どうも、じょりじょりです。
「新作ラケットを買ったのに、いざストリングを張ってみたら別物のように飛ばない」「SNSで高評価のポリを張ったのに、自分のスイングだとネットの白帯ばかり叩く」……。
テニスプレーヤーなら誰もが一度は陥る「セッティング沼」。
僕自身、これまでに300本以上のラケットとストリングを自腹でテストし、
経験から言えることがあります。
それは、「打感の良さ」でセッティングを選ぶと、試合には勝てないということです。
今回は、僕が数々の失敗と草トーでの苦い経験を経て辿り着いた、「自分に合うセッティングを見つけるための思考法」を徹底解説します。
関連記事
・【週1プレイヤー必見】3ヶ月放置でも性能が落ちない!最強の「維持力」を持つポリストリング3選
・【GOSEN】G-TOUR 1の寿命は長い?2ヶ月使っても打感が変わらない驚きの維持力
・【愛用】ゴーセン G-tour1をメインストリングで3年使い続けて評価。
・【YONEX×ルキシロン】VCORE100(2023)×4G 130ゲージ インプレ
・【ソリンコ】 ツアーバイト インプレ|圧倒的スピン性能とハードな打感を徹底解説
1. セッティングの鉄則:「打感」を捨てて「軌道」を取れ
まず、大前提としてマインドセットを変える必要があります。 ショップで試打して「あ、これ柔らかくて気持ちいい!」と感じるセッティング。実はそれが一番危険です。
「気持ちいい」は、しばしば「ミス」の入り口
打感が柔らかい、ホールド感が強い。これは確かに心地よいですが、実戦では「球離れが遅すぎて、相手に時間を献上している」あるいは「弾道が上がりすぎて、フラットドライブの推進力が死んでいる」ということが多々あります。
僕たちアマチュアが優先すべきは、打球感という「主観」ではなく、ボールが描く「軌道」です。
弾道再現性こそがすべて
自分のスイングに対して、ボールがどの高さを通って、どの深さに落ちるか。この弾道再現性が10回中8回以上一致する組み合わせこそが、あなたにとっての「正解」です。
命取りになるのは「意図しない弾道の浮き」です。相手コートに突き刺したいのに、ストリングのたわみが大きすぎて「ボテッ」と浮いた球になった瞬間、相手のチャンスボールになりますよね。
2. 「譲れない要素」と「妥協点」を明確にする
「すべてが完璧なセッティング」は存在しません。プロでさえ、気温や標高に合わせて微調整を繰り返しています。僕たちアマチュアに必要なのは、「何を捨て、何を守るか」の仕分けです。
:非妥協項目(絶対に譲らない)
- コントロール性(コースの再現性): 狙ったところに飛ぶかどうか。
- バウンド後の伸び: 相手が「差し込まれた」と感じるスピード感。
- 勝率(結果): 結局、そのセッティングで練習試合の勝率が上がったか。
妥協項目(多少は目をつむる)
- 打球感の不快さ: 多少振動があっても、コートに収まるなら正義です。
- デザイン・カラー: 性能が良ければ、蛍光ピンクでも我慢しましょう(笑)。
- コスト・耐久性: 「ポリを1ヶ月持たせたい」という執着は捨てます。2週間で性能が落ちるなら、2週間で切るのが正解。
3. ラケット×ストリングの「組み立て」4ステップ
さて、ここからは具体的な構築法です。僕はいつもこのステップでセッティングを追い込んでいます。
ステップ A:軌道のイメージで「ラケット」を選ぶ
まずはフレームです。ストリングで調整できる範囲には限界があります。筆者は フラットドライブ主体なので、最初から「上がりすぎる」黄金スペックは避けています。
僕がWilson Ultra Tour 98 V5をメインに据えている理由は、圧倒的な「面安定性」と、過度に上がりすぎない「低め直線の弾道」が自分のスイングに合致しているからです。 まずは、自分の理想とする弾道の「7割」をラケット本体で作れるものを選んでください。
ステップ B:ストリングで軌道の「高さ」を微調整
ラケットが決まったら、次はストリングの出番です。ここで残りの「3割」を埋めます。
- 弾道を下げたい、もっと叩きたい: 丸型ポリ(G-tour1、4Gなど)
- 少し引っ掛かりを良くして安全圏を通したい: 多角形ポリ(ポリツアーレブ、リンクスツアーなど)
- そもそもパワーが足りない、楽をしたい: ナイロン・ハイブリッド
