どうもじょりじょりです。
今回は2025年発売の YONEX EZONE 100 TOUR(イーゾーン100ツアー) を徹底レビューしていきます。
「EZONE 100 TOUR」は、YONEXの人気シリーズ「EZONE」の中でも、ややハードヒッター寄りのスペック。
フェイスサイズ100平方インチながらも重量310g、バランス315mmと“しっかり振れる人用のモデル”です。
今回の2025年モデルでは、新素材「MINOLON(マイノロン)」が採用され、打感の柔らかさとしなり感が大幅に進化。
打球時のクリアなフィーリングや安定性がどう変わったのか、実際に試打してみた感想を細かくお伝えします。
☆ポイント☆
・重い分当てても返るので試合で光るラケット
・前作の100よりも柔らかめ。弾きが減った感じ
・ピュアドライブ2025よりezone100ツアー派
感想まとめ ― “重さ” を武器にした新たな選択肢
- ストローク/サーブの安定性が際立つ
厳しいボールも当て返しやすく、しっかり振って返すシーンで実力を発揮してくれます。サーブでも重みで相手を崩せて展開しやすいです。 - ボレー性能には好みが分かれる可能性
前作(ezone 100 や ezone 98)と比べると、軟らかくなった打感の影響で“持ちすぎ”を感じる場面もあり。 - 前作よりも柔らかさアップ、弾き感は控えめに
「ガチッ」と弾く感じを求める人には、少し物足りなさを感じるかもしれません。 - 硬すぎず扱いやすい設計
硬派すぎない適度なしなりと操作性があり、前作ラケットの球離れの速さが苦手な人には魅力的な選択肢。
特に “重さを活かした返球力” に注目できるラケットです。
男性プレーヤー、中上級者、試合で使いたい方には非常に刺さる1本と感じました。
特徴的なテクノロジー
新素材「MINOLON」を融合したシャフトで柔らかくクリアな打球感を実現https://www.yonex.co.jp/news/2024/2343.htmlより引用

この新モデルで注目すべきは、新素材「MINOLON(マイノロン)」 をシャフト部分に採用している点。
YONEXの公式ニュースリリースによれば、この素材融合により 柔らかくクリアな打球感 を追求しているとのことです。

クリアになったというよりマイルドになった感じですね。
youtuberさんのインプレ動画
ぬいさんぽさん
ともやんさん&MJさん
試打スペックと環境
項目 | 内容 |
---|---|
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重量 | 310g(平均) |
バランス | 315mm |
ストリングパターン | 16×19 |
フレーム厚 | 24.5–26.5–23mm |
ストリング | ポリツアーレブ 125 |
テンション | 50ポンド |
コート環境 | アウトドア・オムニコート |

レブが50ポンドで張っていました。
デザインはポップな感じになっていますね。
ちょっと好みが別れそうですが笑
インプレ
🎾 打感・フィーリングの変化
まず最初に感じたのは、打感の柔らかさと球持ち感の増加です。
前作EZONE 100(2022〜2023年モデル)では、
「やや弾きが強く、球離れが速い」印象でしたが、
今回はしっかりボールを包み込むようなフィーリングです。
柔らかく、でもしなりすぎない絶妙な感覚
YONEXが採用した新素材「MINOLON」は、従来の高弾性カーボンよりもしなやかで、面安定性を保ちながらフレックス感を増す特徴があります。
実際の打球時も“カチッ”とした硬さがなくなった印象でした。
特にフルスイング時の打ち応えも良く、パワーロスも少なかったです。
「柔らかい=飛ばない」ではなく、「柔らかくてコントロールできる」というバランスの良さを感じました。
⚙️ ストローク性能:安定感の塊
EZONE 100 TOUR 2025の最大の魅力は、ストロークの安定性です。
重量310gとやや重めではありますが、面のブレが少なく、相手の強打にも合わせるだけで帰ります。
直線的な弾道で狙いやすい
スピン系というより、フラットドライブ系のラケットです。
しなる中でも、しっかりコントロールができます。
ベースラインでのラリーでは「低い軌道で・深いところに刺さる」というボールがいきました。
飛びすぎない、暴れない
「EZONE=飛び系ラケット」というイメージを持つ方も多いですが、このツアーは300gより飛びが控えめのように感じました。
程よいアシストで過剰な飛びがなかったです。
100平方インチのアシストを感じつつ、その中でのコントロール主体のプレーがしやすいです。
しなりの恩恵で打点のズレにも強い
少々芯を外しても飛距離ロスが少なく、スイートエリアが広く感じられました。
この点は、98よりも100のほうがディフェンス力が高く、筆者は100ツアーの方が好みでした。
98はディフェンスの時にあともう少し飛んで欲しいです。
🌀 スピン性能:自然にフラットドライブになる
スピン性能に関してはフラットドライブ系。
高い軌道で攻めるラケットではなく、フラットドライブで自然とボールが落ちてくれるタイプです。
弾道は低~中弾道で、まっすぐ突き刺さる球を打ちやすい印象です。
vcoreのミスショットで、跳ねて相手に打ち込まれる球もこのezoneではありませんでした。
🧱 ボレー性能:安定性は抜群、やや“持ち”が強め
ネットプレーでは、EZONE特有の“球持ちの良さ”が際立ちます。
ミスヒットしてもスイートスポットのおかげで誤魔化せます。
前作EZONE 100のような「弾きの速さ」が好きな人には、少し球の出が悪いなと感じるかもしれません。
◾ メリット
- 安定して深く返せる
- 多少のミスショットは誤魔化せる
- 面の安定感が高い
◾ デメリット
- 前作より球の出は少し悪くなった印象
総じて、ボレーでも「柔らかい安心感」を得たい人には最高の一本です。
⚡ サーブ性能:重さが生きる、推進力ある球質
サーブではこのラケットの重さが良い方向に働きます。
フラット系のサーブでは、インパクトの圧がしっかり伝わり、スピード・ノビ共に素晴らしい。
回転系でも、キレを出しやすい感覚です。
フラット系
重さで押し込めるタイプ。軽く振っても深く刺さり、相手のミスを誘える。
スライス・スピン系
回転で曲げるというよりキレのあるサーブが打てます。
球持ちの長さのおかげで操作しやすく、回転のコントロールはしやすいです。
🧠 総合評価とおすすめ層
項目 | 評価(★5) |
---|---|
打感の柔らかさ | ★★★★★ |
コントロール性能 | ★★★★☆ |
スピン性能 | ★★★☆☆ |
パワーアシスト | ★★★★★ |
ボレー | ★★★★★ |
ボレー操作性 | ★★★★☆ |
サーブ | ★★★★☆ |
面ブレの少なさ | ★★★★★ |
EZONE 100 TOUR 2025 は、シリーズの中でも “重さ×柔らかさ×安定性” の
3要素が揃っています。
ライジング気味で攻めるストローカーにはかなり好みだと思います。
僕もかなり好きでした。
向いているプレーヤー
- 早い店舗でラリー戦を組み立てたい中〜上級者
- 前作EZONE 100の弾きが強すぎたと感じた人
- 球持ちの良い柔らかい打感を求めるプレーヤー
- フラットドライブ中心のプレースタイルの方
重いラケットが苦手な方は通常のEZONE100、高い軌道のスピン系が好みな方は「VCORE 100」になると思います。
まとめ
ボレーの部分に好みの差は出やすいですが、全体的にはバランスよくまとまった1本。
使いやすい新作と言えるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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