どうもじょりじょりです。
Wilsonの2大人気シリーズの最新モデル、黄金スペックの王道を行く「ULTRA(ウルトラ)100 V5」と、しなりとコントロールの「BLADE(ブレード)100 V10」。
どちらも100平方インチ・300gという扱いやすいスペックですが、フレーム厚から違うので性能は全く違いました。
せっかくウルトラ100を持っているので徹底比較していきます。
結論
総合的にはBLADE100 V10がオススメ
ULTRA100のアシストも良かったです。ただ振り抜きが良いとはいえ何だかんだフレームが厚いので、BLADE100の方が振り抜きも良く好みでした。
後はBLADE100の方がしっかり振った時のロス感がなく、飛びすぎもありませんでした。
逆にULTRA100はスイングスピードを上げすぎると変にショートしたり暴発があったので試合になるとBLADE100ですね。
ただダブルスとか色々考えるとULTRA100のアシストも捨てがたいという、悩ましい点も多かったです。
スペック比較・レーダーチャート
| 項目 | ULTRA 100 V5 | BLADE 100 V10 |
| フェイスサイズ | 100平方インチ | 100平方インチ |
| 重量 | 平均300g | 平均300g |
| バランス | 平均320mm | 平均320mm |
| フレーム厚 | 24-26-23mm(中厚) | 22mm均一(薄ラケ/ボックス) |
| 主な特徴 | パワーとスピンアシストが強い | しなりによるホールド感と精度 |
| 軌道 | 中~高軌道 | 低軌道 |
スペック数値上はほぼ同じですが、フレーム厚(形状)の違いが結構差を作っています。
後は細かいところですが、ULTRA100はバンパーが6穴、BLADE100は8穴で目が細かいです。

