どうもじょりじょりです。
今日はクラシックラケットであり名器でもあるリキッドメタル ラジカルmpのインプレになります。

☆記事のポイント☆
ジョコビッチのプロストックでもあるPTのモールドとなったリキッドメタルシリーズ その中でも名器と評価の高いラジカルmpのインプレ、レビューになります。
僕は現役の時OSといいリキッドメタルは愛用してました。今でもこの打感は忘れられません笑
・リキッドメタル ラジカルmpの使用感
・今のラケットにはない撓り
・18×20でもしっかり飛ぶ
スペック
長さ | 27インチ |
フェイスサイズ | 95平方インチ(当時は98平方インチ) |
重さ | 295g |
フレーム厚 | 21mm |
ストリングパターン | 18×20 |
RA値 | 64 |

この95平方インチか98平方インチかというのは、
昔ヘッドは内側のフェイスの測定ではなく外のフレームも含めたフェイスサイズの表記だったので、
今と昔でフェイスサイズが違う時があるみたいですね。
プロストックのモールドでもある
知っている人は知っているプロストックというもので、
このリキッドメタルというシリーズでラジカルツアーとインスティンクト ツアーXLはPTシリーズのモールドになっています。
有名なのはジョコビッチ選手、ガスケ選手ですね。
ジョコビッチ選手は27.1インチのモールドでラジカルツアーのPTシリーズを使っていると言われています。
ガスケ選手はPT161というリキッドメタル インスティンクト ツアーXLのモールドを使っていることで有名ですね。
現在でも使っている選手がいるのでラジカルを含めリキッドメタルシリーズは名器というのが伺えます。
僕もこのラケットは愛用していて思い入れのあるラケットになります。
使用感
ストローク
この動画の方のストリングはハイパーGかな?
かなり良い球がいっていますね。
僕はTCSを48ポンドで張りました。

ストリングから見える茶色の物は、
ニュースティックオン(当て革)です。
球持ちが良くなるのとグロメットの保護でつけてます。
まず初めに感じたのは球の伸びですね。普通に打つだけでもラケットが撓り、そこからボールが打ち出されるので跳ねても減速せずに相手を差し込めます。
次に18×20で面圧の高いラケットになるため固く感じるのかと思ったら4方向に入っているリキッドメタルのおかげで硬さは感じず、現代のラケットにない撓り、柔らかさを感じました。
ボールも飛びすぎず、飛ばなさすぎずとちょうど良い飛びで安心して打ち込めました。
ただスイートスポットは狭いので外すとどうしても固さを感じましたね。
スピンはストリングパターンの関係上16×19と比べかかりにくいのでそこはストリングで調節しないといけなかったです。
しかし現代のラケットにない撓りとボールの伸び、打感の柔らかさは最高の一言でした。
ボレー
面圧の高さと撓りのおかげでかなり打ちやすかったです。
面ブレが全く無く、どんなボールでも少し力を与えるだけでしっかり返りました。
スイートスポットが狭いのは少しネックでしたがそれ以上にアングル、スライス、フラットどれをとっても打ちやすかったです。
スイートスポット外すと飛ばないのは試合だと困るかもしれませんが笑
サーブ
サーブもグリップが扁平なおかげか、かなり打ちやすかったです。
ストリングパターンの関係上しっかり振らないといけないですが、振りさえすれば自分の思ったボールが打てるので再現性はかなり高かったです。
逆に入れにいきたくて中途半端なスイングだと引っかからないので安定したサーブが打てなくなりますね。
ストロークのような寛容性はなくサーブはある程度振れないと打ちにくさを感じそうな感覚がありました。
しかしフラットの伸びも良く、スピンも跳ねるので振れる人にはかなり良いと思います。
試合で使ってみて
シングルス
元々使い慣れているというか、
ある程度上手くなってから試合とかで使っていたので懐かしい気持ちになりました笑
久々に使うのでスイートスポットの狭さが気になるかなと思いましたが、
全く問題なかったですね。
多少外してもストリングパターンのおかけで無理やりボールを潰せました笑
最初らへんは今のラケットの感覚でスピンをかけていたら全然かかりませんでした。
ボールを潰すように意識すればフラットドライブくらいの回転で打てました。
回転で攻めるというより、
ボールの伸びを生かした相手のタイミングやペース崩す戦術が良いですね。
ピュアドライブ、ezone等の現行でパワーのあるラケットにも打ち負けることなく攻めていけました。
ラケット自体の性能も良く、
特徴的な打球感なので、
プロストックのモールドになる理由がわかります。
撓りのおかげでベースラインよりも付近にいてライジングで攻めることができ、クラシカルなラケットですがシングルスでも全然使えました。
ダブルス
面ブレの無さがかなり助かりました。
というかダブルスでもこれで出ていたことがあるので違和感なく使えました笑
ストリングパターンのおかげでふかさずに相手の足元に落としやすく、コントロールが必要なボレーがかなり打ちやすかったです。
ただスイートスポットが狭いので相手のアタックを処理するのに大変だったのでそこは現行のラケットの良さを感じました。
合うストリング
今回はTCSを使いましたが、
昔使っていたときはウィルソンのNXTをずっと使ってましたね。
しかし今使ってみるとTCSの方が良かったですね。
ストリングパターンを考えて色々張り替えて使いましたが1番は、
ハイパーGですね
決して動画の人が使ってそうだからってわけではないですよ笑
僕もハイパーGを46ポンドで張って使ってみたら撓りと反発がバランス良くなり、ボールの伸びも保ちつつスピンもしっかりかかるようになったのでかなり良かったです。
ジョコビッチ選手みたいにナチュラルとポリでハイブリッドで張ってみても良いですがホームストリンガーにナチュラルは厳しいです笑
総評
最高ですね笑
撓りのあるクラシカルな打感でボールもしっかり伸びる。
全くふかさないストリングパターンでボールを潰せる。
現代のラケットにはない球が打てるので正直また戻そうかなとも考えてしまいます笑
マイクロジェルも改造していて気に入っていますがやっぱリキッドメタルってめちゃくちゃ良いですね笑
今でも中古でありますしeBayでもたまに出品されているので興味のある方は是非ともどうぞ。
それではここまで読んでいただきありがとうございました。
コメント
コメント失礼します。
リキッドメタル・プレステージを買ったらあまりに使いやすくて驚きました。最近のプレステージにはない独特のしなり感というか柔らかさがあって、それがクセになったのですが、これはリキッドメタルの性能なのかこの年代のプレステージがこういう物なのか気になっています。
そこで質問なのですが、マイクロジェルとリキッドメタルってかなり違いますでしょうか?リキッドメタル・ラジカルを買うかマイクロジェル・プレステージのどちらを買うか悩んでおります。お返事頂けると嬉しいです。
コメントありがとうございます。
リキッドメタルはLMで略させて頂きます。
その感触はLMの性能だと思います。
またどちらを購入するかというご質問についてです。
マイクロジェル・プレステージの方がLMラジカルに比べてしなり、柔らかさがあるのでまだLMプレステージに近いです。
しかしLMプレステージに比べると個人的には少し固さというか剛性を感じました。
またLMシリーズ自体に感じたのが、個体によって当たり外れが大きいのとラジカルは少し弾きもでてくるため、
その二つだとマイクロジェル・プレステージをオススメさせて頂きます。