どうもじょりじょりです。
メインラケットはプリンスの「ビースト100 2026」に決めていますが、今回あらためてヨネックスの「EZONE 100(2025)」を打ってきました。
EZONE 100は以前にもビースト100・ピュアドライブとの比較記事で取り上げましたが、時間を空けてもう一度打つと見え方が変わるところもありました。
▶ 【比較】ビースト100 2026 vs ピュアドライブ vs EZONE 100|黄金スペックのパワー系3本、メインに選んだのはどれ?
結論から言うと、EZONE 100はどのショットもパワーとスピードが出て、勢いで勝負できるラケットだと改めて感じました。一方で、試合のような緊張した場面ではビースト100の方が安心できる、というのも正直な感想です。
今回はEZONE 100の再インプレと、ビースト100と比べてどこで差が出たのかをまとめます。

総評
「パワーとスピードで押し切れる、勢いのある100インチ」という結論です。
ストロークはかなりスピードが出て軌道は低め、ボレーは多少芯を外しても良いボールが飛び、サーブもスピードがかなり出ます。打感は柔らかく、打っていて気持ちいいラケットです。
ただ、飛ぶ分だけセッティング次第では試合で暴発が怖いというのが唯一の不安点。緊張してスイングが固くなる場面では、少しローパワーなビースト100の方がコントロールをつけやすいと感じました。
☆ポイント☆
- ストロークはかなりスピードが出て、軌道は低め
- スピンはそこそこかかる
- 打感は柔らかい
- ボレーはかなり打ちやすく、芯を外しても良いボールが飛ぶ
- サーブはスピードがかなり出る
- 試合ではセッティング次第で暴発が怖い
スペック
| 項目 | EZONE 100(2025) |
|---|---|
| モデル | 2025年モデル |
| フェイスサイズ | 100平方インチ |
| 重量 | 300g |
| バランス | 320mm |
| フレーム厚 | 24.5-26.5-23mm |
| ストリングパターン | 16×19 |
| 主なテクノロジー | MINOLON(ミノロン) |
スペックはビースト100 2026(100平方インチ・300g・320mm・16×19)とほぼ同じ、いわゆる黄金スペックです。フレーム厚はEZONEの方がわずかに厚く、このあたりもパワーの差に出ていると思います。
※スペックはメーカー公表値です。購入前は販売店のページで最新情報を確認してください。
レーダーチャート

※筆者の感想のため使用者によって差はでます。参考程度にお願いします。
インプレ
ストローク
ストロークはかなりスピードが出ます。
- 軽く振ってもボールにスピードが乗る
- 軌道は低めで、ネットすれすれを速いボールが通っていく
- スピンはそこそこかかる
- 打感は柔らかく、打っていて気持ちいい
ラケットがしっかりボールを飛ばしてくれるので、ラリーの中で自分からスピードを上げていきやすいです。軌道が低めなので、相手にとっては速くて低いボールが来る形になり、押し込んでいく展開が作りやすいと感じました。
スピンは「全くかからない」ということはなく、振ればそこそこかかってくれます。ただ、高く弾ませて押すタイプのラケットではないので、軌道の高さでコートに収めたい人は少し物足りないかもしれません。
打感は柔らかく、パワー系のラケットにありがちな硬さや雑な振動は気になりませんでした。
ボレー
ボレーはかなり打ちやすいです。
- 面を合わせるだけでしっかり飛んでくれる
- 多少スイートスポットを外しても良いボレーが飛ぶ
- とっさのボレーでもラケットが仕事をしてくれる
今回一番「やっぱり良いな」と思ったのがボレーです。芯を少し外しても失速せずに良いボールが返っていくので、ネットに出た時の安心感があります。ダブルスで前に出る機会が多い人にはかなり助かる性能だと思います。
サーブ
サーブもスピードがかなり出ます。
