どうもじょりじょりです。
今回は2022年8月発売のテクニファイバーの新作
T-Fight RS305 isoflexのインプレになります。
筆者も前作を愛用しており、使用するのが楽しみな1本になっています。
2024年現在t-fight 315 isoflexに変更しました。
☆ポイント☆
・前作とセッティングも合わせ徹底的に比較
・新しいテクノロジーの効果は?
・より中厚系の打感に近づいた印象(ダイアデムのNOVA100に近い?)
・ラケット自体の性能変化は少ないかも
スペック
重量: 305g
フェイスサイズ:98inch²
バランスポイント:325mm
長さ:27inch
ストリングパターン:18x19
ラケット厚:22.5mm
スペックは全く同じですね。
テクノロジー・変更点
rs SECTION (TFIGHT)
一般的な四角いフレーム形状を独特な五角形に再設計ポールインパクト時の安定性と快適性が向上
https://www.tecnifibre.jp/products/tennis_racket/t-fight-305-isoflex/より引用
これは前作と同じですね。5角形でボックスとラウンドの良さが組み込まれており、弾くけどマイルドな打感の構造になっています。
IsIsoflex Technology (T-Fight)
グロメット幅とフレーム断面を工夫する事により、ストリングの変形量に合 わせて最適化。より広いエリアでスイートスポットと同じ パワーとフィーリングが感じられる独自構造。
https://www.tecnifibre.jp/products/tennis_racket/t-fight-305-isoflex/より引用
これが今回新テクノロジーになっています。
他のTF-X1とかには使われているテクノロジーでスイートスポットが広いエリアで感じられる夢のようなテクノロジーですね。
セッティング
それぞれブラックコードファイアを縦50ポンド、横48ポンドで揃えました。
前作と一緒に張って条件を整えました。
重ねたら変形はしてませんでしたがこうやってみると新作の方が白が多いからか膨らんで見えますね。
インプレ
ストローク性能
打感
柔らかくなったというか良く言えば包み込むような打感、悪く言えばぼやけ気味の打感でした。
前作は硬い中でボックスの柔らかさを感じる打感でしたが、今回は中厚ラケットの包み込む(ぼやけた)柔らかさでした。
別のラケットだとダイアデムのNOVAのような打感ですね。フレームはしっかりしててカンカン音は鳴るけど、包み込むような打感でした。
より中厚系の打感に近づいた印象です。
また前作と比べオフセンターの硬さが消え、外した時の衝撃を感じにくくなっています。
この影響で全体的に打感が良く言えばマイルド、悪く言えばぼやけたように感じるのだと思います。
スピン性能
元々スピン性能を求めるラケットではないのでスピン系ラケットに比べるとスピン性能は劣ります。
厚い当たりでボールを潰す方やフラットドライブメインの方にはちょうど良い性能になっています。
田舎すぎてトラックマンとか設備が置いている場所などもないので、あくまで個人的主観ですが、
前作とは差はないように感じました。
もともとフラットメインの方に使いやすいラケットになっているので、そこまでスピン性能を上げようとしなかったのかなという感想です。
スピン性能の違いは正直感じませんでした。
飛び
飛びは18×19というストリングパターンのおかげで16×19と18×20のちょうど間の飛びをしています。
縦18だと飛ばないけど縦16だと飛びすぎる方には好まれる飛びですね。
飛びもミスをしたときの飛びが改善されたと感じました。
普通に真ん中で打てた時は違いはなかったです。
前作は外すと硬いけど、
アシストがあり少し助けてくれてどうにかなるという感じでした。
今回は外しても硬くならずフィーリングを変えずにアシストをしてくれるので、
そのまま振り抜けました。
中厚系に寄った感触ですね。
フィーリングのおかげでミスをしても飛びに影響せずに振り込める感触でした。
ここで新テクノロジーの効果を感じました。
ストローク総評
打感は新作は中厚系寄り、旧作はボックス系寄りという印象でした。
オフセンター時の柔らかさが増えたという感触です。
スピン性能も変わりませんでしたね。
まとめると
前作よりもミスに寛容になった、ミスを感じずに振り抜けると感じました。
ボレー
ボレーはオフセンター時の柔らかさが良い働きをしてくれました。
ガシャった時はミスになっていたのが、何だかんだ返球できたり、
球際のボレーの時にアシストをしてくれているなと感じました。
ボレーは前作よりも新作のこちらの方が好きですね。
ボレーの感触としてはNOVAやウルトラ100に近い打感でした。
サーブ
変わらん笑
一番変化を感じませんでした笑
他は相手からくるボールを打つショットなので面の当たりに違いが出てくるので
