どうもじょりじょりです。
ウイルソン(Wilson)から登場した注目の新スピン系ラケット「DEFYRE(デファイア)100 V1」のインプレ記事になります。
💡 あわせて読みたい注目記事
【Wilson Defyre 98 pro V1のインプレ記事はこちらから!】

総評
一言で表現するなら、ヘッドの「エクストリーム MP」にかなり近いフィーリングです。
しなりの感じと撓みの感覚も結構似ています。
面100平方インチの安心感がありながら、しっかりとしたしなりとホールド感を備えた扱いやすい1本。飛びすぎや弾きを抑え、自分のスイングでボールをコントロールしたいプレーヤーにオススメ。エクストリーム mpがかなり近いと感じました。
ショット別簡易まとめ
- ストローク: シャフトがしなることでボールをしっかり「押せる・乗る」感覚が良いですね。軌道はやや高めになりやすく、振った分だけ素直にスピンがかかる感覚でした。SX300とかとはまた違った感じですね。
- ボレー: 反発が強すぎないため、タッチやコースのコントロールがしやすい。弾きで楽に飛ばすタイプではないものの、面100の恩恵で扱いやすさは十分。
- サーブ: パワーロスが少なく、しっかりボールを押し込める。回転量の調整やコースの打ち分けなど、コントロール性能が高い印象です。
レーダーチャート・スペック表


| 項目 | スペック |
| フェイス面積 | 100平方インチ |
| ウエイト | 300g |
| バランス | 315mm (ややトップライト) |
| フレーム厚 | 23.75-25-23mm |
| ストリングパターン | 16 × 19 |
【設計の特徴】
バランスが315mmと手元寄り(トップライト)に設計されているため、実際の重量よりも軽く感じやすく、ビュンと振り抜ける取り回しの良さがあります。
インプレ
ストローク
ストロークでは、打球感の柔らかさと独特のホールド感が強く印象に残ります。パワーで強引に飛ばすラケットではなく、面100平方インチの標準的なパワーを持ちつつも、しっかりスイングしてコートに収めるタイプです。
よくある「面のたわみ」で柔らかさを出すラケット(ヨネックスのEZONEなど)とは違い、DEFYREは「シャフトがしっかりしなる」ことで柔らかさを生み出しています。これにより、ボールを包み込むというよりは、「ボールが乗って、グッと押し込める」感覚が得られます。
スピン性能に関しては、勝手にゴリゴリ回転がかかるようなアシスト感ではなく、自分がかけにいった分だけ素直に反応してくれる扱いやすさがあります。
総評でも書いた通りエクストリームmpにかなり似ていると思いました。
ボレー
ボレーにおいては、近年の黄金スペックにありがちな「カンカンとした高い剛性感」や「強い弾き」は控えめです。
飛びが適度に抑えられる分、狙ったコースへボールを運ぶタッチが出しやすく、コントロール性能は非常に優秀。個人的にもかなり好みなボレー性能でした。
バボラのピュアドライブのような超高反発ラケットから移行すると、最初は「少し大人しい(飛ばない)」と感じるかもしれません。しかし、フェイスが100平方インチあるためミスヒットへの寛容さは高く、実戦でもかなり楽にボレーを処理できました。
サーブ
インパクト時にパワーロスが非常に少なく、反発が強すぎないおかげで、ボールをしっかり「押し込んで」狙ったコースへ突き刺すことができます。
スライスやスピンといった回転系のサーブでも、打球感がマイルドなため回転量の微調整がしやすく、振れば振るほど高い確率でサービスボックスに収まってくれます。
ただし、インパクトが緩んだミスショットに対しては、やや威力のない頼りないサーブになりがちなので、そこだけはしっかり振り抜く意識が必要です。
他社競合ラケット
| ラケット名 | DEFYRE 100 V1 | VCORE 100 | エクストリーム MP | ピュアアエロ100 |
| メーカー | ウイルソン | ヨネックス | ヘッド | バボラ |
| 重量 / バランス | 300g / 315mm | 300g / 320mm | 300g / 320mm | 300g / 320mm |
| フレーム剛性 | 低め(柔らかい) | 高め(かっちり) | やや高め | 高め(硬め) |
| ホールド感の出し方 | シャフトのしなり | 面全体のたわみ | シャフトと面の撓み | フェイス部分の撓み |
| 打球感 | 非常にマイルド | 硬めで弾く | ホールド感もありつつHEADらしいしっかり感もあり | 剛性感があり力強い |
| 弾道(軌道の高さ) | やや高め(マイルド) | 高め | やや高め | 中〜やや高め |
| 飛び(パワー) | 標準的(抑えがきく) | 非常に強い | 標準的 | やや強い |
| こんな人向け | 飛びを抑えて押したい人 | 楽にスピードと回転が欲しい人 | 回転コントロール重視 | 厚い当たりで攻めたい人 |
【比較のポイント】
- DEFYRE 100だけがバランス315mmのやや手元寄り(トップライト)設計になっており、スイングの振り抜きやすさや取り回しの良さはかなり良いです。
- VCORE 100はラケット自体の反発力が強く、自動的にスピンがかかるアシスト感が強めです。「弾きすぎてコートに収まらない」と感じる方に、しなりでコントロールできるDEFYREが良い選択肢ですね。
飛びに関しては
VCORE100>ピュアアエロ100>エクストリームmp≧defyre100でした。
そっくりモールド「【K】OBRA TOUR 100」のモールド焼き直し説を検証

| 項目 | 詳細スペック |
| フェイスサイズ | 100平方インチ |
| 全長 | 27インチ |
| 重量(未張り上げ) | 309g |
| バランス(未張り上げ) | 310mm(トップライト) |
| フレーム厚 | 23mm/26mm / 24mm(デュアル・テーパー・ビーム) |
| フレーム厚(実測値) | 23~23.5mm/25.5mm/23mm |
| ストリングパターン | 16 × 19 |
| 発売年 | 2009年 |

モールド自体がかなり似ており、フレーム厚もほぼ誤差範囲で同じです。
ヨーク部のグロメットに関しては6穴に対して、DEFYREは8穴の違いがあります。
しかしストリングのスキップパターンが全く一緒なのでモールド自体は焼き直しの可能性がかなり高いです。
さすがに古いモールドなのでフレームの劣化もあり、条件を揃えるのは難しかったです。
打感は一緒とは言えませんでしたが、打ったショットの感じや軌道が似ていたので多分グロメット穴いじっただけではと思います。
比較のためにも今度【K】OBRAを持っていきましょう。
モールドが焼き直しの可能性が高いとはいえ、
それを含めてもDEFYREはかなり使いやすく、買う価値は十分あります。
💡こちらにも詳しく書いています
まとめ
ウイルソン「DEFYRE 100 V1」は、硬さが少なく扱い易いラケットですね。
スピン系と言われたらうーんですが、素直に使いやすいラケットでした。
- こんな人におすすめ: パワー系ラケットを使っていて飛びすぎ・暴発に悩んでいる人、打球感が柔らかく、しっかりしなってコントロールできるスピンラケットを求めている人。
- こんな人には向かない: ラケット自体に高い剛性感(硬さ)を求める人、弾きからくるスピードがほしい人。⇒VCORE100やピュアアエロ100がオススメ。
面100の安心感、心地よいしなり・押し感を両立したい方は、ぜひ試してみてください。
それではここまで読んで頂きありがとうございました。


