どうもじょりじょりです。
今回は「黄金スペックラケット」について、僕自身の経験と試合での感覚を交えながら詳しく解説していきます。
黄金スペックという言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
簡単に言えば、初心者でも扱いやすく、オールラウンドに使えるラケットのバランスを目指したスペックです。
しかし、実際に試合で使うと、「飛びすぎて扱いにくい」「コントロールが難しい」と感じることもあります。

1. 黄金スペックラケットとは?
黄金スペックラケットとは、フェイスサイズが100平方インチ前後、重さ300g前後、バランスポイントが中程度のオールラウンド設計ラケットです。
特徴
- 打球感は最近は柔らかめ。ボールが飛びやすい
- パワーアシストがあり、初心者でもスピンや速度を出しやすい
- コントロール性能はそこそこあるが、上級者向けの細かい調整には不向き
練習では扱いやすいですが、試合ではしっかりスイングできないと「飛びすぎて扱いにくい」と感じることがあります。
2. 薄ラケとの違い
薄ラケはフェイスの厚みが大まかに21mm以下のラケットで、主に以下の特徴があります。
特徴 | 黄金スペック | 薄ラケ |
---|---|---|
打球感 | 柔らかい | 硬め |
パワー | アシストあり | 自力で飛ばす |
コントロール | 普通 | 高い |
ラリーの安定感 | 初心者向け | 上級者向け |
薄ラケは自分の技量でボールをコントロールするラケットで、
慣れれば試合で非常に安定したプレーが可能です。
最近は薄ラケでも飛ぶ傾向があります。
3. 飛びすぎ問題の原因
黄金スペックを試合で使うと「飛びすぎる」と感じることがあります。主な原因は以下の通りです。
- フレームの厚みと反発力
フェイスが厚いほど反発力が強く、ボールが飛びやすくなります。 - スイングスピードの影響
アシストがある分、スイングスピードが中途半端だと、ボールが飛ぶ傾向があります。
4. 飛びすぎ対策
ストリング調整
- 飛びが控えめなポリ系ストリング:RPMブラストやポリツアーストライクをなど使用
5. 薄ラケは本当にダメ?
結論は 全然アリ です。
ラケットをエンジンとしてみたら、黄金スペックの方がパワー(馬力)はあります。
しかしテニスはボールをコートに入れるスポーツなのでいくら馬力のあるエンジンでもコントロールできなかったら意味ないです。
薄ラケのメリット
- コントロール性が高く、ラリー安定
- ボレーやスライスが安定
- スピンの質が向上
僕自身、黄金スペックで試合をすると、調子の良い時は飛びで助かりますが、調子が悪いとボールが飛びすぎます。
薄ラケに変えると同じスイングでもボールがコートに収まり、試合での安定感が格段に上がります。
6. おすすめラケット例
カテゴリ | モデル例 | 特徴 |
---|---|---|
黄金スペック | バボラ ピュアドライブ 100 | パワーあり。最新モデルはコントロールしやすい。 |
黄金スペック | ヨネックス EZONE 100 | 柔らかい打球感で縦への推進力が凄い。 |
黄金スペック | ウィルソン ULTRA 100 | 安定したオールラウンド設計。黄金スペックの中では一番パワーコントロールしやすい。 |
薄ラケ | ウィルソン プロスタッフ 97 | コントロール重視。 |
薄ラケ | ヨネックス VCORE 95 | 薄ラケの中ではスピン〇。フラットで叩いてもスピンがかかる。 一番好き。 |
薄ラケ | バボラ ピュアストライク 98 | 薄ラケの中では飛ぶ方。 |
7. 練習で意識したいこと
- ラケットを変えたらまずショートラリー、ボレーストロークで感覚を掴む
- 黄金スペックならラリーで飛びすぎを確認し、ストリングで調整する。
- 実際に試合形式で感覚を確認することが一番重要
8. まとめ:黄金スペックと薄ラケの使い分け
- 黄金スペック:扱いやすく、初心者〜上級者まで幅広い層で使える。
- 薄ラケ:コントロール重視で、慣れると試合で有利。上級者が多い。
飛びすぎ問題は、ストリングやテンション調整でかなり改善できます。
僕のおすすめは、まず黄金スペックで感覚を掴み、その後薄ラケに挑戦すること。
両方のメリットを理解することで、自分に最適なラケット選びができます。
それではここまで読んで頂きありがとうございました。
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