記事のポイント
・現行の18×20は昔よりかなり使いやすい
・安定しているので練習より試合向き
・16×19で飛びすぎて抑えれない方におすすめ!
※追記:2022/5/4にリライトしました
現代テニスラケットで主流なのは16×19ですね。
ブレードやプレステージのようにシリーズの中に18×20のラケットはありますが、
そこまで人気がないのは事実です。
しかし今の飛ぶラケットでしっくりこない方にはオススメの選択肢の可能性があります。
僕は元々リキッドメタル、マイクロジェル ラジカルmpを使っていたので慣れていましたが、
友人からすると昔使ったラケットがプレステージmpで18×20は板の印象があって使い辛そう、体力的に辛そうという話でした。
友人に使ってもらうと気にせずに振れて好感触な返答がありました。
しっかり使ってみると振ってもボールがおさまるので試合で緊張で力が強すぎてふかしても入ってくれるので良さというのはしっかりあります。
試合球で多く使われているダンロップフォートは潰れやすく、飛びやすく、失速しやすい印象があります。
オムニ×フォートは失速しやすい組み合わせですね。
なのでピュアドライブ、ピュアアエロ、vcoreのように黄金スペックというパワーのあるラケットだと、ショットを決めやすいので人気が出ているのでしょうね。
しかし飛びすぎてしまうという方は一定数はおられると思います。
そういった方は18×20を使ってみるのも良いかと思います。
では3点あげていきたいと思います。
球を持ち上げた時にふかさない
よく18×20のラケットはスピンがかからないので難しいと言われますが、それは昔の話で現行ラケットは十分にスピンかかります。
昔のラケットの18×20より、現行ラケットの18×20の方がストリングパターンが粗くなっています。
個人的な感想としては、
昔の18×20:ボールを潰しやすく、潰せたらスピンをかけやすい(=しっかり潰せなかったら抜ける)
今の18×20:ボールの潰しやすさが残りつつ、ストリングパターンが粗いおかげで潰せなくてもストリングが動いてスピンはある程度かかる(=アシストがあるので昔より楽)
前に僕が使っていたグラフィン360+ プレステージmpも18×20ですがしっかりボールも持ち上がり、ボールを潰してスピンをかけれるので特別かからないという印象はありません。
リキッドメタルの物と比べるとストリングパターンが結構粗くなっていました。
フェイスサイズがリキッドメタル時代は95平方インチで現行は98だからかもしれませんが…
さすがにピュアドライブVSと比べるとスピン量は減っている感じがありますし弾道が低くなりますが、
スピンがかかっていないわけではなくエッグボールも問題なく打てるのでゴリゴリスピンを求めない限りは18×20でも全然使えます。
また飛びの面では16×19よりも飛ばないので、低い球を持ち上げたりしたときの暴発の心配がないので、
球が低くなりやすいオムニコートではかなり武器になります。
オムニで低いボールを暴発しまくっている人は一度試してみるのも良いかと思います。
グラビティプロ、vcore pro2021、ブレードは18×20のパターンでも使いやすいと感じました。
アシスト面を含めると上記3本の方はかなりとっつきやすいラケットになっています。
重い球にも打ち負けない
次に重い球にも打ち負けないということです。
18×20のラケットって面ブレがほとんどありません。なので相手がどんな球を打ってきても面圧の高さでボールを潰し返せるのでラリーでも暴発の心配がないんですよね。
高身長の人とやったことある方はこの感覚がわかると思いますが、僕の友人で一人身長188cmの体重90kgの人がいるんですけど打ち合うと普通にパワー負けしてボールを抑えきれないんです。
ラリーしてもボールが上に弾かれる感覚で飛んでいくような感じですね笑
ボールは速いという感じはなく普通なんですが打った瞬間ボールが暴れるというか重たい感じがきて返そうにも勝手にラケットからふかした感じででていくんです笑
一度16×19のラケットにおもりを貼ってラリーしましたがそれでもそのボールを潰しきれなくて暴発もありました。
しかし18×20のプレステージmpを使うとラケット自体にも重みがありますが面圧の高さでブレることなく返球ができました。
しんどかったですけど18×20だと重いボールもしっかり返せるので、パワーの意味合いが変わりますがボールを抑え込めるパワーが欲しい人にはおすすめです。
後ビックサーバー相手のリターンでも結構楽ですね。フラットで打ち込まれてもふかすことなく返せるのでボールのまとまりが出てかなり楽です。
18×20の最大の良さは面圧によるボールの潰しやすさだと思います。
重い球でも面圧で潰れてくれるので、面ブレを感じにくいため安心感があります。
ラケットをそこまで荷重しなくてもボールが潰れるのでスイングウェイトを変えてたくない方にも良い点です。
試合向き
これは個人差があると思います。
練習では打ててるのに試合では打てない人の種類の中の一つになりますが、
練習では死んだ球でも生きた球でもしっかり振るので16×19でもボールが潰せてまとまったボールが打てるんですね。
でも試合になると緊張や力みでいつもとは違うスイングでボールをふかしたりもあると思います。
そんな時に18×20のラケットを使っておくと、ある程度は飛び、力んでもストリングパターンのおかげで飛びすぎないのでなんとかなるんですよ笑
硬いと感じるかもしれませんがこの安定感は試合ではかなり助かり、安心して振っていけるのはかなり大きいと思います。
飛ばなさが練習ではしんどいかもしれませんが試合では飛ばないことが安心感に繋がる場合もありますので悩んでいる方は是非とも18×20を使って見てください。
筆者は元々18×19を使っていたのもありますが、
18×20のラケットの試合の時の安心感はかなりあります。
振れば振るほどボールが潰れてくれるので、
怖がらずに振れるというかなりのアドバンテージを得ることができます。
まとめ
18×20のラケットは現代ではかなりハードルが下がっています。
アシストもあり、ボールも潰しやすいと個人的にはオススメのストリングパターンです。
上級者向けと思ってしまいがちですが、グラビティプロのように中級者の方から使える18×20のラケットも出ています。
今のテニスでボールが潰れない、飛びすぎると悩んでいる方は是非ともお試しください。
余談ですがこの前使わさせていただきましたが、新作のVCORE proの18×20のモデルはメチャクチャ良かったです。
色は好みが分かれますが柔らかさと面圧の高さが共存しており、低い弾道でラリーができました。
それではここまで読んでいただきありがとうございました。
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