今回は新しいストリングメーカー
トロラインさんの
四角形ポリ エーテルをインプレしていきます。
柔らかい打感で細かいタッチも行いやすいストリングになっています。
☆ポイント☆
・打感は柔らかめ
・ブラックコード、スクエアエックスに近い打感、飛び
・スピン性能は普通
・テンション維持〇
しっかり使ってみた感想は?
約1か月使っても打感の変化はなく
柔らかいポリにある伸びた感じはありませんでした。
スピンが良くかかるなど目立った性能があるストリングというより、
打感、性能低下を感じにくいという、
良い意味で変化のなさが特徴のストリングと感じました。
トロラインとは
アメリカ・カリフォルニア州にあるストリングブランドメーカーで
「質にコダワル」がコンセプトということです!
キャビア、ワサビ、アブソルートなどはご存じの方も多いのではないでしょうか。
どれも性能が良く、使いやすいポリストリングを発売されています。
セッティング
使用ラケット:T-fight rs305
縦50ポンド、横48ポンドで張りました。
表面もつるつるで四角形でもねじれ等あまり気にせずに張れました。
張りやすい部類だと思います。
インプレ
ストローク
打感
柔らかく、細目のポリに良くある硬さも感じませんでした。
ブラックコードの打感にかなり近く、包み込むようなフィーリングでした。
芯のあるような感じもなく、嫌な振動も特に感じなかったです。
本当に柔らかく、柔らかめのポリが好きな方はとても気に入られると思います。
反面しっかりした固めのポリが好きな方は少し頼りない印象を持たれると思います。
打感が似ているストリング
・テクニファイバー ブラックコード
・ワイテックス クワトロエックス
スピン性能
角で引っ掛けてかけるというより、
撓みやスナップバックでかける感触のため
かなりスピンがかかるという感じはありません。
ポリツアーレブやハイパーGのようなスピン特化のストリングではないため、
スピンを求めるストリングではないです。
性能的にはブラックコード、ポリツアープロに近かったです。
筆者も打感が気になって買ったのでスピン性能自体はあまり焦点を当ててませんでした。
実際しっかり使ってみてブラックコードと似た感触のスピン量、打感だったのでスピン性能を求めるならポリツアーレブなどになっていくと思います。
飛び
他の1.20のストリングよりは飛びは控えめです。
ポリツアープロやブラックコードの1.25ゲージや1.24ゲージに近い飛びですね。
飛びすぎず、飛ばなさすぎずと飛びのコントロールは行いやすい印象でした。
柔らかいストリングでは打感がぼやけてたまに吹っ飛ぶときがありますが、
このストリングは柔らかい感触のなかでコントロールがしやすく飛びは控えめというより調整しやすいといったフィーリングでした。
ストローク総評
1.20と思わず他社の1.24~1.25あたりの打感、飛び性能でした。
フィーリングも柔らかく、ピーキーな性能もしていないので
全体的にまとまった性能でした。
1.20にある面圧の高さからくる硬さがないのも良いポイントでした。
性能面もブラックコードに似ている性能で、
ストロークは万人向けで使用者を選ばないストリングでした。
ボレー
タッチを売りにしているだけあって柔らかく、
反発もボレーになると1.20の飛びになるのでかなり打ちやすかったです。
足元のボールのタッチも楽々でボレーはかなり好感触でした。
ブラックコードやポリツアーレブだと持ち上がらなかったりするのですが、
このエーテルだと低めに持ち上がってくれるので、細かいタッチが行いやすい印象でした。
ボレーは最高の一言です。
ブラックコードやポリツアーレブも打ちやすいのですが、
持ち上がってくれと思ったり、ボレストになった時にブロックしていきたい時に
もう少し・・・という点を
このエーテルは改善してくれました。
ストロークでは1.25くらいでボレーは1.20ゲージと、
かゆいところに手が届く性能をしていますね。
サーブ
少しオーバーパワーのような、やっぱりちょうど良いようなと不思議な感覚でした笑
強風の中でテニスをしたときはさすがに飛びすぎましたが笑
性能自体は回転量、スピードも無難な性能をしており、
打ちたいサーブのアシストを少ししてくれる感覚でした。
何回もでてますがブラックコードに近いですね。
スピン系をもっと良くしたい、フラットのスピードを上げたいとか、
要求があって選ぶストリングではないです。
色んなサーブを打つのでどれかに特化して欲しくない、でも球持ちも良く打感が柔らかめという、オールマイティな性能、柔らかさを求める方向けですね。
どんなラケットにオススメ?
まずはT-fight RS305に張った感想
RS305自体癖がなく、エーテルも癖がないので
何でもそつなくこなす組み合わせでした。
試合でも使いましたがブラックコード、ポリツアーレブを張っていた時の
もう少しここがなあ・・・という点はなく、
良いなら良い、悪いなら悪いと癖のない組み合わせで個人的には好きでした。
ブラックコードのビヨンビヨンになっている感覚も好きですが、
エーテルは1か月弱たっても同じ感覚でできるので、
感覚を含めてコスパもかなり良いなと感じます。
組み合わせでオススメのラケット
個人的には黄金スペック、その中でもSX300ですね。
他のスペックだとG360+ラジカルです。
色の組み合わせが・・・・
すごいことになりますね笑
癖のないストリングなので柔らかい打感を求めて使うならどのラケットにも正直合います。
個人的にはカンカンした弾きの強い硬さが苦手で、消したい派のためこの2つにしました。
ラケットの硬さを消したい時にこのストリングはかなりおすすめです。
まとめ
柔らかく、癖がなく使いやすいストリングでした。
よりスピンがかなりかかるとか、よりスピードがでるとかはなく、
突出した性能は感じませんでした。
しかしポリによくある使用感の変化はほとんどなく、
エーテルの良さは
使いやすさがずっと続くことだと思います。
筆者は仕事と育児が忙しくて週一テニスが基本のため、この変化の少なさは助かりました。
感覚が狂うことなくテニスができるので週一テニスが基本の方でもオススメのポリガットでした。
また2か月目まで使ってみて感想を更新したいと思います。
3ヶ月程度使用しました。
2ヶ月に入っても使用感は変わらなかったです。
しかし3ヶ月目が近づいてくると徐々にビヨンビヨンになってくる感触です。
長く使えて切れなければコスト的には良いです。
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