無理に力を入れなくても初速が出るので、フラットでエースを狙いにいく時の気持ち良さはかなりのものです。ラケットパワーで押せるので、サーブから主導権を取りたい人には相性が良いと思います。
試合で気になったのは「暴発」
ここまで書いた通り、EZONE 100はどのショットもパワーとスピードが出て、勢いで勝負できるラケットです。練習で打っている分には本当に楽しいです。
ただ、試合を考えると気になるのが暴発です。
試合の大事なポイントや緊張した場面では、スイングが小さくなったり、逆に力んだりしてタッチが乱れがちです。そういう時にラケットのパワーが強いと、思った以上に飛んでしまってアウトになる怖さがあります。
このあたりはセッティング次第で変わる部分なので、EZONE 100を試合で使うなら次のような調整も検討してみると良いと思います。
- ポリストリングを少し高めのテンションで張って、飛びを抑える
- 打球感の柔らかいナイロンより、ホールド感のあるポリで面に収める
- 鉛を貼って重さを足し、面のブレを抑える
筆者もビースト100に鉛テープを貼って面ブレを抑えたので、こういう微調整で印象はかなり変わります。
▶ 【カスタム】ビースト100 2026に鉛テープ|グリップ5g+フレーム4gで面ブレが消えた
ビースト100 2026との比較
同じ黄金スペックのビースト100 2026と比べると、スピードや飛びはEZONE 100の方が上です。ビースト100の方が少しローパワーです。
| 比較 | EZONE 100 | ビースト100 |
|---|---|---|
| ストロークのスピード | ◎ | ○ |
| 飛び | ◎(よく飛ぶ) | ○(少しローパワー) |
| 軌道 | 低め | やや低め |
| ボレー | ◎(芯を外しても飛ぶ) | ◎(浮かずに収まる) |
| サーブのスピード | ◎ | ○ |
| 緊張した場面のコントロール | △(セッティング次第で暴発が怖い) | ◎ |
その分、試合など緊張した場面では、ビースト100の方がコントロールをつけやすいと感じました。筆者がビースト100をメインにしているのも、この「苦しい場面・緊張した場面で困らない」という部分が大きいです。
逆に、練習から試合までガンガン勢いで押していきたい人や、パワーでラケットに助けてほしい人には、EZONE 100の方がハマると思います。
▶ 【プリンス】ビースト100 2026(300g)インプレ・評価|メインに決めた理由はボレーとサーブ
こんな人におすすめ
EZONE 100がおすすめな人
- 楽にスピードボールを打ちたい
- 低く速いボールで押し込んでいきたい
- ボレーで多少芯を外しても良いボールを返したい
- フラットサーブでエースを狙いたい
- 柔らかい打感でパワーが欲しい
合わないかもしれない人
- 試合で緊張すると飛びすぎてしまう→ビースト100の方がコントロールしやすい
- 高い弾道のスピンで押したい→VCOREなどスピン系も候補に
- もう少し重さとしっかり感が欲しい→EZONE 100 ツアーも候補に
▶ EZONE 100 TOUR(イーゾーン100ツアー)インプレ・評価|310gの重さを活かした新作【2025】
まとめ
EZONE 100(2025)は、ストローク・ボレー・サーブのどれもパワーとスピードが出て、勢いで勝負できるラケットでした。打感も柔らかく、ボレーは芯を外しても良いボールが飛ぶので、打っていて楽しいラケットです。
一方で、試合ではセッティング次第で暴発が怖いところもあります。緊張した場面でのコントロールを重視するならビースト100、パワーとスピードで押していきたいならEZONE 100、という選び方がおすすめです。
飛びと軌道を一覧にした性能マップもあるので、今のラケットとの位置関係もあわせてチェックしてみてください。
▶ 【2026年最新】テニスラケット性能マップ:主要76機種の「飛び×軌道」比較一覧
▶ 【YONEX】EZONE 100(2022)インプレ|前作よりしっかりした打感で暴発が減り、ボレーが最高
それではここまで読んで頂きありがとうございました。


