どうもじょりじょりです。
マイクロジェルシリーズでも上級者向けであるプレステージ プロを使ってみました。
☆ポイント☆
・打感はオーセティック、グラフィン360+にも残っているプレステージ独特の打感。
・グラフィンシリーズからシャフトが少し膨らむように変わったためかマイクロジェルの方がさらにしなりを感じる。
・アシストはほぼない。(個人的にはグラフィン360+ プレステージミッドとあまり変わりなし)
・ボールを潰しやすく、自然と重く伸びるボールがいきやすい
届いてすぐに写真を取ったので振動止めの位置が直っていないですね笑
プレステージらしい赤色のデザインでかっこいいですね。
プレステージ MIDは懐かしの選手であるマラト・サフィンが使っていましたね。
スペック
重量 | 320g |
長さ | 27.0インチ |
フェイスサイズ | 98平方インチ |
厚み | 21mm |
ストリングパターン | 16×19 |
RA値 | 63 |
重たさもあり、ハードスペックにはなっていますがストリングパターンが粗いので飛ばしやすそうですね。
セッティング
ポリファイバー TCSを縦48ポンド×47ポンドで張りました。
余談ですがファイアーストームは1.3ゲージしかないから張ったら絶対打てなくなるだろうなと思って
一旦TCSにしましたが、
全然1.3ゲージのファイアーストームでも大丈夫でした笑
むしろファイアーストームの方が良かったです笑
ゾーナスピンも張りました。
インプレ
ストローク総評
打感(最高)
マイクロジェル ラジカルmpのときと同じでしっとりした打感にプレステージ独特の柔らかい打感が合わさり、打ち心地はかなり良かったです。
現代のラケットにない柔らかさと撓りを感じました。
スペックはハードスペックですが、16×19のストリングパターンのおかげでボールも持ち上がり、スピンはしっかりかかるので安定したラリーができました。
飛び・反発性
飛びもそこまで控えめではなく、重さがあるためか思ったより飛びました。
またボールも重さで潰せるので重く伸びる球が打ちやすく、伸びを重視する僕にはかなり良いラケットでした。
重さがあるので打ち負けず、しっかり振っても暴発しない反発性のラケットなのでストロークは安定感が増したように感じました。
ボールは跳ねてからめっちゃノビるので感動します(笑)
昔は高テンションで張るのが主流だったのと、
サフィン選手が使っていたのでmpとかmidが人気だったみたいですね。
しかし今のテニスに合わせるとなると、
このproの方が圧倒的に良いですね。
難点は当たり前ですがスイートスポットは昔のラケット+プレステージというところで狭かったですね。
スピン性能
プレステージの柔らかさとストリングパターンが相まって擦り上げても打っても問題なかったです。
厚く当てても重さでボールが潰れるので打ちやすく、スピン性能は現行と何も変わりは感じませんでした。
ストローク総評
しっかり練習、試合で使ってましたが、打点に入ってしっかり振れたら素晴らしい伸びのボールが打てます。
ダブルスでもストロークを打ち込めばミスをしてくれていたのでかなりパワーがあったみたいです。
しかし先や根元に当たると黄金スペックのようにアシストで持っていくことはできなかったです。
ただ現行のプレステージシリーズとそんな変化は感じず、少し難しい程度でした。
上級者スペックが好きで打ち心地の良さを求めている方は好きなラケットだと思います。
ボレー
全然ブレないですね。
重さがしっかりあるためか、どんなに威力がすごいボールがきてもしっかり打ち返すことができます。
ローボレーも持ち上げやすく良かったですが、
それ以上に重さがあるのでバックのハイボレーの時にしっかりボールを叩き込めたのがかなり良かったです。
少し浮いたボールを相手の足元に打って取らせると、
相手はボールが持ち上がらずにネットするなど重さを生かしたプレーができました。
しっかり打てたらかなり良いボレーが打ててコントロールもしやすいです。
しかしブロックの失敗やラケットの先でとった場合は全く助けてくれないので、
ガットは反発力があった方が楽できるなと感じました。
サーブ
フラットの伸びとスピンサーブのときの重さがすごかったですね。
フラットは本当に伸びを感じました。落ちてからグッと伸びて重たい球がいっているので、
触れられても打ち返せずにエースを決めれることがいつもより多かったです。
スピンサーブも球質が重たいのか、
跳ねやキレはいつも通りですが相手がかなり打ち返しにくそうにしていました。
サーブは本当に良かったです。
軽くフラットを打ってもボールが伸びて重いみたいで、相手は打ちにくそうにしてました。
今のラケットに合うものがなくて特にサーブで悩んでいる方はマイクロジェル~ユーテックシリーズのプレステージは好みに合うかもしれません。
試合
シングルス
ひたすらストロークで押せましたね笑。
いつもは結構丁寧に攻めるんですけどこのラケットはボールもしっかり落ちるので、
強めに打てたおかげで重く伸びのあるボールを打ち続けれて勝手にポイントが決まっていってました笑
ボレーも打ちやすく問題はなかったですが、
ストローク戦で終わることが多くてあまりボレーする場面がなかったですね笑
サーブ、ストロークですぐに終わり、かなり楽に試合ができました笑
ストロークはストンとベースラインで落ちてくれるのでしっかり振っていけました。
本当に重いようで相手のストロークも基本的に浅くなってましたね。
ダブルス
ストローク、ボレーすべて良かったんですけど、
さすがにこの重さをダブルスで使うとなるとボレーが最後らへん疲れて反応が少し遅れていました。
普通に使えていた序盤はかなり良く、ボレーも足元に沈めたらほぼ浮いてペアが決めるという展開が作れたりしていました。
しかし4−0くらいから腕が疲れてきて、体力切れがあったので、
個人的にはダブルスは体力がある方向けな感じがしました。
少しバランスが先よりなので、鉛でグリップヘビーに変えた方が良いかもしれません。
体力あるうちは良かったのですが、さすがに総重量360gくらいを動かすのは大変でした笑
まとめ
ストリングパターンのおかげでそこまでハードスペックには感じにくく、
伸び、重さを使う昔ながらのテニスができました。
現行のラケットにはない良さが詰まっており、マイクロジェルシリーズの完成度に驚きました。
正直ここまでストロークが良くなると思わなかったのでシングルスで使用していこうかなと迷い中です笑
この時代のラケットは名作ばかりなので打つだけで楽しくなり、今のラケットにないものも持っているのでメインにしようかいつも迷うんですよね笑
良くラケットは進化せずに変化をしていると言われていますが、このプレステージはその通りだと思います。
正直セッティングを同じにしたら現行は打感が少し硬いかな程度で何も変わりませんでした笑
気持ちアシストが少ないかなという感じ程度の変化で、現行でプレステージを使われている方なら違和感なく使用できるラケットです。
人と被りたくなかったり、デザインが好きな方にはオススメです。
それではここまで読んでいただきありがとうございました。
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