ULTRA100 V5

BLADE100 V10

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コンセプトとテクノロジー
ULTRA 100 V5:パワーと「しなやかさ」の融合
ウルトラシリーズは、「面の安定性」と「パワー」を重視したシリーズでした。
今作V5で最も良かったのは、打球感の柔らかさです。
前作V4までは、黄金スペックらしい「弾きの強さ」が前面に出ており、人によっては「少し硬い」「暴発する」という感覚もありました。
V5では、インパクトの瞬間にボールを一度「ホールド」する感覚が加わっています。
これがかなり良かったです。
BLADE 100 V10:使いやすい薄ラケ100インチに
一方のブレードは、しなりがかなり良く、なおかつアシストもあるボックスの100平方インチです。
新テクノロジー「STABLE FEEL PLUS(ステーブル・フィール・プラス)」の採用により、シャフト部分のねじれ剛性が強化されましたということです。
100平方インチという、98インチに比べてたわみやすいフェイスサイズでありながら、オフセンターで叩いた時のブレを劇的に抑制。 「しなるラケットは打ち負けやすい」というのを改善したという謳い文句です。
確かにV8の時代より面ブレは減った印象ですね。
2. ショット別・詳細インプレ比較
ストローク:軌道の安定か、フラットドライブ寄りの攻撃か
【ULTRA 100 V5】
ウルトラV5のストロークは、とにかく「収まりの良さ」が光ります。黄金スペックらしいパワーアシストがありつつも、食いつき感があるため、合わせる感じで打てば中ロブ気味の軌道を作ってもアウトミスが起きにくかったです。スピンは結構かかりますね。
「丁寧な展開」を重視するプレーヤーにとって、この置きに行く感覚で打てる安心感はかなりよいです。
ただし、スピン性能については、VCOREなどのスピン特化型と比較すると、あくまで「フラットドライブ系」の延長線上にある自然なスピン量に留まります。
【BLADE 100 V10】
ブレードV10は、ウルトラに比べると明らかに軌道が低くなります。フレーム厚22mmなのもあって振り抜きがかなり良いです。
ULTRA100はどうしても振り抜きが悪くそこが気になっていました。
こちらはしっかり振っていけて、打ち込みやすいラケットです。
アシスト感はウルトラよりも控えめですが、自分のスイングスピードがそのままボールの威力にのせれるので振っていく人はかなり使いやすいと思います。
「黄金スペックのラケットでは球が浮いてしまう」男性プレーヤーで、それでも100平方インチのラケットは使いたい人にはオススメですね。
ボレー:楽なアシストか、タッチ系も重視するか
【ULTRA 100 V5】
「ボレーのウルトラ」だけあって、ボレーの安定感に関しては、現在市場にある100インチラケットの中でもトップクラスです。相手の突き球(スピードボール)に対しても、面が全くブレずにパチンと返せます。
V5で打感が柔らかくなったことにより、ドロップボレーやアングルボレーといったタッチ系のショットも、打ちやすいです。
ただどちらかと言えばBLADE100の方がさらにタッチ系は打ちやすかったです。
ULTRA100は足元などボレーでの球際で良さがありましたね。
【BLADE 100 V10】
ブレードV10のボレーも非常に優秀ですが、ウルトラのような「勝手に返してくれる」アシストはもちろんなかったです。
少しアシストがありつつ自分でコントロールしていけるので、こっちが好みの人も多いと思います。
またタッチショットのしやすさはウルトラよりもよく、攻めたり、自分で何かする場合はBLADE100に軍配があがります。
細かくディフェンスする場合はULTRA100ですね。
サーブ:パワーかコースの精度か
【ULTRA 100 V5】
ラケット自体の剛性が高いため、しっかり振って速度は出ます。
また引っ掛かりもかなり良く、スピンも打ちやすかったのでアシストを借りつつパワーで攻める感じですね。
【BLADE 100 V10】
こちらは「振り抜きの良さ」からくるスイングスピードのアップでサーブの質が高まります。
スピードも良いですが、どちらかと言えばよりコースを狙っていく感じですね。
実戦での使用:シングルス vs ダブルス
シングルス
- ULTRA 100 V5: 「粘り勝つ」テニスに向いてますね。相手の強打を深いボールで返し続け、浅くなった球を丁寧にコースへ打ち分ける。ラケットがパワーを助けてくれる分、合わせながら楽にプレーができます。現代のしっかり打って決めていくテニスとはまた違った、クラシックなシングルス向きですね。ゴリゴリで決めていくラケットではないです。
- BLADE 100 V10: 「攻め切る」テニスに向いています。自分からスイングして、コートの早いタイミングでボールを捉え、フラットドライブのショットで相手を崩していくのが行いやすかったです。98インチよりもスイートエリアが広いため、守備に回らされた際のリカバーも効きやすく、しっかり振っていくシングルスプレーヤーに良いですね。
ダブルスでの運用
総合的にはダブルスはウルトラですね。
足元や厳しいボールのアシストがULTRA100の方が良かったです。
- ULTRA 100 V5: ネットプレーでの安定感、そしてオーバーヘッドのショットが打ちやすかったです。どれをとってもダブルスに必要な要素がありました。
- BLADE 100 V10: 「ストロークで崩してボレーで決める」という、ストローク主体のダブルスをする方には向いています。また、攻めてる時のキレのあるボレーの時はこっちですね。ただ速い展開でアシストも欲しい時は逆にBLADE98だったりULTRA100の方が良かったですね。
ライバル機種
ライバル他社モデル
- ULTRA 100 V5 のライバル: Babolat ピュアドライブ: ピュアドライブの方が弾きとスピンが強い。ウルトラの方が柔らかく、コントロールしやすい。
- BLADE 100 V10 のライバル:YONEX PERCEPT 100: パーセプトの方が打感がクリアで硬め。ブレードの方がしなりを感じ、ホールド感が強い。DUNLOP CX 400 TOUR: 性格は非常に近い。弾道を上げやすいのがCX、よりフラットに叩けるのがブレードV10。
まとめ
ULTRA100を今試しているからこそ、BLADE100の方が良いと思いました。
ダブルスはすごい迷いましたが、攻めれて浮かないのはBLADE100だったかなという印象です。
ただULTRA100もかなり良いラケットではありますのでそれぞれのオススメの人を書きます。
ULTRA 100 V5 がオススメの人
- 「アシストを感じつつミスを減らしたい」 プレーヤー。
- 「ダブルスでほぼネットに出る」 プレーヤー。
- 黄金スペック(300g/100インチ)に 「柔らかさ」と「安心感」 を求める方。
BLADE 100 V10 がオススメの人:筆者はこっち推し
- 「自分のスイングでボールをコントロールしたい」 男性プレーヤー。
- 「低く突き刺さるフラットドライブ」 を武器にしたい方。
- 98インチのラケットを使っていて 「もう少し楽にテニスがしたい」プレーヤー。
- 黄金スペックを使いたいが、中厚ラケットの 「空洞感のある打感」や「飛びすぎ」 が嫌いな方。
それではここまで読んで頂きありがとうございました。

