どうもじょりじょりです。今回は選手は有名だけどラケットは超マニアックなラケットメーカー
スラセンジャーのtype one nxのインプレになります。
サーブ&ボレーで有名なティム・ヘンマン選手の一応使用モデルになります。
ポイント
・グラファイト100%の柔らかい打感
・意外と万能な性能
・一応と書いたのに理由があり
ティム・ヘンマン選手について
Embed from Getty Imagesイギリス出身のサーブ&ボレーがメインの選手で全仏、全英、全米オープンでベスト4をとっています。
昔の動画を見ていても華麗なプレイで個人的にはサーブのフォームがかなり好きです。
コート外でもフェデラーにハイブリッドを勧めて今で言うフェデラー張りを教えた人物みたいです。
使用ラケット
一応スラセンジャー type one nxになります。
スラセンジャーはジェイミー・マレー選手も使っていました。
スラセンジャーはパシフィックグループになったためか今はダンロップになっていますね。
何かここらへんはややこしくて詳しくはわかりませんでした。
なぜ一応?
tenniswarehouseの過去の掲示板を見ると
プロスタッフクラシック6.1のpwsをとったモールドを使っていたようです。
彼の使っていたプロストックは見た目はスラセンジャーですが、ところどころウィルソンのマークが発見されており、実際はウィルソンのラケットを使い続けていたようです。
なのでこのラケットは一応ティム・ヘンマン使用モデルですが、実際は誰もモデルがいないというラケットです笑
似たモデル
このtype one nxはダンロップのMAX200Gとモールドが一緒ではないかと言われています。
詳しくはウィキペディア参照になりますが、スラセンジャーとダンロップは一緒の会社でもあったのでモールドは流用されていてもおかしくはないです。
過去の掲示板でもMAX200Gではないかという書き込みもありました。
性能は大丈夫?
選手モデルではないだけで普通に良いラケットです笑
インプレで詳しく書きますが、グラファイト100%と高級なラケットなので
打感は古き良き打感でした。
ティム・ヘンマン選手モデルなのに彼のラケットの中身はプロスタッフクラシック6.1というプロストックあるあるな内容なだけで会社とラケットは問題ありません笑
スペック
フェイスサイズ:97
ウエイト:305g
バランス:320mm
ストリングスパターン:16×18
RA 64
セッティング
ミクロスーパーを縦55ポンド、横53ポンドで張りました。
久しぶりにここまで固く張ったかも笑
インプレ
ストローク性能
打感
素材が良いのでしなりのある柔らかい打感でした。
フェイスのガット部分を手で叩いたらカンカンなってたので硬いイメージがありましたが、打ってみると違いました。
スイートスポットを外すとさすがに板のような硬さがありました。
今のラケットにないしっとりとした粘る打感なので時代を感じる打感ですね。
昔のラケットは基本的に柔らかい印象で使ったときも打感は総じて素晴らしい印象です
スピン性能
さすがに今のラケットには余裕で負けますが、
昔のラケットにしては割とかかります。
昔といっても確かこれ2000年代のラケットだったはずなので、同時代のラケット並みにはスピンがかかります。
飛び
フェイスサイズが97ですがそれなりに飛びがあります。
ただ真ん中が密になってるので100まではいかずに、現代ラケットでコントロール性能高めの98くらいの飛びです。
同時代のプレステージとかよりも全然飛びますね笑
ストローク総評
使っていた選手は誰もいないけど、打感も柔らかく使いやすいラケットでした。
しなりからくるスピンでつかんでしっかりかけれるので好感触でした。
さすがに今のラケットに比べたらアシストは少ないですが、ボールが重く伸びる昔のラケットで打てる球が打てました。
フラットメインの方は好みそうなラケットでした。
ボレー
コントロールが行いやすかったですが、
さすがに今のラケットには性能は劣りました。
今のラケットはだいぶ楽できるようになっているんだなと感じる性能でした。
柔らかく掴んでくれます。
しかし真ん中が密でも16×18なのでコースは良いとこにいっても微妙にオーバーしたりと慣れない点がありました。
サーブ
回転がかかりやすい、スピードが出るという特徴的な性能はなく、
ボールを掴んでくれるので打ちやすいなという印象でした。
さすがに今のパワーテニスのラケットに比べると反発性が劣るのでそこは時代を感じてしまう点がありました。
良くも悪くも普通のラケットだなという印象です。
試合
ダブルスで使いましたが、
最近アエロばっかり使っているのでだいぶ楽をしてるのだなと思いました笑
しかしタッチ系のショットは行いやすく、何だかんだサーブ&ボレーがしやすいラケットでした。
ストリングパターンのおかげで足元のボールも軽いタッチで持ち上がるので試合ではそこは良い点でした。
後はあまりスピンかからないと思っていたのでフラット系でプレイしたので球が重たかったということでした。
良い点
・タッチ系全般打ちやすい
・足元のボール処理〇
・バランスも入れると重いスペックなので打ち負けない
使いこなせなかった・慣れなかった点
・アシストがないから楽できなかった
・やっぱりボレーが微妙にオーバーする
・体力的にしんどくなってくる
まとめ
この時代のラケットはしなりがブームだったのか結構撓るラケットが多いイメージです。
そのイメージ通り柔らかく撓るラケットで打感は良かったです。
手でガット叩いたらカンカンしてましたがグラファイトのおかげか柔らかく感じました。
その他の性能もかなり使いにくいといった印象はなく、癖がなくまとまっているラケットでした。
実は使用選手がいないということで適当に作っているのかなと負のイメージがありましたが、
そんなこともなく素材の良さを生かした良いラケットでした。
それではここまで読んで頂きありがとうございました。
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