こんにちは、じょりじょりです。
今回はヨネックスから新たに発表されたシリーズ『MUSE(ミューズ) 98』をじっくりと打ち込んできました。
ヨネックスといえば、パワーの「EZONE」、スピンの「VCORE」、そしてコントロールの「PERCEPT」と、すでに盤石のラインナップが揃っています。そこに割って入る新シリーズ。
メーカーのキャッチコピーは「余計なことは忘れて、ラリーに没頭しよう」。
実際に打ってみると、これまでの競技者向け98インチモデルとは一線を画す、非常にマイルドでラリーを楽しめる不思議なラケットでした。
それでは、インプレになります。
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MUSE 98 2026のスペック
まずはスペックの確認です。
| 項目 | スペック |
| フェイスサイズ | 98平方インチ |
| 全長 | 27インチ |
| 重量 | 305g |
| バランスポイント | 315mm |
| フレーム厚 | 24-24-18.0mm |
| ストリングパターン | 16×18 |
| 素材 | 高弾性カーボン+サーボフィルター |
一見すると、305g・バランス315mmという「黄金スペックの98版」のような王道スペック。
しかし、注目すべきはストリングパターンが「16×18」である点。一般的な16×19よりも横糸が1本少なく、糸の間隔が広くなっています。
また、フレーム厚も最大24mmと、98平方インチのラケットとしてはやや厚めに設定されており、薄ラケ特有の「飛ばなさ」を補うようですね。


おしゃれなデザインですね。
ただ気になるのが中国産になったところですね。
物価高騰もあるので徐々に工場を切り替えていくのでしょうか?
搭載テクノロジー:没頭するための「シンクロフレーム」
MUSE 98の最大の特徴は、3つの技術を融合させた**「シンクロフレーム」**構造です。
- アイソメトリック:ヨネックスのお家芸。他社より7%広いスウィートエリアが、オフセンターヒット時の不安を消し去ります。
- ユニフォーム・インパクト・グロメット:世界初の四隅ストレート配向を採用。グロメットの構造を工夫することで、四隅のストリングの有効長を伸ばし、どこで打っても均一な打球感を実現しています。
- エナジー・フロー・シャフト:シャフト部分に凹形状を採用。これが「しなり」と「剛性」の絶妙なバランスを生み、操作性を劇的に向上させています。
さらに、VCOREやPERCEPTでも定評のある振動吸収素材「サーボフィルター」をシャフトに搭載。不快な微振動をカットしつつ、必要な情報(打球感)だけを手に伝えてくれます。
インプレ:各ショットの評価
ストローク:暴発しない安心感と高いホールド感
まず驚いたのが、「打球感の柔らかさ」です。
ボックス形状のようなマイルドなしなりがある一方で、フレーム自体の剛性もしっかり感じられます。
特筆すべきは、ホールド感。
多少芯を外してもガツンという衝撃が少なく、粘り強くボールを押し出せます。
持った感じ、すごく頼りなさそうなラケットでしたが、打ってみるとブレも少なく安心して振れました。
パワーについては、「EZONE 98」のようなパワーはありません。どちらかというと、自分のスイングスピードに応じて素直に飛んでくれるタイプ。
そのためアシストは少なめではあります。球際とかもある程度振る必要性がありました。
アウトなどに関しては横糸が18本と少ないため、スピンのかかりは悪くなく、アウト自体は少なかったです。
「持ち上がりすぎてバックアウトする」という怖さがなく、低い軌道から中程度の軌道で安定してラリーを続けられる。まさに「ラリーに没頭できる」性能です。
100より98の方がスイングスピードの許容が大きいのか、フルスイングしても暴発はあまりなかったです。
ボレー:98インチとは思えないミスヒットへの強さ
ボレーでは「シンクロフレーム」の恩恵を最も強く感じました。
通常、98平方インチのラケットはアシスト少なめのラケットが多いですが、MUSE 98はスイートエリアが広く、ボレーでの安心感が段違いです。
面安定性が高く、相手の強いショットに対しても面がブレません。
タッチ系もしやすく、ホールド感があるおかげでドロップボレーなどの繊細なコントロールも自由自在でした。
結構良くてびっくりしました。
サーブ:押し込みと回転のバランスが絶妙
サーブに関しては、シャフトのしなりを利用して「厚く当てて押し込む」感覚が非常に気持ちいいです。
ストリングの間隔が広いため、スピンサーブやスライスサーブでの引っ掛かりも良く、変化量は出しやすい部類に入ります。
スピードで押し切るというよりは、コースへの精度と安定した変化で勝負するタイプの人にハマるはずです。
競合モデルとの比較
- EZONE 98との比較:打ち込んでいくならEZONE。バウンド後の威力はEZONEでした。しかし、MUSE 98の方が打球感が柔らかく、ボールの収まりが良いです。じっくりラリーで展開を作りたいという人にはMUSE 98が最適。
- VCORE 98との比較:VCOREの方がスピンの跳ね上がりと反発が強いです。MUSE 98はよりフラット・ドライブ系で、軌道を抑えてラリーをじっくりしたい人向け。
- PERCEPT 97との比較:PERCEPT97はよりハードで、正確なインパクトが求められます。MUSE 98はPERCEPTのコントロール性に、プラスアルファの「助け(扱いやすさ)」を加えたような立ち位置です。ただ相手の球が重い、速いならパーセプトの方が安心感がありました。
メリット・デメリット
メリット
- とにかく打球感がマイルドで疲れにくい
- 98インチとは思えないスイートエリアの広さ
- ストリングパターン16×18による良好なスピン性能
- デザインが洗練されており、コートで映える
デメリット
- 一発で仕留めるような圧倒的なパワー(初速)は控えめ
- 球際などアシストが欲しい場面ではきつい。
- 極端に高い弾道でグリグリスピンを打つには、少しスイングの工夫が必要
MUSE 98はこんなプレーヤーにおすすめ!
- 「98インチを使いたいけど、ハードすぎるのは嫌だ」という方
- 競技系ラケットのようなホールド感と、扱いやすさを両立したい中上級者
- EZONE 98では飛びすぎ、PERCEPTでは飛ばなすぎると感じている方
- ダブルスでボレーの安定感を重視しつつ、ストロークも自分から打ちたい方
総評:テニスの楽しさを再認識させてくれる一本
ヨネックスの「MUSE 98」は
しっかりと305gのウェイトがあり、競技者が求めるコントロール性能を備えつつ、ラリーで展開を作るラケットですね。
試合の後半、体力が削られてきた場面でもミスショットを減らしてくれる。
相手の球が速くても、安心してラケットを振り抜ける。
「余計なことは忘れて、ラリーに没頭しよう」というメッセージ通り、使う人のパフォーマンスを自然に引き出してくれる、非常に完成度の高い一本でした。
それではここまで読んで頂きありがとうございました。
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