どうもじょりじょりです。
今回は2023年モデルの YONEX VCORE100 のインプレ記事です。
2021年モデルから大幅にモールドが変更され、パワーアシストも強化されています。
本記事では、ストローク・ボレー・サーブ性能やストリングの相性を詳しく解説します。
競技者・中〜上級者向けの内容になっていますので、購入検討中の方はぜひ参考にしてください。
☆ポイント☆
・黄金スペックでもかなり強いパワーアシスト
・かなり飛ぶので動きまわされても楽
・ストリングの選択が難しい
・個人的にポリツアーレブは相性最悪
・積極的に1.30ゲージ採用でも良いかも

筆者の感想まとめ
楽だけどストリングの選択が難しい。1.30ゲージを積極的に推奨します。
ストローク性能:
軽く振り抜くだけでかなりの球がいきます。しかしパワーアシストは過剰すぎるので男性競技者はアエロとかの方が良いかも。
ボレー性能:
形に慣れが必要ですが、慣れてきたらスイートスポットも広いので楽です。
サーブ性能:
サーブの威力はかなり上がりました。自分から打つ球は〇
VCORE100 2023 のスペック特徴
項目 | スペック・仕様 |
---|---|
フェイス面積 | 100平方インチ |
長さ | 27インチ |
重さ | 300g |
バランスポイント | 320mm |
特徴 | 強めのパワーアシスト、スピン性能向上 |
ポイント
- 軽く振るだけで球が飛ぶ
- ストリング選択で性能が大きく変わる
- 球際の威力は十分だが、ピーキーさもある
インプレ
ファイアーストーム、ポリツアーレブ、G-tour1、レーザーコード(1.25、1.30)を試しました。
テンションは縦48ポンド×横47ポンドに固定しています。

ストローク性能
打感
柔らかいですね。2016年のピュアアエロにどこか似ている打感でした。ストリングによっては2020年モデルのSX300のようにも感じました。
ボールにラケットが張り付く感じでしなって飛んでいきます。
ストリングが柔らかいストリングだと飛んでいきにくいためじれったさを感じるかもしれません。
飛び・反発性
かなり飛びます。パワーアシストは過剰なくらいあるため、セッティングを間違えると暴発しやすいです。
その分振り回されたり、球際に関してはかなり強いラケットになっています。
軽く振るだけで飛ぶので慣れてくるとこのラケット以外だとしんどく感じますね笑
スピン性能・軌道
スピンはかなりかかります。
アウトかなと思ってもぎりぎりで落下してかなり跳ねる等相手の嫌がるボールが打てます。
ネックなのは軌道ですね。意図せずに上がりすぎてしまうのでそこはストリング等で調整が必須です。
想像の2倍くらいは上がりました。ここは好みがかなりわかれそうですね。
ストローク総評
ストリングを1.30にしたらちょうど良いアシストの感じになり安定しました。
パワーもあり、黄金スペックにする理由である性能はすべて持っていますが、ストリングを間違えるとミスが増える原因にもなるのでピーキーに感じました。
また軌道もかなり上がりやすく、良いセッティングを見つけるまで苦労しました。
ただセッティングを見つけるとかなり良いラケットに化けました。
振っても落ちる、振り回されて切り返しても鋭い球がいくなどストリングにかかっていますが、慣れとセッティングがあえば神ラケですね。
2016年のピュアアエロに軌道とか打感が凄い似てるように感じました。
もしvcoreとezoneと迷っているなら無難に使えそうなのはezone100かなといった印象です。
ボレー
形の合う合わないがでやすく感じました。
こんなラケットだと思って先でとらえる意識をすれば問題なかったですが、このアイソメトリック構造の良くも悪くもという点がでました。
慣れたらアシストも合ってかなり楽ですが、ボヨンとなる感じも合って人を選びそうでした。
そして結構浮きやすかったです。1.30でも当て方ミスったら結構浮きます。
ボレーは正直ezone派ですね。
サーブ
サーブはかなり良かったです。
自分から打つショットでコントロールもつけれるので、スピードも上がりサーブからの展開がかなり行いやすかったです。
過剰なパワーアシストがサーブには良い働きをしてくれていました。
ストリング別性能比較
ストリング | ゲージ | 特徴 | 推奨度 |
---|---|---|---|
レーザーコード | 1.30 | 飛びすぎず安定 | ◎ |
ファイアーストーム | 1.30 | フォア安定、バックハンドやや落ち着く | ◎ |
ブラックコード | 1.25 | 控えめ反発でバランス良 | ○ |
ポリツアーレブ | 1.25 | 飛びすぎ、試合向きでない | ✕ |
積極的に1.30ゲージを採用しても良いかも
いつも筆者は1.20~1.25等を使って細めの方が好みですが、このパワー感をコントロールするには1.30ゲージでないと難しく感じましたので
軌道が上がりにくいストリングを推奨します。
ポリツアーレブはしっかり使っていくと少し飛びすぎる印象だったので、試合の時振れなくなる可能性がありました。
最近メインになりつつあるラケットですが、使ってみた結果レブは無しです。
他のブログでもレブがオススメとあげられてる場合がありますが僕はやめた方が良いと思います。
個人的にはパワーを落ちつけるセッティングの方が良いと思います。
レーザーコード(1.30)
レーザーコードは一番無難でした。ラケット自体が結構しなるというかフェイス部分がかなり撓むので固めでまた飛びにくい1.30ゲージをチョイスすることでちょうど良かったです。
1.25だと飛びすぎて振り切りにくいこともあったので1.30ゲージ推奨です。
ファイアーストーム(1.30)
1.25だとフォアが落ちきれなかったりしたので1.30推奨です。
バックハンドは1.25の方がかなりよかったですが、フォアハンドのミス率を見ると1.30ゲージの方がゲーム全体の安定感が良かったです。
ブラックコード(1.25)
ブラックコードは1.25でも使えるストリングでした。控えめな反発のおかげでパワーも落ち着かせれたのでまだ良かったです。
しっかり使ってみて
1.30にして使って思ったのが慣れるとめちゃくちゃ良いですね。
レーザーコードが筆者からするとフィットしていて、t-fightよりプレーが楽になりました。
1.25で張っていた時はストロークが打てなくなって、こんなラケットもう知らない!ってなっていました笑
1.30にするとイメージ通りに落ちてパワーがのっているのでストロークは最高でした。
ただボレーとか含めるとt-fightに軍配が上がりますね。
ストロークだけだと圧倒的vcoreでした。
まとめ
黄金スペックなので適当で使えるかなと思いましたが、パワーがありすぎてその調節が少し難しく感じました。
筆者は1.30ゲージを張ることを推奨します。
普段98を使っていて特に困っていない人が使うと最初はめちゃくちゃになる可能性があります。
筆者のように笑
球際の威力など良いものもありますが、合うセッティングを見つけないといけないので意外とピーキーなラケットのように思いました。
ただ使いこなせると試合ではかなり楽で、慣れさえすればかなり良いラケットだと思います。
合わない人からすると最悪なラケットにもなるので自分の合っているストリングで試打推奨です。
試さずに買うのはやめた方が良いです。
それではここまで読んで頂きありがとうございました。
コメント