僕は「G-tour1」を愛用していますが、これはフラットに当てた時の「潰し感」と、余計なアシストをしない「素直さ」があるからです。
ステップ C:「横糸」で操作する
ここ、意外と重要です。色々説はありますが。
縦横同じポンド数で張るのが一般的ですが、僕はよく「横糸を2ポンド下げる」調整をします。
横糸を少し緩めることで、ホールド感が出ている気がします。横糸で少し撓みを作ることで、実戦でのミスが激減します。
ステップ D:客観的な実績で考える
自分の感覚だけで判断せず、練習相手に必ず聞きます。 「今日の僕の球、返しやすかった?」
- 「いつもより球が重い、差し込まれる」→ 合格
- 「打感は良さそうだけど、球は軽かった」→ 不合格
自分が気持ちよく打てている時は、実は相手にとっても「打ちごろの球」である危険性があるんです。
4. 実戦を通じた検証プロセス
僕は試打の際、メモ帳やエクセルに記録をつけています。最近は自分のミス傾向や相手の反応を言語化して、AIに分析させることもあります(笑)。
- 複数セッティングの用意: 同じラケット2本に、違うストリングやテンションで張る。
- 異なるタイプとの対戦: シコラー、パワーヒッター、ボレーヤー。それぞれに対して「攻めきれるか」をテスト。
- ミスの質の分析: アウトミスが多いのか、ネットミスが多いのか。
- アウトが多い → テンションを上げる、または丸型ポリへ。
- ネットが多い → テンションを下げる、または反発の良いストリングへ。
レベルに関係なく、ここまで言語化して向き合えば、ラケットの選択ミスはほぼゼロになります。
5. なぜラケットを頻繁に変えてはいけないのか
新作が出るたびに財布の紐が緩む僕が言うのも難ですが(笑)、「この1本!」と決めたら最低1年は使うべきです。
体とスイングの「適応」を待つ
新しいラケットを使い始めてすぐは「最高!」と感じるものですが、それは単なる刺激への反応です。本当に自分のスイングに馴染むまでには、2〜3ヶ月はかかります。 頻繁に変えてしまうと、「自分の調子が悪いのか、ラケットが悪いのか」の切り分けができなくなり、泥沼化します。
四季を通した変化を知る
夏の猛暑で緩んだストリングと、冬の極寒でガチガチになったフレーム。1年通して使い込むことで、「このコンディションならこう飛ぶ」という引き出しが増え、試合での安心感=パートナー感に繋がります。
6. 注意したい「セッティングの落とし穴」
- 情報のバイアスを疑う: インプレ記事(僕のも含めて!笑)は、あくまでその人のスイング、その人の体格での感想です。盲信せず、自分の手で確かめる姿勢を忘れずに。
- 劣化を無視しない: ポリは2〜3週間で「死に」ます。劣化したストリングで「このラケット飛ばないな」と判断するのは、あまりにも勿体ない。
- 「プロと同じ」という呪縛: プロは1日数時間練習し、毎回張り替えます。僕たちアマチュアは、もっと「自分自身の筋力と練習頻度」に正直になるべきです。
7. 結び:セッティングは終わりのない「旅」である
アマチュアプレーヤーにとって、ラケットやストリングを選ぶ時間は、テニスそのものと同じくらい楽しいものです。 ゴルフのクラブ選びと同じで、道具にこだわることは「上達への近道」でもあります。
自分だけの黄金比を見つけるポイントをまとめます。
- 「妥協点」を決め、「譲れない要素」に集中する。
- 自分の感覚よりも「相手の嫌がり方」を優先する。
- 一度決めたら、ある程度の期間は使い続ける。
セッティングに迷ったら、まずは「自分がどんなボールを打ちたいのか」を紙に書き出してみてください。 フラットに突き刺したいのか、エッグボールで翻弄したいのか。そこが明確になれば、自ずと張るべきストリングは見えてくるはずです。
それでは、皆さんが最高の「相棒」に出会えることを願っています! 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
関連記事
・【週1プレイヤー必見】3ヶ月放置でも性能が落ちない!最強の「維持力」を持つポリストリング3選
・【GOSEN】G-TOUR 1の寿命は長い?2ヶ月使っても打感が変わらない驚きの維持力
・【愛用】ゴーセン G-tour1をメインストリングで3年使い続けて評価。


コメント