやスピンサーブに関してもスナップバックが効いて自然な引っかかり感があり、変化と確率を重視したサーブが打ちやすかったです。
サーブの威力はG-tour1の方があるのでサーブとストロークの威力でG-tour1をメインにしました。
1.25ゲージと1.30ゲージの違い
ホールド感やよりボールを潰せるのは1.30ゲージ。
ただ軌道がより低めにでるのでインドアなど飛びにくい環境では少し辛さがあるかも。
屋外だと程良い飛びと打ち込んでもブレない性能が好きなので、
屋外時は1.30ゲージを張っています。
逆にインドアだったり飛びが控えめなラケットは1.25を合わせるとちょうど良いです。
合わせて振るタイプやファイアーストームの良さを感じつつ飛びを求める場合は1.25ゲージですね。
学生や男性競技者は1.30ゲージの方が好みだと思います。
テンション維持や性能維持
テンション自体は普通のポリで2週間くらいで緩やかに柔らかくなっていきます。
ただ元々柔らかいポリなので、2か月程度放置して張りっぱなしでも性能自体の劣化はあまりなかったです。強いて言えばスピン性能は少し落ちたかなといった印象ですが、このストリングはスピンを求めるストリングではないのであまり気にならないですね。
耐久性は週2程度の練習で1か月と少し持つので通常のポリ程度です。
値段と性能維持を考えるとかなりコスパは良いですね。
オススメプレーヤー
- 打感が柔らかいポリエステルガットを探している方
- ボールを捉えるホールド感・コントロール性を重視したい方
- アウトを気にせず、思い切ってフルスイングしていきたいハードヒッター
逆に「弾きの早さを最優先したい方」や「カンカンとした硬い打球感が好きな方」には少しマイルドすぎるかもしれません。
使用プロ選手
マッテオ・ベレッティーニ選手
Embed from Getty Imagesフラビオ・コボッリ選手
Embed from Getty Imagesミカエル・ユーズニー選手(開発者)
Embed from Getty Imagesミハイル・ククシュキン選手
Embed from Getty Imagesこう見るとヘッドの選手が多いですね。
ヘッドのラケットと相性が良いんですかね。
まとめ
シグナムプロのファイアーストームは、「マイルドな打感」「優れたホールド感」があり、尚且つ値段が安いです。
ナイロン⇒ポリへの移行する方やポリ特有の硬さに悩んでいる方、しっかり振ったときの飛びを抑えつつ心地よい打感を求めたい方には間違いなく刺さるストリングと言えます。
単張りの価格もお手頃ですので、気になる方はぜひ一度試してみてください!
それではここまで読んで頂きありがとうございました。