テクノロジーの効果を感じたのだと思います。
しかしサーブって自分から打つショットなので、
強風が吹かない限りサーブでオフセンターって中々ないと思います。
なのでサーブに関しては前作と一切差を感じませんでした笑
サーブの打感は確かに中厚よりですが、ボールの切れが変わったとかはないですね笑
性能に関してはスピードよりコントロールの方寄りです。
フラットでも回転系でも狙ったところに打ちやすい性能は前作と変わらずにあるので、サーブでも変わらないだけで使いやすい性能でした。
試合では
ダブルス
※3時間オムニコートで使ってきました。
ミスに寛容になったおかげで、前作よりも安心してプレーができました。
前作よりも自分としてはボールが速くなったとか、スピン性能が上がったとかはなかったですが、
ミス自体は打感の変化により減っていたのでプレーの安定感が増しました。
やばいかなというときに前作は硬いけど返ってくれるのに対して、
今作は打感が変わらずに返ってくれるので前作よりもオフセンターの時に振り抜けるという感じです。
より痒いところに手が届きやすくなったと感じました。
試合で使うとよりダイアデムのNOVAを使っている感触で、色々なショットで中厚ラケットを使っているような感覚を感じました。
ボールを受けた人の感想
※屋外オムニコートでの感想になります
・新作は打ってからの初速が速いけど、そこまでボールのノビ、重みは感じなかった。
・旧作は初速は普通で落ちてからのボールのノビ、重みがある。
・新作はSX300とかエクストリームを使っている時と打球が似ていた。
もしかしたら中厚系に打感が変わったので筆者自身が無意識に振り方が変わっているのかと思って、割と厚めに当ててみました。
ただ友人の言う通り自分で見ててもいつもよりノビはないなーという印象でした。
新作の方が速い展開でコースをついた方が決まりやすい感覚で、逆にラリーしても相手を差し込めてない印象でした。
筆者が受けてみた感想
・一人目はいつもヘッドの結構昔のスピードを使っている方に貸して使って頂きラリーをしました。
筆者も打たれた時は速いと思ってすぐ構えましたが、ボールが落ちてからの失速を感じました。スピードの時は差し込まれるのにrs305だと速くても意外と返しやすいなーという印象でした。
・アエロ使っている友人はいつものゴリゴリスピンがなくなって、普通のボールになってました。
・全体的に二人の良さが消えている印象笑
・ezoneを使っている友人に貸したら合わなさ過ぎて記事にできず笑
前作と比べてみて
一番の差は?
打感で特にオフセンターの時の打感ですね。
外した時に特に感じました。
そのおかげで前作を使ったときよりもミスが減ったように感じました。
また打感は個人差があると思いますが、
新作はマイルド寄りの中厚系(NOVA100等)
旧作はボックス寄り
といった打感でした。
正直な感想
初めて使われた方や前作を試打したのみの方はかなり良い・良くなったと感じると思います。
筆者はメインがこのラケットの前作だったので、少しミスに優しくなったなというくらいで、
最高、感動、これは素晴らしいという感じはなかったです笑
癖がないラケットだったし、これ以上どうするんだろうと思ってましたが、
使ってみて確かにそこ(オフセンターの打感)以外変更する点ないよなーという感想でした笑
後はこのラケットの好きだった硬さの中の柔らかさという点が、中厚系に寄って感じにくくなってしまったので個人的にはそこが残念でした。
前作ユーザーは買うべき?
前作を使っていて外した時にもう少し柔らかさが欲しい方は
良くなったなと感じると思います。そのためそういった方は購入すると好感触に感じると思います。
個人的には打感の違いのみだったので2本目は買わずに前作で良いかなという感じですね。
元々前作も癖のないラケットなので、
前作で特に不満がない方は急いで買わずに、クーポンでお得な時かもう少し安くなってからで十分だと思います。
新規ユーザーにおすすめポイント
・マイルド中厚系のラケットに近い感触で、オフセンター時も打感を変えずにアシストあり
・18×20より飛びやすく、16×19よりも飛ばないという痒い所に手が届く飛び
・突出した性能はないが、全て高水準なので使いやすいラケット
まとめ
youtubeとかで挙げられているインプレ動画だと褒めないと話が来なくなるので、
変なことは言えないというのもわかります。
しかし前作ユーザーの僕からするとそれを含めても
性能はそんなに変わってないですね笑
自分が鈍感なだけかもしれませんが笑
ヨネックスのezoneやvcore proの方がよっぽど変わりました笑
しかし元々完成度の高いラケットだったので新規で使ってみたいという方は、
本当に良いラケットなので是非ともお試し下さい。
18×19でコントロールしやすい飛び、なおかつ縦18なのにテクノロジーのおかげで硬くない感触が再現できています。
それではここまで読んで頂きありがとうございました。
コメント