どうもじょりじょりです。
ウイルソンから、トッププロが「プロストック」としてテストしていると発売前から噂になり、大きな話題を呼んだ新スピン系シリーズ「DEFYER(ディファイア)」。先行販売された数量限定のコンセプトエディション「レッドライン」を両機種ともじっくり打ち込んできました。
今回は、ハードヒッター向けの98平方インチ「98 PRO V1」と、より扱いやすい「100 V1」の2本を徹底比較しました。
独自の「Torq Shaft」や「Si3D構造」による圧倒的なスピン性能を持ちながら、この2機種で打球感や弾道、操作性がどう違うのか、ストローク・ボレー・サーブの各ショットごとに詳しく解説していきます。
💡各スペックの詳しいインプレはこちらから💡
比較総評
まずは両機種のざっくりとした特徴のまとめです。
- 総評比較:しっかりスイングして低弾道の球をを打ちたい方は98 PRO。面100の安心感を持ちつつ、しなりとホールド感で自分のスイング通りコントロールしたい方は100がおすすめです。筆者は色々できそうな98が好みでした。
- ストローク:98 PROはしっかり叩いてもブレない高いフレーム剛性とウイルソンらしい柔らかさがあり、低めの弾道でグッと落ちます。100はしなりでボールをしっかり「押せる・乗る」感覚があり、軌道は中~やや高めになりやすいです。98は柔らかいとはいえ100と比べると硬め。
- ボレー:98 PROはカチッとしたドライな打感で、ホールド感よりは「パンッ」と素直に弾き出すキレ重視。100は反発が強すぎず(98と比べたら飛ぶ)タッチやコースのコントロールがしやすく、面100の恩恵でミスヒットにも寛容です。
- サーブ:98 PROはスイングスピードが上げやすく、スピードが乗ったフラット・スライスが打ちやすいです。100はパワーロスが少なくしっかりボールを押し込め、回転量の調整やコースの打ち分けが非常にしやすいです。
スペック比較表
両機種のカタログスペックの比較です。

| スペック要素 | DEFYER 98 PRO V1 | DEFYRE 100 V1 |
| フェイスサイズ | 98平方インチ | 100平方インチ |
| 平均ウェイト | 305g | 300g |
| 平均バランス | 315mm | 315mm(ややトップライト) |
| レングス | 27インチ | 27インチ |
| フレーム厚 | 22-23.5-22 mm | 23.75-25-23 mm |
| ストリングパターン | 16 × 20 | 16 × 19 |
【比較のポイント】
どちらもバランスが315mmのややトップライト設計になっているため、スイングの振り抜きやすさや取り回しが良かったです。
重量とフェイスサイズによるパワーアシストの違いが、そのまま打球感の差に繋がっています。
比較インプレ
※あくまで筆者の感想ですので打ち方で感じ方は異なるかもしれません。
ストローク
98 PRO V1:叩き込める低弾道高速スピン
相手の強烈なショットに対しても面ブレが一切なく、とにかくフルスイングで叩いていけます。打感は少ししっかり目ですが、ボールを潰したときにはウイルソンらしい「柔らかさ」をしっかり感じられます。軌道は基本的には上がりにくく、低めの弾道から相手コートのバウンド際でグッと落ちて伸びるようなボールになります。感覚としては「ピュアアエロ98」の叩きやすさに、ウイルソンのホールド感をプラスした印象です。
100 V1:ホールド感としなりの高軌道コントロール
こちらは98 PROに比べてしなる感覚を感じられ、ボールをしっかりラケットに乗せて「押せる」感覚がありました。飛びすぎや弾きが適度に抑えられているため、自分のスイングの力がそのままボールに伝わります。軌道は98 PROよりもやや高めになりやすく、振った分だけ素直に順回転がかかってくれます。感覚としては「エクストリーム MP」のしなりや撓み(たわみ)の感覚に非常に近いです。
ボレー
98 PRO V1:面ブレゼロでキレのあるボレー
高いフレーム剛性のおかげで、相手の球が強くても面が負ける感覚がありません。ストローク時のような球持ち感は少なく、どちらかというと「パンッ」とドライに素直に弾き出すフィーリングです。当てるだけで楽に飛ぶタイプではないですが、しっかりコースへキレのあるボレーを打ちやすかったです。
100 V1:高い寛容性とタッチのしやすさ
フェイスが100平方インチあるためミスヒットへの安心感が抜群です。浮きすぎず弾きすぎないパワー感なので、ドロップボレーなどのタッチ系や、狙ったコースへボールを運ぶコントロールが非常にやりやすく、個人的にかなり好みなボレー性能でした。
サーブ
98 PRO V1:スイングスピードで鋭く落とす
98平方インチ&バランス315mmの恩恵で、とにかくヘッドが鋭く走ります。振り抜いた分だけパワーに変換され、回転の再現性が高いので、スピンやスライスサーブがワイドにキレよく曲がり落ちてくれます。スピードと回転量を両立したサーブで先手を取りやすいです。
100 V1:厚い当たりでしっかり押し込める
ラケット自体のパワーロスが少なく、インパクトでボールをしっかり押し込める感覚があります。自動で強烈な回転がかかるアシスト感というよりは、自分の意志で回転量を調整したり、狙ったコースへ高い精度で打ち分けたりする100平方インチの中でもコントロール性能を高く感じました。
2: オススメプレーヤー
DEFYER 98 PRO V1 が向いている人
- しっかりしたスイングでラケットをガンガン振り抜いていきたいハードヒッター
- 軌道が上がりすぎるスピンではなく、低め~中弾道からグッと落ちるスピンを打ちたい方
- 競技志向の学生、一般中上級〜上級者のストローカー
- 「ピュアアエロ98」のようなキレに、もう少しホールド感を求めたい方
- BLADE98にスピンアシストが少し欲しい方
DEFYRE 100 V1 が向いている人
- 面100の安心感・ミスへの寛容さを求めつつ、飛びすぎを抑えたい方
- シャフトのしっかりとした「しなり」や「ホールド感」を重視する方
- 厚い当たりでボールを押し込み、ある程度のアシストでコントロール重視でゲームを組み立てたい方
- 黄金スペックの硬さが苦手な方
2: まとめ
ウイルソンが満を持して投入した新シリーズ「DEFYER」。
「少ししっかり目の打感で、しっかり叩ける98 PRO」
「適度なしなりとホールド感で、少しアシストを感じつつ自分のスイング通り素直にコントロールできる100」
という違いでした。
色々するのにアウトとか考えなくていいのは98だったので筆者は98派でした。
どちらも良いラケットなので是非ともお試しください。
それではここまで読んで頂きありがとうございました。

