ポイント
・珍しいメーカーだが作りはしっかりしている
・同スペックの別メーカーラケットよりも少し難しめ
・撓りは強く、撓るラケットが好きな人はオススメ
今回は珍しいメーカー
マンティスのラケット
プロ295の紹介になります。
スペック
●フェイスサイズ:98平方インチ
●ウエイト:295g
●バランス:320mm
●フレーム厚:20mm 均一
●長さ:27inch
●素材:ハイモデュラスカーボン100%
●フレックス :RA67
●ストリングパターン:16×19
フレームがシャフトはボックスでフェイスがラウンド形状、
スペックも98平方インチで295gなのでヘッドのラジカルを意識しているのでしょうか。
グリップも扁平なので昔のヘッド意識している感じですね。
商品説明
適度なしなりと振動吸収性に優れたボールホールド感が得られる打感。
絶妙な質量と重量のバランスが高いコントロール性能と操作性を発揮。
ストロークでのボールの伸びとボレーのキレを実現するオールラウンドモデル。
http://mantis-tennis.jp/rackets/mpro295.htmlより引用
インプレ
ストローク
打感
かなり撓りますね。
フォルクルのラケットと同じくらいでしょうか。
柔らかく、面が撓っている感じが強いです。
現行の固いラケットとは打感がかなり異なり、
クラシカルな撓りのある柔らかい打感でした。
似たスペックのラジカルは今は弾き重視の固いラケットになっているので、
スペックだけで打感は別物でした。
また感動したのは振動のなさですね。
振動止めはなくても正直振動は気にならなかったです。
スピン性能
撓りでスピンをかけるプレステージ系列の感触でした。
アエロなどスピンラケットと比べると自動ではかからないのでしっかりかける意識が必要でした。
かけたらかけたなりなのでそこまで高くなく、
どちらかと言えばフラットドライブ向きの性能でした。
飛び
撓りが強く、ある程度振らないと飛びません。
現行の2021年のラジカルで硬く飛びすぎて苦手な方はオススメですね。
プレステージ寄りでマイルド系のラケットの飛びをしています。
しっかり振り抜いても落ち着いた飛びなので安心して振り抜けました。
ストローク総評
余計なアシストもなく、プロストックのような感触でした。
しっかり意識して打った球は再現性も高く自分が望んだボールがいきますが、
ミスしたり、打点に入れてないとアシストがなく少し厳しめでした。
似たスペックの2021年のラジカルと比べるとどう?
弾き重視で速い展開が好きな方:ラジカル
パワーを抑えつつコントロール志向の方:マンティス プロ295シリーズ
ですね。
似たスペックですがそれぞれ棲み分けができています。
ボレー
アシストが少ないのでミスすると少し厳しめでした。
感触自体は柔らかく、相手のボールが重たくても不快な打感はなく打てました。
セッティングのせいかもしれませんが、
ダイアデムのエベレートに似ている感触がしました。
タッチ性能はしなりのおかげで良く、
ドロップボレーなど相手の勢いを止めるボレーが打ちやすかったです。
サーブ
サーブは自分から打つボールのせいなのか、自分で打ったなりの球しか打てないです。
逆に言うとしっかり振り抜いてもボールコントロールしやすく再現性が高いのでかなり確率が上がりました。
確かにピュアドライブのようなスピード、アエロやエクストリームのような回転のアシストはありません。
プレステージに近いためコントロールはしやすく、それがこのラケットの良さだと思います。
黄金スペックで飛びすぎてダブルフォルトしやすい方にはオススメですね。
試合
ダブルス
アシストが少ない分楽はできなかったです。
しかし取り回しはかなり良いのでショートアングルや足元へのトップスピン、
細かいコントロールが必要なボールが打ちやすかったです。
コントロール性能が高いのでコースをつくプレーが多い方にはオススメですね。
打感は全然違いますが性能的にエベレートみたいな印象を受けました。
まとめ
このpro295は2012年くらいに発売されたラケットですが、
シンプルなラケットが故に全然現行でも大丈夫ですね。
プロストックに近い印象で余計なアシストはなく、
全て自分の打ったなりの球しかいかない印象でした。
コースはつきやすく、打感もクラシカルな柔らかい感触なので、
昔のラジカルが好きだったけど変わってしまって合わない方や、
プレステージなどのマイルド系のラケットの打感が好きだけど重たいと感じる方
にはオススメですね。
※余談
2022年現在pro295Ⅲまで発売されているのでそちらも手に入り次第追ってインプレしていきたいと思います。
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